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9月徒然

2009/ 2008/ 2007/ 2006/ 2005
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2005年9月
6 23 
道を歩いていると、前方から少年が歩いてきました。その少年の着ている服はNBAのユニフォームもどきでした。BULLSではなかったけれど番号は23でした。そう、23だったのです。23っつったらマイケ〜オ・ジョオウダァ〜ンなのです。マイケル・ジョーダンいうたら、ワシの青春。ワシの人生の発光部分。ワシの青い春でした。本当に、心底、根こそぎ、完全に、ジョーダンに惚れちょりました。宇宙人に誘拐してもらって、人体改造されて、日本人初NBA選手になって、ジョーダンに勝ちたいと思っておりました。おーまーがー!って言わせたいと思っていました。しかし、ジョーダンは引退し、ワシはバスケットを正式に習った事がなく、宇宙人はとうとうワシの前に現れず(9月24日現在)この妄想はもろくも崩れ去ってしまったのですが・・・。

衛星放送が開始されたと同時にNBAの放送も始まったと思うです。でも、人気がないからか国営だからか、日本人の解説者が登場するその日本のスタジオは、すっげしょぼくて、全体的に暗い雰囲気だったです。更に最初ワシは、スーパースターであるMJを好まなかったのだけれど(ちなみにその頃はレイカーズファンだった)彼のプレイを目にすると、もう、MJしか目に入らなくなっていくのです。気に入らん。とか思っていたのに、気が付いたら大好きになっていたのです。本当にエアージョーダンなのです。空中で三人交わしゴールを決めるのです。ジョーダンを止めるには四人必要なくらいなのです。バスケットは5vs5でするスポーツだから、ジョーダン一人に四人がついたら、もうアカンです。三人ついても既にアカンのです。それでも、でも、三人使ってもジョーダンを止めねばならないのです。ちなみに、ダブルチーム(一人に二人がディフェンス)はジョーダン相手だと、普通の事なのです。う〜〜〜ん。本当に凄い人だ・・・。
一枚の写真が印象に残っています。それはMJの後ろ姿なのだけど、試合中のほんの一瞬の隙だと思う。彼はやや右方を向き、腰に両手を軽く添えているだけなのだけど、その背には23とJORDANの文字が・・・・・・
ただそれだけなのです。背景は焦点が合っていなくぼやけていて、在るのはMJと23とJORDANのみ・・・・・・
神に一番近い男の背中です。もの凄いオーラです。ゾクリとするです。しっかし、ジョーダンは凄いのは分かるけど、その一枚を撮った人も賞賛したい。もう二度と観なくても、鮮明に頭の中で描き出せる写真のひとつです。

そうそう。暗い雰囲気のその番組(試合は勿論大盛り上がりだけども)に「ジョーダンが好きじゃあああ!」と手紙を書いて出したのです(友人も家族もNBAに興味というか存在すら知らんかったから、話す相手が居なかったのですじゃ)そしたらば、後日番組内にて実名込みで放送されてしまいやがりました。しょーもないワシ感想つかただのラブラブ話を、いい年したおじさん連中に読まれてしまうとは、彼らが哀れになりました。プロデューサーはナニを考えてたんだろうか・・・。でも、嬉しかったのも事実。そして、心配したのも現実。・・・誰も感想やら何やらを出さないんかい!と・・・。NBA放送大丈夫?打ち切りにならないかい?と、本当に心配したです。でも、放送から二年後くらいから、NBAの人気が出だして、更に、スタジオがだんだん豪華になっていって、きらびやかな作りになっていって、とうとうファイナル時に現地のスタジアムで解説したし。これならばNBA放送の打ち切りはないと、安心したもんです。だけれど、相変わらず感想みたいなモンが来ていないのか、それから視聴者の手紙を読まれる事はなかったです。少なくともワシは知らない。結局、ワシが一枚出したっきりだったのだろうか。うーむ。
ちなみに、姉はNHLのファンで、彼女は絵が得意で、当時の有名チームのユニフォームを着た四・五人を描いて番組に送ったらば、後日、その絵が拡大され、しかも大事そうに透明なファイルに入れられ、やはりおじさん連中が嬉しそうに楽しそうにその絵を褒めていました。姉は「そこまでせんでも・・・」と、まさか放送されると、それもイラストを国営の電波に乗せられると(ワシと同じく)思っていなかったので、かなりショックを受けていました。

