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2005年のゲームいろいろ日和
8月19日 勘違い、思い過ごし、はた迷惑。
話をしていてグランディア3がつまんない理由が少しわかった。俳優さんたちに実際の動きのように演技させて、それを録音したらしいんだけど、それ自体が間違っていたんじゃなかろうか。ドラえもんののび太が「ドラえもーん」って二階に駆け上がってくる時、実際に声優さんはマイクの前で走っているわけじゃないじゃん?いや、アフレコ現場を見たことないから知らないけど、映画公開時とかにやってるスペシャル番組なんかを垣間見る限り、たぶん。でも、ドラえもんを見て、あぁまたのび太がジャイアンにちょっかいだされてドラえもんに泣きついてきたんだなぁ、ってわかるじゃん。それで何の問題もないわけだし。
声優さんはマイクの前で演技をして、それがテレビ画面を通じて、泣いてるんだとか、笑ってるんだとか、怒ってるんだとか、そういう気持ちが見ている側に伝わればいいわけで、何も本当に走る必要はない。本当に泣く必要もない。演技というのは、それが相手にそのように伝わればいいわけだし。だからこそ、本当に観客を感動させるためには役者本人が感動してなきゃいけない、ってことをいわれるけど、ただ漫然と感動してたって意味がないわけで、それがちゃんと見ている人に伝わらなきゃいけない。そのためにも舞台には舞台の、映画には映画の、アニメにはアニメの方法論があるわけだしね。
で、もしかすると、今回のグランディア3が俳優さんたちを走らせたのは、実際にそれくらいのことをやらないと使い物にならないほど酷かったんじゃないか、なーんてことで笑ってたんだけど、賠償さんに限ってそんなことはないと思うし、そうなると、やっぱりアレか、主演の女の子か??
まぁ、いいや。とにかく、ゲーム業界の人は下手な俳優を起用するくらいなら本業の声優さんを使ってください。ぼくは声優至上主義でも何でもないけど(そんなに詳しくないし・・・)、グランディア3とかFF12のヴァンみたいなのを聞かされると、勘弁してくれよ・・・ってなるしねぇ。俳優だからといって声優ができるわけでもなければ、声優だからといって俳優ができるわけでもない。要するに、それぞれの職業の人たちを見くびってはいけない、そういうことだと思う。今回のグランディア3は声優さんと俳優さん双方の職業に対する尊敬の念がゲームアーツとエニックスのプロデューサーに足りなかったんじゃなかろうか。もちろん、それをそのままだしたスクエニにも問題はあるけれど。月に一本ソフトをだす、なんて粗製濫造になりかねないことはしなくてもいいから、スクエニにはFFやドラクエ、キンハー、ミンサガに並ぶくらいの良作をだしてほしい。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、ってのはコナミにやらせておけばいい。
本日の結論。声優さんをナメちゃいけない。もちろん俳優さんも。いや、ホントに。(`・ω・´)ノ
8月13日 「おもしろさ」とは何だ?
ゲームはなんでおもしろいのか。前にも書いた気がするけど、ふと考えてみると興味深い話です。ストーリーを知っていたとしてもゲームはたのしめます。マリオはクッパがさらったピーチ姫を助ける。ドラクエは主人公がわるいやつを倒す。もうちょっと複雑なものになってメタルギアとかゼノサーガみたいなものであっても、ストーリーを知っていてもゲームの進行方法は人それぞれですからたのしめないことはありません。もちろん、ネタバレしただけたのしみが減ることはあるでしょうが。
ゲームはファンタジーなので空想の産物で、現実では「ありえない」ような世界観で物語が展開していきます。よくいわれますが、他人の家のタンスを勝手に開けるドラクエとか。ですが、その「ありえなさ」を超えて、なおかつ「おもしろい」と思わせるだけのものがゲームにはあると思います。だいたい、「ありえない」として理解できないだけだったら映画でも小説でも「ありえない」ものだらけになってしまいます。「ありえない」からわからないわけじゃなくて、「ありえない」けれども、なるほどね、と思えるようなものであれば、おもしろい作品として成立するのだと思います。
で、何の話かというと、グランディア3はそこらへんの説明が不足していたり配慮が欠けていたからこそ、クソゲーといわれるようなつまらないゲームに成り下がったんだろうなぁ、ということです。いってみれば、グランディア3がクソゲーだといえる理由みたいなものです。
映画でもなんでこの人はこういうことをするんだろう?ということが中盤や終盤まで伏せられたままの作品はあります。その場面にきて、あの時の台詞はこの伏線だったんだ、とか思ったりするわけです。ですが、グランディア3の「悪役」であるエメリウスにしろ「四天王」にしろ、それと戦っている(?)デュンケルにしろ、なんでそんなことをしたのか、ちーっともわかりません。わからないだけならまだいいのですが、いっていることが意味不明で勝手に自己完結しているだけなので制作者は格好いいとか泣かせたいと意図しているらしいシーンで笑ってしまいます。笑わせることを意図して演出しているのなら、それはそれでいいのですが、突然なにかボソボソといわれても、はい?としか思えません。
昔ちいさい頃にガンダムやZガンダムなんかをすっげーおもしろい、と思って見ていたけれど、内容を理解したというレベルではなくて、単純にロボットが動いていて格好いいアニメという印象だったように思う。ふと思いだすのでいえば、ジブリコレクションからDVDがでている「ベルヴィル・ランデブー」。なんでツール・ド・フランスを目指しているのか、トリフレットの三つ子は何なのか、よくよくわからないことばかり。でも、あの作品はとてもおもしろい。映画が好きな人にオススメできる。ゲームでも「OZーオズ」はエテリアって何だ?神々って何なんだ?トトは何でドロシーのことをご主人って呼ぶのか?みたいな部分はよくわからない。よくわからないけれど、その突き放したような口数の少なさの中にもアルミラやレオン、ジュジュの気持ちが垣間見える。感情移入できる程ではないにしても、ある物語としてたのしむことができる。
