4月
4月27日 時事ネタなど。
まずはDVDネタからサクサクっと。ぼくの地元は「元」炭坑の町なんだけど、やっぱり時代の流れには抗いようもないわけで、人口減少、三セクが作った無駄な施設の廃墟化などが進んでます。そんな一時代を築いたものの・・・な町で育ったので、フラガールの出来事は他人事じゃないおもしろさがあった。日本に一時期あった風景としても、ぜひ見てほしい作品。
プラダを着た悪魔もおもしろいよー。メリル・ストリープがかっこよすぎて、アン・ハサウェイや周りの彼氏とかがチープだけど・・・。
さて、ソニーコンピューターエンターテイメントの久多良木健会長が取締役を退任することになった。おー、ついにきたか。PS3の立ち上げが失敗して引責、いやそうじゃない、などなど諸説あるみたい。ぼくはプレステ→PS2まではがんばったと思ってる。任天堂がファミコンとスーファミで定義した家庭用ゲーム機というものに対して、CD-ROMやDVDを使って、データの大容量化、ビジュアル化を成し遂げた功績は少なくない。DVDの普及期と重なったこともあり、手軽で安価なメディアを家庭で楽しめるようにしたことはすばらしい。スーファミの末期はソフト一本1万円もしてた異常事態だったしね。
ただ、その反動としてスクウェアのFF内におけるムービー多用から、FFムービーという本末転倒な実験作に代表されるような「映像だけ」と揶揄されかねない、力のかけどころを間違えたソフトが乱発されたのも確か。ゲームボーイに対抗してだしたPSPではオナニーマシンぶりを遺憾なく発揮。そして、挙げ句の果てにはPS3という微細化、高精細化のみを突き詰めたような試作品の投入。画面がいくらきれいになろうと、越えられない壁があるのに・・・。
ゲームの歴史において新しい時代を開くためには必要な人だったと高く評価はするものの、弊害も大きかった。だからこそ、愛憎半ばした屈折した評価を得ているのかもしれないけど。まぁ、とにかく、乙っす。あまり迷惑にならないことを、どっか遠くてこのまま細々とやっててください。飯野賢治みたいに。なんて。
・SCEI、久夛良木健氏が6月19日付で取締役を退任
次。ナムコの子会社だったモノリスソフトが任天堂の子会社になるみたい。へぇー。モノリスはもともとスクウェア内部の路線を巡る対立(というほどではないにしても)から作られた会社だ。ゼノギアスを手がけた人(高橋だっけ?)が、ゼノギアス2、つまり続編を作ろうと思ったけど経営側との方針の違いによりプロデューサーなどと退社して興したのがモノリスだといわれている。ゼノギアスの正当な続編ではないにしても、それっぽいゼノサーガを三部作やったり(売り上げは右肩下がりだったけど・・・)、ナムコ×カプコンやったり、任天堂向けではトライクレッシェンド(トライフォースと似てるけど、ちょと違う)とバテンカイトスを2つ手がけたりしてる。
ゼノギアスは好きだったなぁ。くらーい作品だったけど・・・。若いうちにああいう作品をクリアできたのはよかった。FF7と同じくらい、あぁスーファミからプレステになってゲームも何かを物語ろうとしてるんだなぁ、というのを感じられた作品の1つだった。もちろん、それまでのマリオやゼルダからの自分なりの物語を感じとってはいたのだけれど。
・任天堂、バンダイナムコからモノリスソフトを買収
もうけっこう前からリズム天国をずーっとプッシュしてて、なかなか次にオススメできるのがないなぁ・・・。ペルソナ3はおもしろいけどクリアしてないし、ゼルダの伝説トワイライトプリンセスもクリアしてないし、DVDはなぁ・・・。うーん・・・。と思ってたら、ついにでました!!おもしろいゲームが。それはWiiでこないだでたばっかりのスーパーペーパーマリオです!!「p」が多くてちょっとキーボードで打ちにくいけど、おもしろさは前作キューブのペーパーマリオRPGと同様グーです。
ペーパーマリオRPGは2Dと3Dの世界をペラペラマリオがいったりきたりしつつ、またさらわれてしまったピーチ姫を助けにいくお話でした。今回のスーパーペーパーマリオはRPGの冠がとれてアクションゲームっぽくなってますが、スコアが経験値の役割を果たしているのでレベルの概念があります。レベルアップすればHPが増え、攻撃力も増えます。なので、アクションが苦手なへたっぴでも同じステージに再チャレンジを繰り返していれば、そのうちきっと解けてしまう親切設計。そんなのヌルいわ!という人はクリボーやノコノコなんかの敵を避けていけばレベルアップしないので茨の道をどうぞ。
ニンドリのインタビュー記事によれば、今回のテーマは「愛」。そう、ラヴだそうです。今のところ、それっぽいフリがちょこっとでてきたくらいですが、今後の展開に期待が持てます。Wiiを買った。スポーツもやった。ゼルダは難しそうだけど、まぁやった。エキサイトトラックみたいなおバカゲーもまぁいい。となったら次はぜひスーパーペーパーマリオをどうぞ。
スーパーペーパーマリオのため、心のおもむくままにノリノリでリズムをきざもう。リズム天国
はようやく引退。
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