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4月徒然

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2006年4月
6 やめてーん。 
五月は一番気持ちよい季節ですね。草花が芽吹き、空気は心地良い湿度を保ち、空は明るく、身体の奥から元気が湧き上がるような季節。って、暑いんじゃあッ!ぬあんでこんなに暑いんじゃあッ!ワシの大ッ嫌いな季節が近づいてきた。つかなった。いやーんばかーんやめてーん。と言っても無駄だろうなぁ。自然は容赦ないもんなぁ。人間無視だもんなぁ。生贄三百人捧げても夏はやってくるだろうなぁ。
特に書く事ないのですが(あるにはあっても膨大な量になりそう)五月分の新しい日記ページを作るのが面倒でココに記してしまいました。あうう。そんな八分くらいの作業がピラミッドを作るくらいの大変さを感ずるです。不思議のダンジョンがワシを呼んでいる。なのに「しゃくねつのなんとか」まで来て、飽きてきちゃった・・・。その前にヤリコミ過ぎました。倉庫に(しょぼ)アイテムばかり溜まりワシは疲れとストレスを溜めている。いやーんばかーん。
5/?
6 今日のキング大魔王 
このタイトル。なんか気に入ってしまった。「タリスマン」読み終わったです。まー、面白かったです。泣いたし。
色々不明な部分は想像や見ないふりで乗り切ろうって感じではあるです。訳者さんのお話で、一番気になっていた部分が少し解けたです。どうやって合作したか?なのですが、お互いが「最良の読者」であり、キングはストラウブの「見事な散文」に惚れこみ、ストラウブはキングの「破格的で猥雑な口語体」に感嘆したそうな・・・。猥雑な口語体・・・わはは。やっぱそうだったんだ!そりゃ少しは分かってたけど、わははは。「タリスマン」でも出てたです。「ヤギのちんぽこ野郎め!」とか、いや、いいんだけどな。何故「山羊」なのか知りたい気もするし、分かる気もするし。って、そういう問題じゃない?キングってば人間の三大欲望が必ず出るです。それも細かに。それもいわゆる猥雑に。まぁ、そういう訳でお互いがお互いの文体を真似て、大まかな筋はあったにしろ、片方が乗ったら書きまくり、駄目ならタッチするって感じで書いていったらしいです。プロレスのタグマッチのようなチームプレイで書いていったらしいです。面白い!
キングファンとしてはココは絶対キングが書いてるって言うのは分かるのですが、ストラウブさんの方は分からない。でも、すっごくキレイな状態を恥ずかしがらずに描いている部分とかあり、その辺りはストラウブさんではないかな?って思うです。キングもキレイな表現はするけど、いつも照れてる感じなのです。でも、合作って言われなきゃ分からない。確かにちょっと急にテンポが変わったな。とか感じるところはあるけど、二人の人間が別々に書いたとは思えないです。二人は水と油のようらしいのに、スゴイなぁ。お互いよく真似合ったなぁ。プロですなぁ。ストラウブさんの小説も読まねば!楽しみが増えたぞい!
そうそう。キングが「自分が休んでいる間にも、執筆が進行している、というのは素晴らしい経験だった」との事。うわはは!何だか可愛らしいし、小説家さんって本当に一人でするもんだろうから、確かに素晴らしい現象なんだろうな、と納得です。姉も原稿にトーンが貼られ、色が付いていくのが嬉しくてたまらん!と言っていたのを思い出すです。それにつけてもやっぱしウルフ。アアマイウルフ。我は汝を愛す。ちゃーゆーつりー。

「少年ヤンガス」はまだ「ならくのなんとか」です。16F前まで楽に進めるけど・・・。進むごとに終わりに近づくかと思うと何か勿体なくて「リレミト〜」してしまうです。堪能しすぎワシッ!
4/28
6 やつらをみな殺しにしろ! 
↓で言った通り次の日(4/21)に「少年ヤンガス不思議なダンジョン」ゲットして遊び続けているです。イ、イベントがうざい。すっごく可愛らしいけどうざい。はっく猿のようにダンジョンに繰り返し繰り返し潜りたいんじゃあっ。でも潜り始めたら先に進むのが勿体なくて未だ「ならくのなんとか」辺りです。全てのモンスを仲間にし最高レベルにしないと気が済まない状況に追い込まれています。こーゆーヤリコミは二度目三度目プレイにしとけワシッ!