しかし、グランディア3のエメリウスが何で紋章が半分しかないのを苦痛(?)に感じていたのか、それで何で世界を滅ぼす(?)ことになるのか、まるでわからない。なんだか「トラウマ」さえあれば何をしてもいい、みたいな安直な話で片付いてしまっている気がしてならない。
あ、ちょっと長くなった。もうやめとこう。ただ、自分がおもしろいと思うものは何なのか、逆につまらないと思うものは何なのか、歩いている時なんかにiPodで音楽を聴きながら考えてみるのがたのしくて、ついつい思いを巡らせてしまうんだよねぇ。
ただし、これだけはグランディア3のいいところとしていえる部分がある。それは、ロード時間が短いこと。バトルをオートにした際のAIがけっこう優秀なこと。背景のグラフィックは、自由度がほとんど無いとはいえ、きれいなこと。よーするに、プログラマーとグラフィッカーさんはすごかったけど、シナリオ、演出がダメダメだった。
8月11日 天文学者と宇宙飛行士。ぼくはアストロノート。
「ゲームの話をしよう」の最新巻がいいです。宮部みゆきさんとの対談が読み応えあって、へぇー、連発です。本や映画や音楽などいろいろなたのしみが世の中にはありますが、おなじ作品を何度も繰り返したのしむ人とそうじゃない人の視点の違いとか、読んでいておもしろいです。
ぼくは好きな作品は2、3回やるかもしれませんが、そうじゃなければさっさと次にいくタイプです。ゲームだとFF7は今までに何度かクリアしました。ドラクエ4も2回クリアしたかな。あとは・・・。あんまり何度も遊ばないなぁ。あ、バイオは3周くらいやるか。リメイクバイオはロケランとるまでやって、ロケランでバコバコやりながら一周したなぁ。でもあれはちがう気がするし。映画は・・・。一時期何度も見ていた作品があるけど、ふつう一回しか見ないなぁ。うーん。興味深い。
8月9日 薄っぺらで勘違い電波ビリビリの夏。
ゲーム業界の夏商戦は相変わらずウイイレが好調なようです。セルティックに移籍した中村俊輔も元気なようですし、えーこっちゃ。それはいいとして、グランディア3を買おうと思っている人は要注意。ストーリーとムービーシーンの演出が意味不明で萎えてきます。なんでそうなるのか、ちっともわかりません。ぼくはゲームの物語をそれほど重視する方ではないのですが、それにしてもこれは酷いです。しかも、ムービーシーンで足りない部分を補うはずのテキストもとても読みにくく、買った人に読んでもらおうという制作者の意図がまるで感じられません。テキスト横のキャライラストも小さいですしね。ムービーにも字幕がないのでなにをいっているのか理解できないこともしばしば。今のところ2005年クソゲートップ5に食い込むことはまちがいないでしょう。
グランディア3をやった後だと、ラジアータストーリーズに不満をいっていた自分がかわいらしく思えてきます。グランディア3を買おうと思っている人はもうすこし値崩れするのを待つか、買って速攻でクリアして中古に売却するか(5000円で売れました)、そのお金で安くなっているドラクエ8やラジアータ、ロマンシングサガ・ミンストレルソングなど他の作品を買いましょう。
ゲームアーツとエニックスのプロデューサーは予算と人的物的資源の使い方を思いっきり明後日の方向に間違えた気がしてなりません。この会社に未来はあるのでしょうか。もうどうでもいいですが。
はぁー。しばらくぶりにクソゲーつかまされた。(´・ω・`)
さて、スクエニが今年の夏商戦に投下したのはグランディア3でした。グランディアはセガハードで発売されて、それなりに支持を得ていたソフトでした(RPG自体が少ないハードの特性もありますが)。セガがドリームキャスト以降のハード事業から撤退したのを受けて、製作していたゲームアーツはPS2向けにグランディア2やエクストリームをだしたりしました。評価はびみょーだったかな。
で、今回のグランディア3は映画チックだの、絆に愛がどうこうだの、大冒険活劇だの、大風呂敷を広げていました。こういう場合、本当に体力があって底力のあるところが自信を持っていうか、本来ならそんな実力もなにもないのにプロモーション上の都合のみでそう持ち上げているだけの場合に大別されます。グランディア3は、もちろん後者です。見かけ倒しもいいところ。やっぱりエニックスのプロデューサー陣にはまともなやつがいない、とつくづく思わせてくれる珍品です。
グラフィックはきれい、ロード時間を感じさせないシステム、戦闘のAIもよくできている、など土台の部分はとてもよくできています。なのですが、なにをどう勘違いしたのか、そこにのっかるお話やムービーシーンで声をあてている俳優、その演出などがどれも正視できないほどに酷いものばかりです。ぼくはゲームはゲームなのだから、お話をそこまで重視する方ではないと自分では思っています。だからこそ、システムまわりが丁寧だったテイルズオブシンフォニアを高く評価しました。
8月2日 おとなのしくみ。
FF12のプロデューサーなどを務めていた松野さんが病気静養のため降板して、監修・原案ということになりました。あらら。エグゼクティブプロデューサーには河津さん(サガシリーズの生みの親。ミンサガもそう。スクウェアの取締役)が加わり、監督は伊藤さん(FF9のディレクター)皆川さん(元クエスト。FFTなどに関わる)がやるそうです。伊藤さんは9を手堅くまとめ上げてくれたので、心配はないのですが、元々あったであろう「松野カラー」がどうなったのか気になるところです。