最近のNBA。たまに見るけど、凄いプレイは多いけど、う〜ん。なんか、野暮ったく見えてしまう。動きがトロイというか、鈍いというか。身長が二メートルくらいある人々ばかりなので、多少鈍いのは当たり前なのだけど・・・、ジョーダンが凄すぎたのかな?一応彼も198cm(ちなみに公式で発表。しかしNBAの選手はほとんど皆5cmサバをよんでるらしい。それが本当ならジョーダンの身長は193cm)だから、決して小さくはないのだけどな・・・。
当時のNBAのDVD出らんかな。いや、出ている筈だ。ファイナルは、きっと。でも超高そう・・・
9/25
6 今更・・・ 
たまごっちプラス何とか、を、買ったとです。どうしてこの歳になってたまごっちをせねばならないのか、分からないとです。魔が差したとです。こっちが忙しい時にピーピー泣いて、暇な時には眠っているとです。非常に苛立たせてくれるとです。しかし、一番最初のブームの時、結局手に入れる事が出来なかったので、今回育てる事になり、やや嬉しいとです。ちょっとワクワクしとるとです。なんでヒロシ口調なのか分からないとです。
それでもやはり小さい画面はキライとです。だからPSポータブルなど、興味も購買欲もないとです。ええ、決して。ファイナルファンタジー7を見たいとか、全然思っていないとです。・・・FF7は面白かったなぁ。かなりはまったなぁ。ちょこぼレースに特にはまったとです。その為に世界中走り回ってちょこぼを集めたとです。うっ。すっげしたくなった。今一度、やるか?戦闘時間の長さと画像の荒さに耐えられるか?しかし一番の心配は、マイPSがブチ壊け寸前だという事です。ペルソナしてたら、ジョー○ー線の終了後、勝手に電源が落ちたとです。それも二度・・・。それ以来五分毎にセーブをするとです。楽しみの筈のゲームがちょびっと辛いとです。PCもPSもギリギリの限界状態で、いつ落ちてもおかしくないとです。ワシから怪電波でも出てるかもしれないとです。
9/24
6 ドナチアン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド(此処ではマルキさん) 
しつこく図書館から借りた本話ですが、世界で初めてマルキさんの全集を刊行したとかいうジャン=ジャック・ポーヴェールさん著(ちなみに刊行した時二十歳だったらしい)の「サド侯爵の生涯I」を読んだ。のですが・・・、読む。言うても、パラパラとしか読めない。んだなコレが!難解な訳じゃなく、残された手紙とか資料とかの事実をちょっと踏み込んで書いているだけで、文章に魅力を感じる事が出来なくて、結局・・・読めなかった。淡々としていると言うか話が前後するようだと言うか、とにかく、やっぱり、難解だったのか?ガーン!でも、興味深い話もちらちらありました。
手元にないからいい加減な記憶からですが「サド侯は、母の胎内から生まれてきた時、右手に鞭を左手に悪徳の本を持っていた訳ではない」とかいうのだけども、文面が冷静なだけにかなり笑えました。そらそーだ。とは思うけども、是非ッ手に持って生まれてきて欲しいとも思うです。実際、少なからず先天的な何か・・・があっただろうとは思うけど、残されたマルキさんの手紙とかを読むと、すっごい普通の人っぽく思えてしまったです。
普通と言っても、思ったよりも普通というレベルなのです。あんなぶっ飛んだ世界を作り上げた人っぽくない。奥さんへの手紙も愛情あって感謝とか凄くしてて・・・。しかし、実は奥さんよりも、妻の実の妹と大恋愛をしたらしいのです。結局反対にあって、あまり美しくない今の妻と結婚する事になったらしい。うーむ。であります。また、奥さんとそのお母さん、姑ですな、その二人が凄くパワーのある人で、マルキさんはいつも何かしらのプレッシャーに苛まれていた。らしいです。うーむ。色々な事が少しだけ納得。

