衛星で「雨に唄えば」をしてました。DVD持ってるけどチラリと観たらば・・・ん?違和感が凄まじい。何か違うかなり違う。と思っておったらば、ただ翻訳が違うだけでした。だけども、この翻訳の違い。これって、すっごいすっごい問題なのです。ワシのように英語力低い人間には映画を観る上での重要条件の一つなのです。勿論翻訳家の方の技量や感性などが優れているのが大切なのだけど、最初に観た翻訳が一番印象に残ったりするです。それに古い映画は実際その当時の日本語の雰囲気が残っている方がいい!と断言するです。ワシが持ってるDVDはちゃんとチェックしたです。公開当時の翻訳のまま。だから画面に出てくる文字が手書きです。素晴らしいです。当時の文字ってば、妙にでかいのです。とても愛らしいです。衛星でやってた翻訳は・・・しょぼい。しょぼすぎる。ロマンもムードも味もあったもんじゃないです。「棍棒で叩いたのか?」とかが「バットが云々」とか・・・変だ。英語では確かに「ブラックジャック云々」言うてるのに、何故バットに変えるの?しかも勝手に!昔翻訳はリナが「みんながあたしをいじめる」みたいなお馬鹿さんだけど可愛い台詞を言うのに衛星版では「あたしをいじめる」のみ。これは一体・・・。英語でも「えぶりぼでぃ云々」言うてるのに!「みんなが」という辺りが可愛らしいし雰囲気がぎゅっと締まるのにッ・・・。劇中劇の中世の場面では衛星は現代的に話してるしッ!許すマジッ!本気で苛立つッ!
そう、古い翻訳の方がストレートに翻訳してる場合もあって、なのに全体の雰囲気やその場の雰囲気を大切にした本当に上手な翻訳をしてるです。勿論、ワシの慣れもあるだろうけども。この作品に限らず最近多いみたいです。DVDにする時にどうやら新しい翻訳にする。と言う無意味と言うより本当に迷惑な事を。こんな愚策を考えるニンゲンの行く末をゴルゴ13に頼みたいです。
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