本当ならFF12って去年には発売されているはずのゲームですしねぇ。延期に延期を重ねているのも事実。ゲームの核となる物語部分はもとより、先日のスクエニパーティーで体験したバトルシステムを仕上げるのは並大抵のことではないのではないでしょうか。オンラインのFF11でさえ円熟させるのに何年もかかっているようなものを、発売してしまったらパッチ適用ができないオフラインの作品でやろうというのだから、なんだかとてもタイヘンそうです。
とにかく、来年の完成発表を目指してがむばってください。
7月31日 とりあえず、書いておく。
昨日の続きの前に、最近おもしろかったゲーム。コナミからでている「OZ(オズ)」という作品。たぶん発売から一ヶ月経った現状2ー3万本くらいしか売れてないと思うんだけど、本当にもったいない。新しい試みをしている作品として荒削りだけどオススメできる。ぼくは無双をパクって二番煎じどころか出がらしにしました、っていうだけのGENJIよか断然こっちが好き。もしくは、おバカ路線の戦国バサラとかね。なんで戦国時代で革ジャン着てるんだよ!?みたいなノリがいいよね。源氏はもう売れなくていいよ。次のエブリパーティーもいいよ、どーでも。そんなのでユーザー第一主義とかいうなよ、見てるこっちが恥ずかしくなる。
そんなどっちつかずな源氏なんか時空の彼方に消し去って、オズはみんな(3人)でバレーボールとか蹴鞠(宮部みゆきさん命名)、リフティングしてる感じが新鮮でおもしろいです。オズというだけあって、オズの魔法使いっぽい設定とかちらほら。ドロシーにトトなど。ちょーボインすぎるくらいボインなアルミラはアルミだけにブリキかな?レオンはライオン?んじゃ、主人公のフィールは?まぁ、ここら辺はてきとーに。オズの魔法使いってアメリカ大統領選挙の暗喩なんじゃないか、っていう話があってへぇーと思ったなぁ。それはいいとして、ボインといえばアルミラ役の田中さん演じる攻殻機動隊の草薙素子(少佐)もボインだよねぇ。 ( *´ω`)
ボインはいいとして。音楽がいい。テンポが早いのもいいんだけど、一番好きなのはストーリーやエクストラのモード選択をした後に流れるメニュー画面のやつ。ああいうきれいなメロディーって大好き。元々ピアノが好きっていうのもあるけど。ギャラリーモードだと少しアレンジしてあってベースにドラムとかが加わって、なおよし。サントラ買おうかな。
ただねぇ・・・。新しいだけに、難易度設定がねぇ・・・。イージーでも難しいです、ハッキリいって。慣れてきて、周回してキャラが成長してくるとそれほどでもなくなるのかも知れないけど、これのどこがイージーなんだよ!?と思うこと必至です。イージーなんだから、こんなのでいいの?っていうレベルまで下げてよかったと思う。あ、でも、そうするとランクシステムが危ういのかな。うーん・・・。いや、それにしてはボスの倒し方やステージ構成がわかりづらかったりするしなぁ。とにかく、イージーじゃねぇよ!とけっこうな数の人が感じるとは思いますが、それでもクリアできます。たぶん・・・。てゆうか、何度でもやり直せるし1ステージがそんなに長くないし、リトライしまくってると評価が下がるけどそれはそれでレアなバッドエンディング見ることができるし。アクションが苦手なぼくがクリアできたし、ちゃんとノーマルエンディングだったので、きっとなんとかなるハズ(エンディングはいくつかパターンあり)。
バイオ4以来、久しぶりにアクションゲームでおもしろい作品に出会いました。あんまり出荷されていないのか、それとも評価が高くて手放してないのか、中古ではあんまり見かけません。ですが、ちょっと変わったアクションゲームをやってみたいのなら、新品でもわるくない買い物だと思います。
で、スクエニパーティー。キングダムハーツ2は80分待ちだったので断念。FF7アドベントチルドレンなんか200分待ちだったので、こちらも断念。と思いきや、シアターエリアで新しい映像を見ることができたのでよかったです。以前公開されていた「片翼の天使」のイントロからすぐセフィロス!のコーラスにいくバージョンじゃなくて、ギターがぎゅいんぎゅいんいってる新しいやつでした。雑誌にも提供されているティファやバレット、ヴィンセントなんかがでてくるやつ。けっこう長かったしシアターのでっかいスクリーンとスピーカーだったのでよかったです。
そのシアターエリアで2時半から行われたFFXIIスペシャルイベントは植松さんたちが登場する前に散々スクエニのゲームの予告編を見せられたのですが、やたらとエバークエスト2(EQII)のビデオが長くて見飽きました。いくらインテルが絡んでるからって、FFXIがほんのちょっとで終わったのに比べると雲泥の差でした。フロントミッション関連も無駄に長かった気がする。フロントミッションって昔はおもしろかったのに、今はクソゲーだからなぁ。インターフェースとかバカみたいに使いにくいし。
あんまり待たずに試遊できたコードエイジは、びみょーでした・・・。DJの人がでけでけまわしてて、その音楽はまぁいいんだけど、ゲーム本編は○ボタンが右手、□ボタンが左手の攻撃で、交互にだすとコンボらしいんだけど、ここからしてびみょーで、今回は全然コンボは決まりませんでした。もしかしたら、ちゃんと装備しなきゃいけないのかも知れないけど、ちょっと期待していただけに今回のでアヤシイ気がしてきました。あんまり人も並んでませんでしたしねぇ。途中で退席する人もいたのはビックリ。何か用事でもあったのでしょうか。
人が並んでいたのは、FFVIIACもそうですが、物販コーナーがすごかったです。入り口からすぐのところにあるのですが、蛇行に蛇行を重ねて幾重にも折れ曲がって人の列がずらーっとできていました。ぼくはフィギュアとかには関心がないので元々スルーする予定だったのですが、それでもどんなものがあるのか見てみたかったので、ちょっと残念。こんなに人がいるとは思いもしませんでした。甘く見てました。甘かったといえば、書籍コーナーに展示されている複製原画の元ネタがちっともわかりませんでした。ガンガン、読んでないしなぁ。ハガレンは袋(?)をプレゼントするとかしないとか、おねーさんが大声で宣伝してました。コスプレしてる人もいました。ヘビーメタルサンダーは金網にデスとスプレー書きしてあってなかなか。どうせやるのなら、ライブかなんかやればいいのに、と思いながら通り過ぎました。
