ピンポイント映画館

ミクロの決死圏

インナースペース」の元ネタとなった有名な映画です。

まぁ、他にも物の大きさを変えることが出来ちゃう発明品でいろいろ騒動が起こるという映画の元ネタにもなってますけど。

映画のストーリーは簡単で、なんか重要なことを知っているらしい人の脳に腫瘍だか何だか出来たんだけど、現在の脳外科手術の技術ではとても治療できないと言うことが判明。しかし、治療しなければならないと言う自体に陥ったもんだから最近開発したばかりの物を小さくする装置(動作原理不明)により、人間を小さくして体内に注入し、治療をしようという

実に前向きな映画
です。

物を小さくする技術として、インナースペースとの大きな違いは

どうやら小さくしていられる時間に
制限があるらしい
こと。いつでも自由に元の大きさに戻せるインナースペース側は技術革新の賜物ってことなんでしょうか?

ま、それはそれとして、めでたく(?)体内に治療チームが送り込まれました。いろいろめんどくさいもんだから、潜水艇に乗っての移動です。ま、潜水服を着ての移動ではいろいろと物を持ち運ぶことは出来ませんし、疲れるし、いいことありませんからこの方法は正しいですね。

しかし、初っ端から非常に順調で、さっそく酸素が無くなります。
足りなくなったのか?いえ、違います。何者かによって酸素が漏れだしていたらしいのです。メンバーの中に裏切り者が?しかし、そんなことを言ってる場合ではありません。このままでは酸素が無くなって全員お陀仏。

ただし、血液中に直接酸素が流れ込んだこと(大変危険)を考慮するものはいません。
「何とかしなければ」
「そうだ、酸素をとってこよう!」
彼らは移動の際に血管を使って移動していたのですが、予定を少しだけ変更して、肺へ向かいます。なぜかここでは妨害されることもなく無事に肺へ到着。
「よし、行こう」
と酸素を集めるためのホースをずるずる引っ張っていく面々。最初からこう言うことは想定していたってことなんでしょうか?ちと不安です。

やけに赤血球の少ない血液の中を泳ぎ、肺胞(肺と血管を隔てる薄い膜)をぶち破り(!)肺の中へダイブ!
こいつら、血管の中は泳いでいたくせに肺の中では歩いているんだよな。
言うなれば、水族館の水槽の中では泳いでいたところ、邪魔なガラスがあったモンだからぶち破った、と。

呼吸によって起こった暴風により約1名吹き飛ばされて多少苦労したものの、なんとか、酸素の補充に成功。自分たちで開けた穴はそのまま放っておいて、出発です。細かいことを気にしていたら立派な人にはなれませんからね。
しかし、悪いことは出来ないもの。心臓にさしかかったときに潜水艇が血流に飲み込まれ、明後日の方向へ。メンバーが気付いたときには既に静脈にいました。
そう、そのままだとまた心臓へ行ってしまいます。

「時間がないんだ、何とかしよう」
何故か「どこにあるんだそれは」という血管(毛細血管ではない)をたどり、静脈から動脈へ無事に移動。
この人、なんか別な病気を併発してるんじゃないか?

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