「お菓子や紙をありがとう」と奥さんに手紙で送ってたマルキさんが書いた「悪徳の栄え」ですが、成り上がり話としては面白い。かな?罪悪感とか同情心とか一切ないニンゲンの犯罪なので、退屈で一本調子に思えてしまうけども、行っている内容は凄まじいです。こういう小説って文学・・・なのかな?怖いもの見たさで、マルキさん本の中のマルキさん行為(うーん、ややこしい)を読みたいというのは、あるけども、それよりも、そういう残虐行為を行う心理を知りたいです。心理いうか経緯。それが全くナイ。ように思うです。そら、色々と考えさせられる事はいーっぱいあるけども、犯行だけに注目すれば、恐ろしい・・・で終わってしまうです。何故、残酷な行為が快楽に繋がるのかが知りたいのにっ。残念っ。
しっかしワシは自分の感受性の衰えぶりをまざまざと見せつけられたです。数年前はマルキさん本を読んで、マジ気分が悪くなったけど、今でも楽しい気分はしないけど結構平気になった(平常心ではいられないです。相変わらず眉にシワ寄るし食欲はなくすです)ようです。荒唐無稽な話だからかな?それとも単に慣れたのかな?・・・慣れたと思いたくない。慣れたくない!慣れていない!おおの〜。

実は一番気になったのが当時の貨幣価値。日本円で、はうまっち?リーヴルやフランやゼッキーやエキュやルイ・・・幾らなのかなぁ?すっごい気になるです。そのくらい頻繁にお金云々が話に出るです。「5万エキュの指輪を差し上げるわ」とか言ってもさぁ、チンプンカンプン。ワシ的には一千万円くらい・・・かなぁ?とか勝手に思ったりしたけども。百万とかだったらちょっと「え?そんなもん?」だ。値段によってその言葉のイメージも変わるから、非常に気になるです。ウ〜ム。こうなったら歴史から勉強せねば。しかし当時の貨幣の価値って安定していたのかな?数ヶ月とかですっごい変動しそうだ。
あともう一つ気になったのがあるのだがそれは「ムチウチ」・・・なのです。交通事故にあって首に白くてぶっといの巻くアレじゃないですぞ。鞭を持ってペンペンと叩くアレなのです。今の時代のワシから見ればサドと呼ばれるような人々(この場合ジュリエットとか)も、打たれる側になるのです。それ以上に犠牲者に打つけども、自分もかなり酷い目にあうのです。・・・何故?でも、現代の残虐性を持つ犯罪者とか快楽殺人者とか、全員でないにしろ、自分も痛みのようなものを受ける立場を望んだり実行したりしている者も居る。らしい。・・・サディストって分からんです。以前はマゾのが分からなかったけど、サドも謎。考えれば考える程単純にちょっとオカシイ・・・かな?とか思ってしまうのは無理なかろうて。オカシイで済ませたくないのになぁ。

ム!今、訳者後書きを読んで知った。ワシが読んだのは圧縮版だ。もっとずっと長〜い話なんだ。なーんだ。そっかー。・・・だからといって長〜い版を読む気はしないです。面白いのだけど、やっぱちょっと色んな意味で読むのがキツイです。とは言え、小説内の死を含む残虐行為を除いた性的部分(よーするにスケベーな部分)って、現代のそーいう部分より幼稚に見えるから怖い。ジュリエットからすれば「洗練された」のかもですが、かなり異常事態だと思うです。い、いや、洗練されなくなったのかな?
何にしろマルキさんからすれば性的部分は意味ナイのかも。・・・いや、独特のこだわりがあるようにも思う。小説内で頻繁に裸が出るのだけども、男女も子供も老人も、全裸!今の感覚からいくと、なんというか、健康的ッぽい気がしませんくぁ?等しくすっぽんぽんって潔いよな。でもマルキさんの生きた時代って全裸って、かーなーりケシカラン事だったんだと思われるです。だから全裸なのですな。

で、今、すっごく興味があるのが、マルキさんを現代に連れてきてオリンピックの競技とか見せたらどんな反応するんだろうか?って事です。驚くだろうか喜ぶだろうか悲しむだろうかもっと深遠な悪徳に染まるんだろうか・・・謎だ。そんな事を言い出したら映画とか本とかでもそうですな。コンビニなどでスケベ本が童話本と並んであるとか知ったら、嘆いたりして・・・。ちなみにオリンピック競技がスケベーだとは(ましてやサディスティック・・・はアリかな?)思わないですぞ。ただ、短距離の服装やフィギアスケートのペアとか体操とか・・・さ、見事な肉体で見事な技で見事な精神を見てしまうから、全然いやらしく思わないけど。結構キワドイ服装とかしてるですよね?でも、二百年前のマルキさんと言わず、五十年前の人でもビックリしそうだな。うーん。世界の祭典オリンピックを観戦し、驚き戦き慌てるマルキさん、を、見てみたい。でも、全く違う事に感動したり驚きそうだ。クーラーとか。携帯電話とか。スペースシャトルとか。いわゆる電化製品ばかりだけど・・・そりゃ驚くよな。悪徳の栄えどころじゃないな・・・ちぇっ。ドラ○もんが連れてきてくれないかなぁ。