FFXIのコーナーもけっこう人がいました。女の人もちらほらといました。ミスラのコスプレした人もいました。係の人かな。ただ、ヒーローズコンバットは・・・。そうそう、グランディア3のコーナーもけっこう並んでいました。もうすぐ発売なんだから、別にそこまで・・・とも思ったのですが、ゲームは決して安くはないですからね。体験してみて、ヤバイかな?合わないかな?と思ったら買うのをやめるのも手ですよね。
ブース間のスペースをけっこう広くとってあったので、移動は苦になりませんでした。ただ、試遊台の数が少なかったことと、こういうイベントに参加する度に思うことですが、ナビが下手でした。なんていっているのかわからないスタッフとか、いる意味ないじゃん。
ぼくはFFXIIの試遊メインで行ったので、十分たのしめたし、発売日の発表もあったので来年をたのしみに待ちます。松野作品らしい物語と、松野作品らしくない難易度でお願いします。松野さんってこっちが強くなるとモンスターもどんどん強くするからなぁ。それは勘弁。FFらしく、楽なところは楽に。m(_ _)m
7月30日 忘れる前に。
幕張メッセで開かれているスクウェアエニックスパーティー2005に行ってきました。とりあえず、殴り書き。後で加筆修正したり、移動させる予定。
朝日新聞にも載ってたけど、FFXIIの発売日は2006年3月16日に決定。で、テーマ曲はおなじみの植松さん作曲で、アンジェラさんの歌う「kiss me goodbye」って曲。タイトルはたぶん。ネットに誰か書いてると思う。エンディングに流れるのかな。ピアノ弾き語りのを聴いた感じは、けっこうよさげ。植松さんもいってたけど、ビリー・ジョエルとかそんな感じ。ドラムやストリングスなんかが入った本番のがどうかはわかんないけど。
バトルはFF11のと似てる感じ。てゆうか、オンラインゲームのFF11のバトルシステムをオフラインのFF12向けにアレンジし直した、っていうとわかりやすいと思う。ドラクエ8みたいなフィールドを移動して(視点変更は右スティックで自由に)、主人公を含めパーティーメンバー3人が常に表示されてて(装備グラフィックが変更されるかどうかはナゾ)、敵モンスターもうろちょろしてて、好戦的なら襲ってくるしそうじゃなければうろうろしてて、同族だと複数が絡んできたりもする。アクティブにノンアクティブとか、エレメントが魔法に反応するとか、FFXIをやってるとイメージがつかみやすいかも。ただし、オートラン機能はなかった。
パーティーメンバーはドラクエでいうAIが操作してて、ガンガンいこうぜ!みたいな感じで思考パターンをアイテムでカスタマイズするっぽい(今回はオンオフのみできた。カスタマイズは電撃プレイステーションにあった情報。なんて名前だったかは忘れた)。作る方はプログラムの調整が難しそう。だけど、ドラクエみたいなバトルは好きなので、歓迎。ラクだしね。
バトルの進み方はATB方式で、ウェイトとアクティブとあったけど、これまでみたいにバトルスピード自体の調節はできないっぽい。まぁ、FFXIみたいなシステムだとバトルそのもののスピードをいじるのは面倒だしねぇ。ヘイストはあるかもしれないけど。9みたいに、アビリティにいつでもヘイストがあるとザコ敵を相手にするときラクかも。てゆうか、こっちが強くなったら絡まなくなるのかな。ナゾ。
モンスター同士で戦ったりもするらしい。試遊台の前の部屋で見せられるモニターでそんなことをいってた。実際に見てはないけど。こっちから戦わなければ襲ってこないマンドラゴラの見かけはFF11のとそっくり。
逃げる時はR2押しながら移動。敵は追いかけてくるのかな。やる気満々のモンスターは絡んできてたし、ある程度は追いかけっこしそう。
読み込みは、試遊台のPS2がHDD内蔵モデルじゃなかったからか、最初の画面が表示されるまでけっこう時間かかってた。これがプレステじゃふつーですよ、ってレベルかも知れないけど、普段はHDDにキャッシュできるやつはキャッシュしてるし、ロード時間ファックオフ!なので、ちょっと気になった(まだ開発途中だしね)。
画面はFFXIよりきれい。ビビキー湾っぽい海岸とか、マンドラゴラとかがいたんだけど、オンラインゲームなので何人のキャラを同時に表示しなくちゃいけないか想定するのが難しい11より制御しやすいせいか、12の方がよりきれいに見えた。
試遊台のコントローラーがPS2に付属のじゃなくて、(たぶん)ロジクールのワイヤレスタイプのコントローラーだったせいかどうか知らないけど、操作してる時の反応が鈍かった。たたかう、アイテム、などのメニューを上下するレスポンスが、コンマ何秒くらいだと思うけど、若干もたつく感じ。ワイヤレスコントローラーが標準になるらしい次世代機ってだいじょうぶなの?と思った。
だいじょうぶ?といえば、歩くスピードは決して速くはない。ミンサガとか、そのくらいかなぁ。もうちょっと速いかも。どっちかっていうと、もっさり動く感じ。
あと、試遊台を200台用意してます!という割には全部を使ってるわけじゃなかったっぽい。全部まとめて使うか、他のゲームの試遊台に回せばいいのに、なんて思った。他のゲームの試遊台なんてすんごい待たされのに母数が少なかったからねぇ。ここらへんはスクウェア的にも意外だったのかもしんまい。
ついでにいうなら、似たような名前ばっかの登場キャラってどうなのよ??ほとんどハ行だよ??英語スペルだとばらけて見えるけど、発音してみると似たような名前ばっかり。キャラの名前をまんべんなく散らばらせることは考えなかったのかな。
