'96/07/02更新
・ ぶんかむら ル・シネマ...渋谷
('96/06/20)
・ 文芸座...池袋
(96/07/01)
・ 日本劇場...有楽町
(96/07/02)
('96/06/20)
この映画館って、とても好きなんですよね。スクリーンのサイズはそこそこ、映画館のサイズもそこそこなんだけど、席の間がゆったりしているし、館自体はとてもきれい、館員の対応も丁寧だし、とても気分が良い。そのうえ、毎回整理券を配ってくれるから、映画が始まる前に余裕を持って食事や買い物が出来る。さらにロビーが出入り自由だから、整理券をもらって、ロビーのカウンターで軽く食事を取って、それで間があいてもどこかで時間を潰せるし。最近は行っていないのでどうなっているか判らないけど、クロワッサンとコーヒーの組み合わせが私のお気に入りメニューだったりします。(もしかしたら、クロワッサンじゃなくてサンドイッチだったかな?)
そして、ここで観た映画の思い出。
初めて観たのは、『二人のヴェロニカ』だったと思う。すっかり映画と映画館が気にいって満足した後、映画館を出る時にも少し想い出が。
映画は最終回だったので、出口は一ヶ所を除いて開いていず、その出口へとむかう。
初めての映画館なのでどこが出口だか判らないし、ちょっと歩いても、建物からは出られずに、あたりは真っ暗なまま。進んで行くとふと、雨音が聞こえたような気がした。
けどあたりは真っ暗。そこからもう少し進んで行くと自分のいる場所に気付いた。
もう自分の目の前は表で、なのに何故かどこにも電気はついていなくて人通りもなかった。表に出ると暗闇と静けさの中に、しとしと雨が降っていた。完全に映画と同化したその世界に絶句した記憶があります。
そして、『アデルの恋の物語』。これは当時映画館でもビデオでも観る事のできなかった時で、その日一日限りの上映と言う状況でしたので、朝から長蛇の列でした。しかし、並んだ甲斐があって、トリュフォーの元奥さんのスピーチは聞けたし、生まれて始めて映画館で知り合いをみかける(しかも、それが当時好きだった娘と、その彼氏だなんて言う)貴重な体験もできました。
他には、トリコロール三部作とか、『突然炎の如く』とか『鬼火』などかな。
('96/07/01)
もう、都内でも数少なくなった名画座の一つ。主に洋画を取り扱っているのが文芸座、邦画および一部アジア映画を取り扱っているのが文芸座2。(今回は基本的に文芸座の方のみの紹介となります。)
しばらく足を向けていなかったので知らなかったのですが、現在の料金は普通は一般当日\1,500-で二本立て、大抵はロードショー落ちして半年程度のものを上映しています。
ですから、割とメジャーな映画で、「あ、ちょっとロードショー見逃しちゃった。」なんてものがあった時にチェックしておくと、その映画がかかる事があるので便利です。場所はちょっと判りずらい所にあるので注意しましょう。
さて、基本的にはそういうものが多いのですが、たまに特集を組んでの上映も行っています。 私が初めて文芸座に行ったのもそんな特集上映のうちのひとつ、『世界SF特撮映画大会』が、たまたま招待券を入手した時にかかっていた頃でありました。もう、17年も前の中学生の頃。 その時のパンフレットには、ウッディアレンの『スリーパー』から、『未来惑星ザルドス』『キングコング』『博士の異常な愛情』『タワーリングインフェルノ』『ミクロの決死圏』そして『むく犬ディグビー』なんかが上映されていた事が書いてあります。 そんな中で、私が観にいったのは、『ミクロの決死圏』と他一本だったように思います。そして、それ以来(家が近かったせいもあって)中学生時代の私のお気に入りの映画館となり、例えば『ミッドナイトエクスプレス』と『新・明日にむかって撃て』の2本立てとか・・・、まあいろいろ観に行ったものです。
おまけ・・・文芸座2
本当は、おまけで書くだなんて「とんでもない!」というぐらいの凝った特集上映の多い映画館なのですが、残念ながら私はほとんど行ったことがない! ふと思い返してみても、覚えているのは『グリーンレクイエム』と『り・ぼ・ん』の2本立てくらいなのです。ここの映画館が好きな方、ごめんなさい!!
さらにおまけ・・・文芸座チケットセンター
この2つの映画館の前売券や回数券、さらにロードショーものの前売り券などを置いているのがこのチケットセンターです。 さらに、ここには映画のパンフレット各種や関連本などが置いてあり、たまに行くと「あ、こんなのがある!」なんて買っちゃったりします。 前売りに関しても、結構幅広く早くから取り扱ってくれる方なので、たまに利用します。
('96/07/02)
旧日劇の跡地にできた、マリオンビルの11階にあるのが、この日本劇場、東宝系洋画ロードショー上映館です。ぴあや東京ウォーカーでも、たしか劇場別上映内容を掲載している欄の一番はじめにあるのが、この映画館だと思います。
座席数は1,000とちょっと、スクリーンに向かって奥行き方向に長い割に、後ろのほうでもしっかりスクリーンが見えるのは、席が若干詰まりぎみなせいでしょうか。
この映画館で観て、大正解だと思ったのが、『ジュラシックパーク』。
みんなできゃーきゃー言いながら楽しめる、テーマパークのアトラクションのようなこの映画は、広いスクリーンとぎっしり詰まった人の中で、思い切り楽しむ事が出来ました。今年の夏の映画だと『ツイスター』がそのタイプの映画かな。
そんな感じで、ロードショー館の中でも、お気に入りのこの館なので、ここで観た映画は本当に数知れず。例えば、『ゴーストバスターズ』。映画の日にロードショーを半額で観れるようになったのがちょうどこの頃で、ただでさえ人気があったこの映画がさらに混雑状態で立ち見をしたような気もします。
Kaname (E-mail address: CXE04355@niftyserve.or.jp、 kaname_miguchi@goo.jp)