今日のキング大魔王は「タリスマン下」です。ピーター・ストラウブという作家さんと合作(?)らしいのでずっと手を出さずあえて無視してきた作品です。だって、五ページごとに口調が変わるの嫌やん?でもこちらも読んでみると面白くてびっくりでした。ホラーではないですがとっても怖い話で、ワシは、ワシは、テリトリーに行きたいー!ここまで(小説内の世界に行きたいと)熱望した事はないくらい行きたい。そして、そこでウルフに会いたいー!嗚呼、アア、ウルフ、マイウルフ。ワシはどうしてこうも半人間半獣に弱いのであろうか。「ザ・スタンド」でのワシの愛するトム・カレンを彷彿させる彼にモノスゴイ愛情が湧き、苦しいくらいです。大草原を疾走するウルフ。文明社会では鼻が曲がるウルフ。動物を噛み殺し飲み下すウルフ。「ウルフ!そうだべ!ウルフ!」と言うウルフ。吼えるウルフ。オレンジ色の瞳のウルフ。笑うウルフ。らぶです・・・。
「タリスマン」にてタイトルみたいなのの一言「みな殺し」は痺れるです。主人公の少年(十二歳)が叫ぶです。ガンスリンガーでもあったなぁ。手綱をくわえた口から絶叫を迸らせながら、突進しながら「ギリアド!ハイル!ギリアド!我に続け!ひとりも生きて帰すな!(十四歳)」とか「ギリアドとカーラのために!いまだ、ガンスリンガーたち!いまだ、オリザの姉妹たち!行け、行け!殺せ!容赦するな!みな殺しだ!」・・・・・・まぁ、この台詞だけだとあんまり痺れないかもだですが、ちょ〜〜〜痺れるです!人間の殺し合いは嫌だけど相手は魔物だ!血湧き肉躍るとはこの事だ!「ロード・オブ・ザ・リング」二つの塔が好きな理由も騎馬戦(でも馬に負担をかけない撮影)で更に攻め込まれている状態だからかもです。やっぱし根っこは七人の侍なのです。
4/26
6 まにまにまにまにー 
今日発売だったですな!ヤンガス(アンガスだったっけ?)の不思議なダンジョン!欲しいよぉ!やりたいよぉ!和の雰囲気ばっちしの御伽噺っぽい白いわんこが走るあのゲームも欲しい!犬神だったかしらん?そんで、アトラス製作のメガテンシリーズと言えるかな?デビルサマナーのアレ。CMなどは全く見ていないけれどアトラスHPでしっかり確認はしている。大正だか明治だかの世界で悪魔を仲魔にして謎解きをするアクションRPG!あれも欲しい!やりたいゲームがまだまだいっぱいあって困ってしまいます。恐らく・・・恐らくは、明日あたり・・・、ヤンガスを手にしてるかもしれん・・・。耐えろワシ!耐えてUO一本に絞るのだ!一人寂しく木を集めるのだ!動物をナンパしてテイマースキルを上げるのだ!タンバリンをシャンシャン叩いて怒りまくってる者どもを静めるのだ!PKに襲われながら(そう。PKに会ったです。今時のUOにPKが居るとは・・・。ある意味嬉しかったです。死ななかったしな。一応PKうじゃうじゃ世界を生きてきたワシなので、ファイヤーボール連打しか出来ないPKさんには殺されはせぬぞ)鉱石を掘るのだ!貴重な鉱石を集めて集めて集めて集めて・・・どうするんだろう?通帳に記載されている金額を見てにやつくのと同じ事かもな。リアルマイ通帳はとてもじゃないがにやつけないが・・・。
姉からも諭すように言われたし、キング大魔王以外の小説を最近ちびっと読んでます。と言っても全部外国モノで古いモノ。H・G・ウエルズとかエドガー・ポーとかレイ・ブラッドベリとかです。・・・・・・・嗜好が偏りすぎでしょうか。確かにどれも面白いです。今とは価値観が違う事も時折あり、なんちゅうか例え「今読むとなぁ。それは人として遺憾だろう」と思っても面白いです。そして当たり前だけど受け入れられるです。映画も漫画も違う世界に連れて行ってくれますが、小説は文字だけなのでその連れて行き方がちょっと違って、最近それが非常に楽しく心地良く思えるです。どんなに大勢で違う世界に行っても孤独なのですが、それが清々しいです。
4/20
6 王国の蟻 
迂闊ーッ!蟻番組してたーッ!南米のハキリアリーッ!えぬえいちけーめー!宣伝しろ!真夜中に放送すなッ!
一つの群れに五百万匹!
一年間に五百キロの葉を消費!
特定の蟻かもですが、このハキリアリは、逆さにぶら下がって五百グラムの重さを持てる!人間で言えば車五台分を(ぶら下がって)持っているのと同じ事!うっひゃあッ!