さらにいうなら、スクリーンで初めて主役の男の子の声を聞いたけど、なんていうのか、下手っぽい・・・。まんま、棒読みに聞こえて興ざめ・・・。ジュノンモデル上がりのへなちょこを起用するくらいなら本職の声優さんにお願いすればいいのに。だいたい、最近のゲームは俳優(もどき含む)を使うのが増えているけど、意味不明なのが多い気がする。餅は餅屋っていうように、ゲームのキャラを「声だけで」演じるんだから声優さんにすればいいのに。ヴァンに関しては、FF10のティーダ役の人以下じゃないかなぁ。10の人はふつーに聞けた記憶があるんだけど、今回のはちょっと寒かったかな。つっても、キャスト変更なんてないんだろうけど。どうして彼を起用したんだろう。それとも、静かに部屋で聞いたら許容範囲なんだろうか。静かといえば、ヘッドフォンがあったんだけど、ぜんっぜん聞こえなかったので意味なし。なので音楽に関しては判断する以前の問題。まぁ、ジャッジ役で大塚明夫さんがでてるっぽいのでよしとする。アンセム、かっけー。(*´Д`)
ぼくは最初に海岸のを選んで、スレイプニルっていう馬みたいな敵を三匹倒したら、ぐわぉーっていう雄叫びとエフェクトとともに恐竜みたいなのがでてタコ殴りしたら勝って、もっぺんコース選択画面になったので、次は遺跡をうろうろしてるところで終了。移動していてアイテムがあると、FF9みたいに頭上に!ってビックリマークがでるのでわかりやすくていいと思う。ただ、そこでボタンを押した反応がワイヤレスコントローラーのせいか、機体のせいか、開発途中だからか、びみょーに遅い気がした。
結論としては、FF10やキングダムハーツ、ロマンシングサガ・ミンストレルソングみたいにHDDにインストールできて読み込みが早ければ、今回のでもかなりいい感じだと思う。移動してる時の読み込みも感じなかったしね。つっても、試遊台だし静かな部屋で遊んだらグランドセフトオートみたいにキュルキュル読み込みまくってるのかも知れないけど。今回はバトルのみの体験だったけど、松野作品という肩書きも一応あるし、物語は(たぶん)問題ないと思う。なんだけど、役者さんは・・・。ヴァンがねぇ・・・。ヤバイ気がする・・・。他の人は、ふつーによさげだった。
もちろん、まだまだ磨けるところはたくさんありそう。なんか、土台は固まってきたから来年の発売までバトル関連とかシステムまわりとかでこつこつと磨く作業が続きそうな感じ。
6月20日 良ゲーとクソゲーとの差。
しばらく前にドラッグオンドラグーン2(面倒臭いので以後ドラドラと表記)とGENJI(同じく面倒臭いので以後源氏と表記)を試遊する機会があった。両方とも、クソゲーだった。日本では人気があるといわれる、いわゆる「無双」タイプのもので、その見栄えを変えただけ。それ以上でも以下でもない。なんていうのか、こういうの、もうどうでもいいんだよねぇ・・・。つまんないじゃん。パターンを変えただけで。
ドラドラは1を遊んだことがあるんだけど、話は無意味に暗い(ような感じ。実際はたいした意味などない。ただ不協和音を鳴らしているだけ)で、操作性も悪いし、エンディングがいくつもあるマルチエンディングタイプなんだけど、本当のエンディングを見るためのハードルがあまりにも高すぎるのを知って途中で売った。まだ発売して間もない時期だったので被害は少なかったけど、それからしばらくして買い取り価格が下がったので危なかった。そのドラドラを開発したのは、セガの社長だった中山隼雄氏が代表を務めるキャビアという会社なんだけど、それ以降キャビアの関わっているゲームは避けるようになった。サカつく好きなのでサッカーライフはおもしいかな?と思ったけどキャビア開発だったので止めた。加えて、相変わらずエニックスのゲームはクソゲーだ、とつくづく思った。エニックスはドラクエ関連のもの以外はやらない方が自身のためにもいい。スクエニの和田社長はエニックスの勘違いしてる「ぷろでゅーさー」を元社長とおなじ中国にでも異動させてくれないもんかなぁ。
源氏は巨人の清原をコマーシャルに登場させてプロモーションやってるやつ。ソニーがだすんだけど、開発は元カプコンの岡本氏が代表のゲームリパブリック。こちらも、独立して一発目からパクリもので、手堅くまとめてきたのかぁ・・・、という感じ。こんなんじゃXbox360のも先が見えたというか。もちろん、最初のものでいきなり冒険はできないよ、というのもわかるんだけど、中途半端にでかいところを狙わなくてもいいから、小さくても影響力のある作品を目指して欲しかった。源氏みたいなのは既に「無双」があるわけだし、元の会社であるカプコンにだって鬼武者があるんだし、別に独立してまでアナタがやらなくてもいいんじゃん?という感じ。
フロントミッションオンラインもなんか必死だ。FFXIのページに、こっちもおもしろいですのでどうか・・・みたいなページを開設してみたり、無料期間を延長してみたり。発売一週間で3万本くらい売れたので、今はたぶん5万人くらいはいるのかもしれないけど、実数は知らない。てゆうか、こんなゲームでたとえば10万人も集まるんだろうか。FFみたいにネームバリューがあるわけでもないし、今までのフロントミッションとは大違いの仕様でややこしいし。ぼくはβテスターとして何度か遊んだけど、これは難易度が高めで、コアでハードにコアでこういうゲームが好きな人たちがやるようなゲームで、FFみたいにまったり釣りをしたりもできないので、たいして人は集まらないし、集まらなくてもそこそこやっていけるんじゃないかと思う(それくらいのレベルをスクウェアも想定しているんじゃないかと、勝手に想像している。もしかすると、その想定を下回って低いのかもしれないけど、サーバーはしょっちゅう落ちてるので人はいるのかもしれない。それか、鯖の管理がずさんなだけかも・・・)。ジャンクメタルはサービス中止になったけど、フロントミッションも早々に中止なんてことにならなければいいんだけど。なったとしても、ありゃクソゲーだったからなぁ、の一言で片付けちゃいそうだなぁ。
