For the French version, click here.     



フランス語通訳 小林新樹  


Le Monde の経済記事を精読
APEF青山フランス語プロフェショナルコースに入試無しの短期集中講座 (Zoom) があり、Le Monde から経済関係の記事を選んで精読しています。次回は2024年2月より。

 教材の紹介

神戸のアミティエ外国語教室でも、月一回のペースで精読授業 (Zoom) を担当しています。


仏仏辞典を引くのが良いと知ってはいるけれど
ついつい仏和辞典で済ませてしまう... c'est humain, trop humain ですが、敢えて仏仏辞典を引くことの意義を具体例で解説。

industriel, social, santé, numérisation
専門用語の場合、基本的に日仏語の間で一対一の対応があり、その意味では簡単です。それに比して一般的な単語は、文脈次第で全く異る訳し方をせねばならないことがあります。その度合の著しいものを拾ってみました。

L'imaginaire をどう訳す?
名詞 imaginaire に出会う度に困惑する。一念発起して考察してみました。

長期金利って一体どう決まるの?
『日経』で、「長期金利が上昇 (債券価格は下落)」とあるのを見て不思議に思ったことは無いだろうか。しかしこれを理解しないと、いつまで経っても長期金利の話は素通りするしかない。そこで不肖小林が解説を試みた。

たかが文法、されど文法...
Si の如き重要な単語について、辞書により捉え方が異る!

iPad 活用法
辞書、古典、仕事の資料、単語帳... 何でも入れて持ち出せます。

過去・現在・未来を駆ける幻想小説 Djinn
第一章では直接法現在のみ、第二章では過去形が加わり... という教科書的構造にも拘わらず、非常に魅力的な短編小説で、文法を一通り学習した人が、時制や法の復習を兼ねて読むのにぴったり。残念ながら、日本の仏語教育では殆ど活用されていないらしいのでご紹介。

日本語力を上げるにはどうすれば?
とサイマル・アカデミーの生徒さんに詰め寄られました。丸谷才一の『文章読本』に名文を読めと書いてあります。

会話レッスンの効果的活用法
ヒアリングの練習は、Podcast で好きなだけできる時代です。フランス人の個人授業を受ける際、高い料金を払って相手に喋らせていてはダメです...

テーマの理解に役立つ単語帳作成法
専門用語を単にアルファベット順に並べるのでなく、意味上の相互関係を反映する形で並べ替えていく内に、テーマに関する理解が深まります。

自家製単語帳を公開
今まで蓄積してきた専門用語の知識... と言うのもおこがましいとは思うのですが、自分でリスクを負ってでも参考にしたいという方に、自家製単語帳のコピーを提供します。

あてもなき夢想に耽らぬ人やある
.....
Quel esprit ne bat la campagne ?
Qui ne fait châteaux en Espagne ?
Picrochole, Pyrrhus, la laitière, enfin tous,
Autant les sages que les fous,
Chacun songe en veillant; il n'est rien de plus doux :
Une flatteuse erreur emporte alors nos âmes;
Tout le bien du monde est à nous,
Tous les honneurs, toutes les femmes.
Quand je suis seul, je fais aux plus braves un défi;
Je m'écarte, je vais détrôner le Sophi;
On m'élit roi, mon peuple m'aime;
Les diadèmes vont sur ma tête pleuvant;
Quelque accident fait-il que je rentre en moi-même,
Je suis Gros-Jean comme devant.
実現のあてもない夢想に耽らぬ人がいようか。
スペインに我が城を築くなどと、
途方もない夢を見ぬ者がいようか。
伝説の人物も乳搾りの女も、賢者も狂人も。
白昼夢ほど心地良いものは無い。
この世の財宝も名誉も女性も、
全て我がもの。
どんな勇者にも負けず、
私は王位に就き、民に愛され、
世界中の王冠が我が手に転がり込む。
ふと我に返れば、
やっぱりただの間抜け。

(Jean de La Fontaine : La Laitière et le pot au lait より。訳文は岩波文庫版、今野一雄訳を自由に翻案)

でもフランス語と関係の無いブログです。


連絡先:kbys@muse.dti.ne.jp


履歴・実績