何気に「五」が多い気がするなぁ。あ、そう、たった一匹の女王蟻から始まった一族が、大地下都市(五十平方メートルで深さ八メートル)を作り上げるのに五年の歳月がかかるそうな。そして、その地下都市建設で外に出す土の量が五十トンとの事。やっぱし「五」どうして「五」?
ハキリアリが振動してるっての初めて知りました。良い葉を見つけたハキリ専門の蟻は、お尻を震わせて周囲一メートルの仲間に「良い葉があるぞー」と知らせるそうです。いや〜やっぱし蟻すごい。えっちらおっちら葉を運ぶ姿なんてタマラン素敵!真っ白い幼虫をバケツリレーするのもかわいいん!そうそう。未来都市のような地下都市だけど、空調完備らしいです。地下八メートルもあるからそれは当然と言えば当然なのだけど、それにしても凄すぎる。略図で説明があったですが、それは一番地下の両端にゴミ捨て場があって、それは醗酵し熱を出す。そうすると、煙突を通って外にその熱は逃げるのだけど、その内側にある小部屋は冷たい空気だから、小部屋から通じている煙突から、外の新鮮な空気が吸い込まれる、という信じられんくらいエコロジーなシステム。・・・ゴミ捨て専用の部屋がある事自体、普通なのだけど、スゴイ事だ・・・。
その番組の時、ワザと、でしょうが、山火事があり、ハキリ専門の蟻とか困っちゃって燃えちゃって・・・あうう。子供の頃、遊び半分で蟻をセロテープで止めてたワシは、その姿を見て涙が出ました。葉っぱの先端まで逃げて、でも、どうして良いか分からないよぉって声が聞こえてきそうでした。あうう。辛い。
ハキリアリは、巣から五百メートルくらい離れている場所(その長さは長短あると思うですが)から「葉」を運んでくるのだけど、その「道路」は、雑草一本生えていなくて、その蟻達で踏み固めて立派な土の道になってるです。えっちらおっちら運び歩くその姿はとんでもなく愛しく、細長い緑色の葉っぱが直立して茶色い土の道を動く色彩の美しさ。ちょこちょこ動くその絶妙なバランス。ワシは蟻になりたい。完全なる生を謳歌したい。でも女王蟻は嫌だし、巣の中専門蟻も嫌だな。お外でみんなでワーイと働きたい。うーん。こんな要求がある以上蟻にはなれないんだろうな。
4/11
6 四人(七人)のガンスリンガー(侍) 
「ダーク・タワーV」にて「カーラの狼」を下の途中まで読んじゃいました・・・。ウーン。ウーーン。なんかなぁ、面白いんだけどなぁ。ウーン。・・・ところで、ワシの悪癖であるのですが、初めて読む本をパラリパラリとめくってラストを読んでしまうという悪い習慣があるです。最近になって身に付いてしまったです。でも、今回我慢してたのだけど解説者の話だけでも読もうとめくったらば、キング自身の後記が少しあって、つい読んでしまったです。あうち。そうして出た黒澤明監督のお名前。やっと出たか・・・。ひょっとしたら知らないのかと(かなり)心配してたですが、やっぱしキング知ってたか・・・。この思い語ると長くなるので以上なのです。
ウーーーン。「呪われた町」は正直あまりワシの琴線に触れなかった特別意味のない小説でしたが、登場人物は皆好きで、当然キャラハン神父も好きなのですが、ウーーーーーン?どうしたんだろうキング大魔王。いや、面白いよ!読ませるよ!だけど・・・、なんだろうこの許せないキブンは・・・?多分に、あと二つの章で終わるのを分かっていますが、だから、この終盤前近くにきて、そのような(←読めば分かるです)話を長々するかなぁ。この話が終わってしまうのが嫌だからそう思うのか、(面白いし読み応えはあるけど)過去をだらだら・・・いらんもん!って思う。三ページくらいで終わらせてしまってくれい(もしくは十九ページか九十ページで)って叫びたいです。ウーーン。それに、デルカドの名前には反応してどーしてスーザンの名前に反応しない?次はエディが箱を開ける言うたのにどーしてまたローランドが?・・・最後まで読めばちゃんと理由が出るのかな?それとも長期間に渡って書き続けてるので、自分の書いた話を忘れちゃったのかな?あうう。面白いけど許せない。ワシ、今まさにアニーのキブンだ。そう。手斧持って虚ろな目で部屋の中を彷徨いたくなるキブンなのです。
2006/4/7

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