ゲームには中古市場があるので値崩れや高騰など価格変動が起きる。発売から1ヶ月も経てば半値になるゲームは珍しくない。最近のでいえば、ガンダム一年戦争なんか一週間も経たずに叩き売りだったし、逆にミンサガが定価以上で売られていたり今でもけっこう高値で売られていたりする。ドラクエ8なんかはあれだけ出荷したんだから、今じゃ3000円台で買える。
ぼくは最近キングダムハーツにハマっているんだけど、これなんかはなかなか中古屋にない。あったとしても、5000円近い値付けだったりする。それだけ人気がある証左なのかもしれない。ミンサガも発売から二ヶ月近く経つのにあまり値崩れしていないのはうれしい。そこへいくと、ドラドラや源氏なんかは値崩れを起こすかどうかは出荷本数や需給関係もあるので即断はできないけれど、危ないような気がする。
ゲーム業界には粗製濫造みたいなことをあんまりやってほしくないので、クソゲーだ・・・と思ったドラドラと源氏、フロントミッションオンラインを取り上げてみた。こういうのは、触ってみて、うわっ臭っっ!!と瞬時に思えるので、つっまんねぇー、なんてことがさくさく書ける。でも、逆におもしろい作品はなかなか筆が進まない。ミンサガも、いいよ!おもしろいよ!!とか、HDDは必須ね、外見の等身なんか気にしてんじゃねぇ、みたいな外周部分のことはよどみなく書けるけど、中身の話はあんまり書けない。
ふと思ったんだけど、いい作品というのは体内で熟成させる期間が必要なんじゃないだろうか。その世界に入り込んで、あちこち迷ってうろうろして、あぁこうなってるのか、じゃぁこっちは・・・?なんてことをやっているのが本当にたのしいと、HPに書くよりもその世界で遊んでいたいしね。もちろん、おもしろいからやってみて!とはいえるけれど、中身の話をするにはある程度の時間が必要なんじゃないかとも思った。
その反対に、ダメなやつっていうのは、うわぁ・・・なんでこんなのだしたんだろう・・・、ということでそっこーで陰口や悪口が書ける。やめときなさい、あんなの、と一声かけることもできる。これはちょっとおもしろい。
というわけで、ドラドラと源氏、フロントミッションオンラインには手をださない方がいい。ミンサガとキングダムハーツ、あとバイオ4はとてもおもしろいのでオススメ。というのが本日の結論なのでした。 ( ´ω`)
5月30日 無節操。
E3もおわって、ネットのニュースだけじゃなく、ファミ通とかの雑誌記事にも取り上げられたXbox360やPS3や「レボリューション(仮)」などの「次世代ハード」。これに関してあちらこちらで、あーでもないこーでもない、と盛り上がっているんだか盛り下がっているんだか知らないけど、ぐだぐだやっているらしい。掲示板やHP、ブログなんかはゲームを攻略する際の情報源としてお世話になるので、ぼくも目にしたりはする。けれども、基本的にこういう類の話題は、どーでもいい。
何度もいうようだけど、ぼくは任天堂のファミコン、スーファミで育ってきたようなものだから、任天堂が一番好きだ。ハードもソフトも両方ともよくできてるなぁ、と心底感心してしまう。ゲームといえば、任天堂。という図式ができあがっている。じゃぁ、ソニーやセガやマイクロソフトのゲームを遊ばないのかというと、もちろんそんなこたぁない。
メガドライブとサターンは持ってたし、「元」セガ好きという(ちょっとした)自負みたいなものはある(今はパチンコ屋のサミーといっしょになっちゃったし、あんまりおもしろいゲームもないので・・・)。ソニーにしたってプレステもPS2も持ってる。HDD付きのPS2だし、ミンサガはインストールして快適に遊んでいるし、FFXIもやっている。マイクロソフトは・・・。とにかくひたすら「人」を鉄砲で「殺して」いくような、いわゆる洋ゲーがあんまり肌に合わないので買ってないけど、それでも「HALO」を試遊したことはある(結果、ダメだ、目が回る!難しすぎ!と思って止めたけど)。ハードの陣営争いなんてものは、もう本当に些末なことでどうでもいい。メーカーは必死なのかもしれないけど、少なくとも一人のユーザーでしかない自分はおもしろいソフトがあるハードを買う。これだけだ。
次世代機のスペックはあーでこーで、描画があーでこーで、物理エンジンがあーでこーで、リアルタイムがあーでこーで、よりリアルにあーでこーで・・・。こーゆーのも、ほんっっと、くだらない。そんなのPS2がでるときだって久多良木社長が散々大風呂敷広げてたじゃん。で、実際PS2のネットワーク構想はどうなったの?全然ダメダメのぐずぐずじゃん。PS2でネットについないでみ。ほとんど更新されてもいない空虚で空疎で中身からっぽのかすかすだから。新しいハードがでる前のこの時期は、みんなひたすらホラを吹聴するのよ。これもできます、あれもできます、ボクちんスゴイでしょ、ママン、って。PS2が最近になってようやくこなれてきたように、PS3の発売当初に性能をフルに使い切ったゲームなんかでてこないよ、きっと。それに演算能力が上がってゲームがおもしろくなるんだったら、誰も苦労なんてしない。その向上した能力やスペックで、なにを、どのように、ユーザーに提示できるか、という部分こそが大切なわけだし。演算能力が上がったから、リアルタイムでシミュレートした雲の動きを見せます、なんていわれても、はぁ、そーですか、で終わりだしねぇ。
よーするに、ハードの陣営がどうとか、スペックがどうとか、そううことは副次的なものでしかなくて、ひたすら「おもしろいゲーム」ができりゃそれでいいんですよ、ぼくは。ミンサガだって、タワーSPだって、ニンテンドッグスだって、バイオ4だって、ファイアーエムブレムだって、メテオスだって、どれもおもしろいと思う。自分がおもしろいと思うからこそ、やってみれば?とオススメもする。グラフィックがきれいなものもあれば、それほどでもないものもある。PS2のもあれば、任天堂のもある。そんなことはどうでもよくて、作品としておもしろいものなら、それでいいんです。