総括。「悪徳の栄え」ですが「ソドムとゴモラ」に比べれば、普通に読めたです。物語の流れもあって、主人公の成り上がり、は、面白かったと言えるです。ただ、小説内の残虐行為とそれによる快楽が、ちょっと、もう、異常。想像した事のないような事が出るわ出るわ・・・。暫くの間食欲も元気もやる気も失せるのは間違いなしです。
9/21
6 旅するPC 
木曜日かな?14日くらい?マイPCがまたまたワシに反乱を起こしたのであります。起動する事を拒みやがったのであります。でも実はその前に、ココでは語らなかったですが、7月くらいに、マイPCがお亡くなりになったのです。これは完全に壊れてしまい(2つあったうちの1つのハードディスクを中心にマザーボードからCPUまでオサラバでした・・・)んで、ボーナスを注ぎ込んでかなりすンげえPCになったのだけども・・・。数日前に、電源を入れてもPC自体が起動しないという訳分からん状態に陥りました。でも、この話をアップロードしているのが証明になるですが、一応元通りにはなったです。えかったえかった。
けれどもしかし、かなり動揺してしまい大騒ぎし、今日、友人を巻き添えにして、ミドルサイズのタワーを小さな台車に乗せ、歩き、タクシーに乗り、電車に乗り、えっちらおっちらと日本最大の電気街へと持っていったのですが、ほとんど友人に引かせたという極道ワシ。すまんのぅ。そしてありがとぅ。んで、悪い所を調べてもらったのですが、特に何かが壊れたという訳でもなく、結果、無事PCは起動しました。ちなみにそれは友人がカンタンに調べた結果と同様で、理由は今もって不明なのです。恐らくは熱暴走か何かしらの接触異常みたいです。
丸ごとリニューアルしたのはこれで3回目くらいですが、ちょこちょこ変えてるのを入れると5〜7回くらいになるかもです。結局2年に1回何かしらの大掛かりなリニュをしてるのでした。それにしてもワシPC。本当に都合良く壊れてくれる事。ボーナス出て壊れるかフツー?それにそれに、一度PCが本当に爆発した時、それを友人に診て貰ったら「100台は診てきたけど、こんなに酷い状態のPCは初めてだ。今まで何故壊れなかったか、不思議でならない」と驚嘆しておりました。そう・・・ワシの酷い扱いに耐え、待ち、許してくれていたPCちゃん。ボーナスが出て壊れたPCちゃん。そんなPCとの出会いやお付き合いは、なんというか親近感があったんだけど、今回理由が分からず起動を拒んだこの子は、何となくお澄ましちゃんという印象を受けてたワシ。だからかな?何となく他人行儀な感じで対応してしまったせいか?今までになく高級な仕上がりだからか・・・。自慢しながら愚痴ってみましたが、いつまた起動を拒んでもおかしくないのです。本当は、心底恐れているワシ。PCが起動出来ない数日間。胸の中心に靄のような暗い嫌な塊があって、虚無感とかもあって、本気で依存してる自分を認識してそれがまた嫌になり・・・。だから、どうかもう壊れないでくだちぃ!と思うのみなのです。
とは言え、PC使用出来なかった数日間。PSゲームで遊んで、再熱して、後でまたPSゲームをする予定のワシ。なくても平気じゃん?
9/17
6 しつこく名言集 
やっぱり世界名言集からの言葉。

中原中也
こひ人よ、おまへがやさしくしてくれるのに、
私は強情だ。ゆうべもおまへと別れてのち、
酒をのみ、弱い人に毒づいた。今朝
目が覚めて、おまへのやさしさを思ひ出しながら
私は私のけがらはしさを歎(なげ)いてゐる。そして
正体もなく、今茲(ここ)に告白をする、恥もなく、
品位もなく、かといつて正直さもなく
私は私の幻想に駆られて、狂ひ廻る。


