コンサルティング会社の入社試験問題等でよく使われる、フェルミ推定。
試験問題の例
・美容室で1ヶ月で捨てられる髪毛の本数は何本か?
・日本の沿岸にある砂浜の砂の量は何トン?
など、答えを出すことが解りにくい、もしくは正解が存在しないことに対して、推論して仮説を立てることをフェルミ推定と言いいます。
フェルミ推定のフェルミとは、物理学者のエンリコ・フェルミにちなんでいます。
フェルミは、上記のような難問を、友人や知人にいつも質問をしていたようです。
上記の美容室の1ヶ月で捨てられる髪の毛の本数は何本か?という問いに対してフェルミ推定で答えるなら
@一般的な頭髪は10万本、一来店で切る本数は20万本とする
A1ヶ月に来店する客数は小型サロンで200人〜300人とする
B美容師が、髪の長さを調整する為に、髪切る回数3回とする
答えは
20万本×200人×3回=1億2000万本
となります。
フェルミ推定は、研修においても抜群の力を発揮し、難しい質問を投げかけられた時に、「解りません」では無く、まず「考えてみる」という習慣をつけることができます。
|