あ、おもしろいものをオススメするからといって、ウワサになってるソニーのGKのように、他人さまのHPやブログにまででかけていって宣伝(というか嫌がらせ)するなんてことはしませんよ。ホントにゲートキーパーが存在しているのかどうかはともかく。
なんだか、こういう話っていうのは、電車内でゲームをするのは云々とか、化粧をするのは云々とか、そういうのと似ている気がする。社会生活の基本は、他人にあんまり迷惑をかけない。これだと思う。これができていれば、ゲームしてようが、ケータイでメールしてようが、化粧してようが、どうでもいい。ゲームでボリュームを大きくしていたり、ケータイでわーきゃー話していたり、香水であたりを悪臭で満たしていたりするのはどうかと思うけど、それ以外は本を読んでいるのとあまり変わらない。
シェアがとれれば、それはそれでいいことなのかもしれない。だからといって、粗製濫造で粗悪品が大量に出回られてもこまる。「新しいこと」にチャレンジくんなのも大切なことだとも思う。そうはいっても、最近のソニーのように、磨きの足りない一発勝負なものばかりだされてもこまる。やるからには、ニンテンドーDSのように、それなりに本腰を入れてもらわないと。
PS3はそのうち買うのかもしれない。発売された時には、ソニー製品の初期ロット=不具合の定説があるのでまず買わないと思うけど(それに値段が高そうだしね・・・)。なんといっても、メタルギアソリッドの新作がでるのは大きい。しかも、ディレクターがアヌビスの村田さんらしいし。Xbox360は、いくらドラクエ似のブルードラゴンだ、FF似のロストオデッセイだといわれても、そんなの今でもたくさん「似たもの」はあるわけで、今のところXboxとおなじで、そんなに魅力を感じないので、様子見。「レボリューション(仮)」は、過去のファミコン、スーファミ、ニンテンドウ64のソフトが遊べる、って具体的にどういうことだろう?とナゾに思いながら、ゲームキューブみたいに起動が早くて静かで握りやすいコントローラーだったらいいなぁ、と夢想しつつ情報待ち。
まだ発売されてもいないものについて、あれこれ妄想してお祭り騒ぎをたのしむのも一興だし、それはそれでたのしい時もある。新しいゼルダの映像を見て、おぉー、どういう感じに仕上がるんだろう!?ってわくわくしたし。なんだけど、未来のことに思いを巡らせるだけじゃなくて、いま、目の前にあるゲームを、おもしろい作品があるのだから、それを心ゆくまでたのしめばいいんじゃん、とも思うのでした。
5月17日 おあずけ。
まずマイクロソフトのXbox360。次にソニーのPS3。そして任天堂のレボリューション(仮)の発表が世界最大の見本市Electronic Entertainment Expo 2005(略してE3)であった。スペックなどが公表されたのは、MSとソニー。そういった部分の発表をしなかったのは任天堂。
で、なんだかマイクロソフト一人だけが焦って落ち着かなくてじたばたしている気がする。PS3は今度こそロード時間が短くなってくれないかなぁ。切に願うよ。ホントに。ゲームボーイのさらなる小型版ゲームボーイミクロはいいと思う(SPとDSがあるけど気になる・・・)。肝心のレボリューションは、ファミコン、スーファミ、ニンテンドウ64のソフトがダウンロードで遊べるのはうれしい。なんだけど、レボリューションの本体デザインがツルツルのピカピカっぽくて、なんかイヤだ。これは声を大にしていいたい。今までの任天堂らしくないし、ヘンにこぢんまりとしていて遊び心が感じられない。小さくてスマートなのはうれしいけど、コーティングとか表面の見栄えがもうちょっと何とかならないもんだろうか。
まだまだ試作機の段階で、これから来年の発売に向けてさらに小型軽量化を図り、カラーバリエーションも意見を聞く、とのことなので、ニンテンドーDSのデザインが変更されたように、今後に期待。ゲームキューブのオレンジが一番ポップで好きだし、部屋に気楽に置いておける色で気に入ってるぼくとしては、オレンジとかそーゆーのがほすぃ。レボリューションのデザインとカラーリングについての再考、心からお願いします。>任天堂さん。m(_ _)m
それにしても、PS3は開発する人たちが本当にタイヘンそうだ。どうするんだろうねぇ。他人事ながら、いちゲーム好きとしてちょっと心配。てゆうか、そもそも論をいわせてもらえれば、グラフィックの向上=ゲームの質の向上とは直結していない。するはずもない。そんな時代はとうの昔に過ぎ去った。いまでもゲームボーイの2Dのゲームをテレビに映して遊んだりするけど、別に3Dのゲームと比べても見劣りしない。だいたい、グラフィックがきれいになればなるほど、余計にアラが目立って「それらしく」見せるためのコストがかさむと思うんだけど。そういった意味でも、PSPのソフトが売れていないのは象徴的でいいことだと思う。ハード本体は売れてるらしいんだけどね。
あ、でもMGS4の映像はよかった。あれは別にPS3のデモじゃなかったけど。今度MGS3の完全版がでるけど、ロードの不具合は解決したんだろうか。解決しているのであれば、やりたいかも。
5月5日 吟遊詩人の語る物語。
「ロマンシングサガ・ミンストレルソング」、略してミンサガともロマミンともいわれますが、ぼくは好きです。たぶん、「サガ」シリーズはどれかを遊んだことがあるとは思うのですが(ロマサガかもしれないし、サガフロかもしれない)、ほとんど記憶に残ってません。酷評されてるアンリミテッドサガも未プレイ。移動できない!とか、宝箱さえ開けられない!というウワサは聞くんだけど、本当なのかな?