名言?ひょっとするとその本を作った人の趣味?しかし、いいよね「狂ひ廻る」いいよね!自分の身の上に降りかかると非常にイヤンですが。ゆあーんゆよーんゆあゆよーん。だったかしらん?この言葉を聞くと丸尾末広先生を思い出すワシ。完全にこの二つがシナプスで繋がっておるです。

シェイクスピア
「これがどん底だ」などと言っていられる間は、どん底にはなっていないのだ。

過ぎてかえらぬ不幸をくやむのは更に不幸を招く近道だ。

女の愛は食欲に似ている。深い心の動きからではなく、口淋しいだけのことだ。
満腹すれば、すぐいやになり、吐気を催す。


やっぱり、名言?それにシェイクスピアはあまりに「名言」が多すぎて、困った困ったなのです。ちなみにワシは「どん底だ」って思ったことがないのだけれど、それって、どん底に居るからそうなのだろうか?

メリメ
私は女の足もとに身を投げ出しました。女の手をとり、自分の涙でそれを濡らしました。 一緒に過した幸福の日の数々を、一つ一つ、思い出させようとしました。お前の気がすむならば、 いつまでも山賊でいよう、とさえ言いました。すべてを、そうです、すべてを、私はこの女にすべてを提供しました。ただ一つ、これからも私を愛してくれるならば!

「山賊」って読んでまず思ったのがファイヤーエムブレムでの2面デビルマウンテンにて登場する山賊ユニット達。斧持ってユッサユッサと揺れるあの連中。いや〜、シータの誘惑、いや、説得がないとあのゲームは面白くならないのが、やや悲しい。一体のべ何十人を誘惑、いや説得した事か・・・。

ルソー
わたしたちは、いわば、二回この世に生まれる。
一回目は存在するために、二回目は生きるために。


一回目は分かるけど・・・、二回目って・・・。ワシ、まだ二回目していないかもだ。存在してる、だけ?
・・・次々いくぜ!

夏目漱石
呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする。

ベーコン
自慢する人間は賢明な人間のあざけりの的、愚かな者の感嘆の的、取り巻きどもの偶像、自分自身への高言の奴隷である。

トオマス・マン
最も多く愛する者は、常に敗者であり、常に悩まねばならぬ。

って、まあ、当たり前ですが、もっと多くの名言が世にある訳で、色々とっても納得したり感銘受けたり驚いたり疑問に思ったりしたのでありますが。次の言葉で全てがぶっとんでしまいました。

目に見えるものでも、見えないものでも、遠くに住むものでも、近くに住むものでも、すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。

ブッダの御言葉でありまするぅ。おお・・・おお・・・。うんうん。「幸せであれ」・・・おお。
やっぱり巻末のミリ情報で「Buddha, Gautama 前564頃-前484頃。仏教の開祖。その教説は仏典の形で伝えられている」とありまするぅ。紀元前500年もの前の御言葉であられまするぅ。あくまで「〜頃」とのあやふやさが、おっそろしく古いと分かりまするぅ。
超特大ミラクル人物であろう人の言葉だと無条件で頷き心に留め身に染み渡らせようとしてしまう、ネームバリューに弱いワシであった。ワシのナノレベルの知識からですが、ブッダってば神を説いたのではなく法を説いたのでありまする。それも話してくれいとせがまれて説教したらしいのでありまする。古人曰く「説教したがるニンゲンにろくな奴は居ない」とあるです。嘘です。多分あるです。実際そうだと思うです。だけどブッダは求められて。らしい。最初は動物に話してたいらしいのでちょっと怪しい感も拭い去れないけども、怪しかろうがなんだろうが、言葉がイイなら、イイじゃん?
ちなみにワシがブッダを好きな理由は手塚先生の漫画の影響もあるけれど、ブッダの生い立ちが何より好きなのです。王位継承権を持つ人が仏門に入っちゃうんだ。救いを求めて。ぶっちゃけ、金も地位もある者が最後に要求するのは不老不死なんだろうけども、そーゆーんじゃないんだと思う。だって仏門に入ったって不老不死になれる訳じゃないからね。あくまで彼は魂に救いを求めたんだな。
そして長年の苦行や修行の末に「悟り」に辿り着くのだけども・・・。ひょっとしたら悩んで悩んで苦しんでムオーとなり過ぎて「結局人はいつか必ず老い病み死ぬ」と分かった・・・だけ?とか特大の不謹慎を思うワシ。もう分かっちゃったら今ある人生を楽しむしかない。死ぬ気はないし。死ぬ意味もなし。・・・とか?畏れ多くて口に出せないから字で書いた。つか、打った。とにかく、生きる事の意味を見つけたと言うか「悟り」という突き抜けた何かの感覚を知ったブッダが羨ましい。し、存在がありがたい。つか、実際ワシ等の血肉DNAに染み込んでいる御方様なのですな・・・。

