'96/07/07更新
・ "12 Monkeys"『12モンキース』('95)
・ "Twister"『ツイスター』('96)
時を越える映画というのは、どうしてみんなこう切ないのでしょう? 過去をやり直すことができれば、何でもできる。一見そう思えるのですが、時間というものは人間に特殊な感情を抱かせるものなのでしょうか?
『ある日どこかで』『ファイナルカウントダウン』『戦国自衛隊』そして『バンデットQ』。
『ジュマンジ』や『バックトゥザフューチャー』でさえもそういう側面を持ってしまう。
とても切ない映画でした。
映画を観られた方はネタバレ編もどうぞ!!
とにかく勢いのある映画です。オープニングのイントロダクションの部分はやや控え目ですが、それ以降は、まさに『スピード』タッチ(!!)で話がどんどん展開していきます。そして、それをつなぐために何度か 出てくる空撮のシーン!! これは絶対ヤン・デ・ボンがこういう風にゴジラを撮りたかったのでは!! と思えるショットで、それを考えると『ゴジラ』の監督の降板はとっても残念なことです。
あと、主人公の夫役のビルパクストンは『ストリートオブファイア』のバーテン、『エイリアン2』の海兵隊員、『アポロ13』の宇宙飛行士などのちょっと目立つ脇役的な役から、ついに主役クラスで出てきましたね。それにしてもこの役はとてもあっていると思いました。
また、主役のヘレンハントは役柄ゆえかちょっとサンドラブロックっぽいなと感じました。ああいうキャラクターがヤンデボン好みなのかな?
そして『スピード』組から、二人、バスの乗客が結構いい役で出ていましたね。前の役がどちらかと言うとトラブルメーカーだったのに対し、今度はその逆。こういうのを観ると、何かいいなあと感じてしまいますね。
・おまけ
私の中では「アトラクションムービー」(テーマパークのアトラクションのように、そこに居合わせた人全員がわ〜きゃ〜と言うスリルを同時に体験して楽しむ映画)と分類される映画がまた出来ました。
『ジュラシックパーク』『ジュマンジ』なんかがこの類の映画で、こういう映画は混んでる時に観るのが一番!! こういう同時体験を楽しむ映画は後味がとってもいいから、私は好きです。
(以上'96/07/07記)
Kaname (E-mail address: CXE04355@niftyserve.or.jp、 kaname_miguchi@goo.jp)