'96/08/28更新
・ "The Door into Summer" 「夏への扉」...Robert A. Heinlein (1956)
・ "Star Wars and other stories" 『スターウォーズ』シリーズ...Geroge Lucas etc.(1977〜)
・ "Braderunner2" 『ブレードランナー2』・・・K.W.jeter(1995)
私は、この話が大好きで、何故かと考えると、それは護民官ピートが夏への扉を探すオープニングだったり、だれることのない話の展開だったり、ネタばれになってしまうから書けないけれども、にやりとするようなエンディングだったりします。
読んでいても気分が落ち込むことはなく、未来に希望が持てるような、この話は大好きです。
実は"Star Wars""Empire Strikes Back""Return of Jedi"の三部作をいずれも映画館で観ていないのです。どうやら私には、「映画を観たい時期」と「ほとんど映画を見ない時期」というのがあって、三本ともその時期に公開されてしまったもので・・・。
そのかわりに、ノベライズについてはロードショー前後にいずれも読んでいたりします。
何故か?
答えは「小説のほうも面白かったから。」
このStar Warsのノベライズは、著者がジョージルーカス、翻訳者がSF作家でもある野田昌宏さんと、当時小学生→中学生だった私の好奇心を見事に刺激してくれました。
ビジュアルとしてのルーク、レイア、ハン、チュウイやダースベイダー、およびC3PO、R2D2、ミレニアムファルコン、x-ウイング、デススターはちまたに溢れていましたので、そのイメージが文章の力を借りて頭の中で動きまわり、映画『スターウォーズ』とは別の小説「スターウォーズ」を作り上げてしまったのだと思います。
ですので、映画が一段落しても続いている小説世界のルーク達の物語は、いまだに私のお気に入りです。
まあ、書き手がいろいろいるので、話としての当たり外れはあるものの、ルーク達はいまだに活躍しつづけています。
おまけ
私の知っている、邦訳のある関連小説のリストをおまけでつけておきます。
ついに邦訳が刊行された『ブレードランナー2』。
これは、リドリースコット監督の映画『ブレードランナー』の続編で、同監督がいずれ監督するであろうと言われている話の原作となる小説です。
物語は、映画『ブレードランナー』のラストから約一年後、前作映画での謎のひとつ、「六人目のレプリカント」を追うために、死にゆくレイチェルと残り少ない日々を過ごしているデッカードが呼び出されるところから始まります。
内容に関しては、映画化された際のお楽しみにかなり触れることになってしまうのでここでは話せませんが、映画化に際しては、悪酔いしそうな程の悪夢を見せてくれることを期待しています。
映画『ブレードランナー』の中で、ブライアント警視がデッカードに仕事の依頼をする際に「六人のレプリカントが地球に戻ってきた。」と言う話をする。しかし、その直後の説明で、 「一人がタイレル社に侵入しようとして破壊され、4人が逃亡中。」と言う。残り一人については、ファンの間でいろいろな説が出て、『ブレードランナー』の中の謎の一つと言われていた。
Kaname (E-mail address: CXE04355@niftyserve.or.jp、 kaname_miguchi@goo.jp)