って、散々暴言吐いたけど、当たり前だけど詳しく知らないです。ワシは王位継承権持ってないし。悟った事ないし。ましてや仏教徒でもなし。でもあくまで語り継がれた遥か昔の人だけど、本当の彼の姿は文字にしたら数文字分しか本当じゃないかもしれないけれど、それでも、好感が持てるです。流石二千年以上昔から話題になっている人だけはあるですな。
・・・仏教DNAの業かな?死後の世界とか信じる事が出来ないけれど、死んでもし誰かに会えるなら、是非会いたい御方の一人であります。そしてまいらぶりぃ達も勿論一緒に居て、木の下に集まって説法を聞くんだ。ウッシッシ。それか一緒に手を繋いで永遠の輪の中で回り続けるんだ。クラ〜クラ〜クラ〜(目が回ってる状態) ・・・って、別に「死」を待っている訳ではない。自ら死を選ぶ事はしないです。でも宗教って死が主題テーマだと思うから、ついつい言ってしまうです。いや〜、ワシもブッダに言われたんだよな「幸せであれ」と。ワシ、努力もするよ。
9/10
6 ドイツふぇち? 
以下かなり古い話題になりますが、図書館で借りた本の話です。世界名言集なる文字通り名言の本で、いくつかのニーチェの残した言葉を知れて、それだけで図書館行って良かった良かった。と思ったです。ただ、ニーチェ自身が書いた本でなく、その抜粋のみなのですが、ワシの理解力ではソレが精一杯でした。で、幾つか興味深い言葉がありまして、そりは・・・(オレンジ文字がニーチェの言葉です)

一日のはじまる早朝、清新の気がみなぎって、自分の力も曙光と共にかがやいているのに、本を読むこと−それをわたしは悪徳と呼ぶ!

うーむ。健康第一!意外だ!すっごい意外だ!でも確かにそうですな!
本は夜読めって事かなぁ?睡眠睡眠睡眠睡眠睡眠不足ッ♪になるですぅ・・・。寝る前に映画に漫画に小説を読み出すと、全部終わるまで眠れなくなるのですぅ。それに夜に目を酷使するとドライアイになるですぅ。しかし!やはり!健康に勝るものなし!

愛のなかには、つねにいくぶんかの狂気がある。しかし狂気のなかにはつねにまた、いくぶんかの理性がある。

結局どっちなんじゃい!?なのですが。よーく分かる(と思ってしまう)言葉です。愛や理性や狂気ってな根っこは一緒・・・。ならば、一々言わなくても良いのだけど、言葉回しが上手なトコとか好きだぁ。訳の方のお力も大きいんだろうけど、まとまりがあり簡潔な上に韻の踏み方などが、好きだぁ。

復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である。

男性の幸福は「われは欲する」である。女性の幸福は「彼が欲する」である。

真の男性は二つのものを求める。危険と遊戯である。だからかれは女性を、もっとも危険な玩具として、求める。

愛または憎しみと共演しないとき、女は凡庸な役者だ。


ニーチェは男性です。なのでこの言葉なのだと思うです。異性を語るのはとても難しいという事ですな。どんなに頭の良い人でも人格者でもいわゆる天才さんでも、分からないのは異性の事。だから人生面白いんだろうけど、ワシの場合は(つか、ほとんどの人も?)自分の事が分からないのでありますが・・・。しっかしどれも「合点いった!」と膝を叩きたくなる言葉です。四つ目の「愛憎と共演女」はイメージ的に、すんげぇぇ良い女をイメージしてしまう。実際すんげぇぇウザイ系かもだけど、ワシ的には「こんな女性は良いのぉ」と思うです。ウム。「もっとも危険なオモチャ」は、これまた「がってんがってんがってん」だ。最初に「真の」が付く辺りが小賢しい気はするけども、(真の)男性の幼稚性とかも垣間見えつつ、未開の地を開拓したがる♂遺伝子に、納得せざるおえんです。

