やっぱしもう飽きたんかい。と言われるのが嫌なのでキングの話です。ちゃんとおニューなキングも読んだです。「ドリームキャッチャー」です。幼馴染四人(ぷらす一人)の話です。そして場所はメイン州デリーです。と、言う事は「IT」なのです。わお。我が愛するはみだしクラブの面々と再会出来るのか?こういったノリで、おニュー小説の感想しようかと思ったのですが、今日ある映画のコマーシャルを見ました。それは「夜のピクニック」・・・だったかな?多分、そう。で、その内容は千人の高校生が百キロ(?多分)をぶっ続けで歩くという映画です。その百キロの間に色んなドラマが生まれ、高校生の若人達がひたすら歩く事によって人生とはっ?!とか、好きな人へのなんちゃらとかっ!一生の思い出になるようなほにゃららとかっ!イロイロ乗り越えながらゴールを目指すらしいのです(実はよく知らんけど、多分そういう話だと思うです)。・・・ワシは、ワシは、床に突っ伏し身体を震わせ慟哭してしまいました。嗚呼っッ、同じ高校生(くらい)で何故こうも違うのか!と・・・。片や、好きな人へのラブラブ思いに胸を躍らせながら(らしい)夜を歩く高校生達。片や、友達の血とはらわたと体液とを身体に浴びながらも歩く少年達。あううっ。辛いっ。辛すぎるぅうう。どうしてそんな酷い対比をするのですか?映画の原作者さん。その話は「死のロングウォーク」でしょ!と、思ったらば、どうやら原作者さんの母校が実際に行っている行事だとか。なんだぁ〜。と、言う事は、その高校の校長先生だか教育委員会だかがキングファン?とか、無理矢理こじつけで思ってみたりもしましたが、中々良い行事だと思うです。スタンドバイミー的な一生の思い出が出来るし経験しないと分からない得るものも多そうだし、スバラな行事だ!このご時世にそんな心温まる行事をしている高校があるなんて、嬉しくなるです。でもワシには無理だ。十キロも歩けない。
しかしなぁ、そんなきつくて辛そうだけども素晴らしい「歩き」の正反対に位置しそうなキングの小説。あううぅっ!うおおおおっと叫びながら胸を掻きむしり目から血が流れ出てしまうです。ギャラティ。マクヴリーズ。ステビンズ。他97名のウォーカー達。君たちも輝いていたよっ!愚かだったけど偉かったよっ!切符を切られこの世とおさらばする瞬間まで確かに生きてたよ!青春してたよ君たちも!そう思わないと遣り切れない。いや〜酷いのはキングなのねん?改めて考えると本当に惨い話なのねん。悶絶しながらまたも百人のウォーカー達と長い「歩き」をしようと思うワシでした。
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