第8回:ブラジルの社会派シンガー
ブラジルのむかーしの社会派的なシンガー達のその後ですが、彼らの多くは、別に自国の政治や社会批判だけではなかったので、今でも適当に世界情勢なんかは批評しな
がらってのはありますが、それ以外の才能ってのがやっぱりスゴイですから、みんな問題なくやってますよー。
カエタノ・ヴェローゾは当時、国外追放でロンドンにいってましたが、いまや彼のパッパラパーのイメージ全開的な歌詞はスペイン語圏でも受けまくってますよね。(ただし、受けるのはインテリ層なんだよねぇー)
ジルベルト・ジルはもはや文化相やってますよね。
キューバとかアルゼンチンみたいに、情勢が変わると、白黒ハッキリつけんかいー!ってなかんじでドつかれるってのはあんまないみたいよ、ブラジルは。才能ある人はいくらでも音楽やアート活動できるし。でも逆に才能ない人はその時々のマスコミや流行に飲み込まれてしまうだけか、社会から忘れられてしまうか、なのかな(でも音楽がトンでると、東京やロンドンのDJとかが発掘するんだよねぇ)。
ロシアだって娯楽SF映画で復権してきましたよー!これでハリウッドに殴りこみだー。やっぱアートは政治関連なしでもイケないとあかんのよなー。
村上隆さん(DOB君とかの人ですよ)の話なんか聞くと勉強になります。彼は世間がわかっとる!(でも、まずは自分をわかることだそうだ)。 ついでにヒルズがらみで、精進料理の棒有名シェフと話したときもいろいろ勉強になったなぁ。才能ある人もいくらかは世渡り考えないといけないのですね。そうしないとアートも主義主張もないかも。
話がまとまらないのでこの辺で。