狂気は個人にあっては稀有なことである。しかし、集団・党派・民族・時代にあっては通例である。

悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。


「狂気」は、今の時代、おそらくは万人が知っている事だと思うです。知っててもだからどうなる事でもないので、困るようなイヤンです。でも解決策とかないし・・・。なんつっても通例だし・・・。多分ワシは一番になって「ウキーッウキーッ」となると思うし・・・。
「善人の害悪」とは、まっこと憎らしきものよのぉ。「小さな親切大きなお世話」って感じで軽めに言葉を変える事も出来るけど「小さな親切」じゃないバレバレの「害悪」ってあるです。本当に本当に「善人(ぶる)」の害悪って最悪。悪しき魂と病んだ精神で、笑顔。なのです・・・勘弁してつかぁさい。
・・・どなた様か、エクソシストの電話番号を教えて下さい。

やっぱ好きですニーチェ!(散々言ったけど呼び捨てにするのが心苦しい。なんて呼ぶのが妥当だろう?ニーチェ先生?ニーチェ殿?ニーチェさん?ニーチェ大明神?うーんにーちぇうーん)好き嫌いの問題でしか言えないですが、この人の思考が好きだ。キッパリ言い切る辺り憧れるし尊敬するです。ただ、ツッコミを入れたくなるくらい言い切るけど、とてもじゃないがツッコミきれん。「世界名言集」なる本の巻末にニーチェのミリ情報があって、それは「ドイツの哲学者、強者の自律的道徳、いわゆる「超人」の思想を説いた」とあるけど、「自律的道徳」・・・って?「超人の思想」って?「いわゆる超人」って・・・?「いわゆる」なんかい!誰かハッキリさせてくれい!うーん。・・・謎の人だ。

余談ですが、トオマス・マンなる小説家が居られるです。何となく嫌いだったんだけど、彼の小説(の一節。全部読んだ事はなし・・・あう)をちょっと読んで、なかなかどうしてスバラな言葉があった訳です。それでも好ましく思えないでいた。好ましく思いたくなかったのです。その理由はアメリカ人。と、思ってたのだけども。って、い・いやアメリカ人が嫌いな訳ではなく、あくまで何となくなのです。うーむ言い訳にすらなってない。で、トオマス・マンはアメリカ人って思ってたのだけれども、実はドイツ人でしたー!ド・ビックリ!ナチス時代にアメリカに亡命したらしいのです。なーんだ。それを知って好きになったワシ。今度小説をちゃんと読もうと心に決めた。特にドイツ人が好きな訳でなく、何よりドイツ人って言われても具体的にこーゆー人種とかすら知らないんだけど・・・。でも良いイメージのなかったトオマス・マンの言葉自体は好きだったのは、彼がドイツ人だったからなのな。との結論にどーしても達してしまうです。と、言う事は?ドイツ人の言葉って好きなんだな。と、なってしまうです。
と、に、か、く、頭が良くなりたい。ニーチェの代表作「ツァラトゥストラ」を手にとって数行で挫折したワシの切なる思いです。だが!訳者の方が「(ツァラトゥストラは)ニーチェの他の作品と較べ、勘案しつつ、そのめざすところを探りあてようとなると、専門家にでもならないかぎり億劫で(中略)古本屋に叩き売ってしまう」とあるです。決してワシが(相当の)馬鹿だからではない!・・・と、訳者の言葉を引用して言い訳してしまうワシでした。
9/4
6 失恋四十八連発 
三十六連発だったかしらん?ま、とにかく、最近の楽しみは衛星で放送されている寅さんを観ることなのです。・・・最近言うても先週から観だしたのでありますが、他にも何作か寅さん観てるけど、あまりに多くてドレがナニだかさっぱり分からない。でも、すっごい面白い。出来るものなら全作録画したいなぁ。でも四十八本分録画するかと思うと、ちょっとめまいがするです。それに映画コンテンツ内にて語るのも、四十八作ですからなぁ、非常に大変。でも(これから)三十九作も観れると思うと、すっげー楽しみ!しかし一作から七作まで見逃したワシ、すっげーショーック!
2005/9/3

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