で、「サガ」ってどんなんだったっけ?久々にちょっとやってみるか、くらいのかるーい感じで手に取ったのですが、これが大当たりでした。ドラクエみたいな「王道」のRPGももちろん大好きなのですが、元々シミュレーションゲームが好きだった者としては、こういうシステム寄りの作品も好きなんですよね。
あ、キャラの等身がどうのこうのという人がいるようですが、ぼくはこういう「お人形さん」みたいなテイストの方が好きです。むしろ、大好物です。こういう路線に統一してくれ!とさえ願っています。それはいいすぎか。それはさておき、FFシリーズでも珍しくクソゲーのFF8のグレイのテルのそっくりさんとか(名前?忘れた)、FF]のティーダやユウナみたいなのって、ポリゴン!四角!ガクガク!って感じがどうしてもつきまとうからダメなんですよねぇ。現状のPS2の性能では8等身のリアルなキャラを表現しようとしても、のっぺりとした気持ち悪いものに成り下がるだけなのでやめといてほしい。ゲームキューブの「バイオ4」のレオンやアシュリーくらいまで描き込めるのならまだしも、PS2じゃ元々ムリだし。
それに、ゲームのキャラはあくまでも「記号」なんだからあんまり「人間らしさ」とか「自然な感じ」を追求するよりも、「お人形さん」然としていてくれた方がよっぽど感情移入しやすい。昔のドット絵であれだけ感動できていたんだから、下手に「リアル」な路線に走らなくても十分に立派な作品はつくれると思う。「リアル」に立体的にしてはみたものの、あれやこれやの制約のおかげでペラペラとした不気味なのっぺらぼうにしかならないのが現状なんだし、あんまりムリして「すりーでぃー」だの何だのしなくてもいい。「すりーでぃー」こそが「おとな」で「かっこいい」なんてのは中学生くらいの子が「タバコ→おとな」と勘違いしてるのと同程度の錯覚でしかない。実際、アニメだろうが人間が演技する実写ものだろうが、問題なのは中身であって、外見じゃない。まぁ、第一印象が大切なのもわかるんだけれど。あんまり気にするようなことじゃないと思うんだけどなぁ。
そうはいっても、なんだかんだで「リアル」なものが世界最大規模の市場に育ったアメリカなどでは受け入れられているらしい昨今なので、なかなか難しいところもあるんだろうなぁ、とは邪推する。ただ、もう「単一商品で、ワールドワイドにカバーする」のは至難の業だと思うのですよ。任天堂作品くらいしか成功してないし。だったら、もうそういうのはやめて、各地域ごとのローカライズなり、商品戦略なりをたてればいいんじゃないかなぁ。
えー、アメリカとかの話はおいといて。とにかく、等身がどうのこうのいう人はシステム以前に合わない可能性があるので止めておきましょう。ぼくだって「おもしろいよ!」と人から薦められた作品でも、外見が気に入らなければ優先順位を下げて後回しにするし。そもそも、別にムリして遊ぶ必要もないんだし。ゲームなんだから自分の好きなものを遊べばいいじゃん。ぼくや別の誰かがオススメしていたり、世の中で売れていたり、評価が高いからといって、それ即ち自分の好みのものとは限らないわけだし。
個人的な例でいうと、けっこう評価も高いらしく、そのおかげもあってドラクエ8の製作に関わることになったレベルファイブのダーククロニクルはダメだった。すぐ敵にやられて、つまんない!と即売却。これは試してみた例。手に取る気すらないのは、シャドウハーツとかテイルズ。シャドウハーツはあのキャラデザインとパチ屋のアルゼっていうだけで、どんなにオススメされてもやる気ナシ。テイルズもいのまたむつむが絵のやつはやる気ナシ。新しいレジェンディアとかいうのもやる気ナッシング。
要するに、ミンサガの外見がどうこういうのなら、やらなきゃいいんじゃん?というだけの話。その上で、見た目が問題ないのであれば、システムまわりとか音楽とかグラフィックとか本当に「ゲームらしく」よくできていると思うので近年まれにみる名作RPGとして自信を持ってオススメします。
あ、HDDは推奨ね。必須!といってもいいかもしれない。PS2のHDDにインストールしておくとロード時間がほとんど皆無になって快適そのものです。PS2でゲームキューブとかGBA、ニンテンドーDSなみのレスポンスのよさを体験できます。試しに、オプションでHDD使わずにやってみたけど、ドアを開けようとしたりマップ切り替えたり事あるごとに読み込みにいって、すこし待たされます。戦闘の後も暗転してしばらく待たされます。それでもまだ他のクソゲーに比べればマシな部類ではあるけれど、ロード時間が長いゲーム=クソゲーのぼくには耐えられません。HDDは必須です、必須。
というかさ、もうPS2のソフトは全部HDD必須にすりゃいいんだよ。HDDにキャッシュしておくだけでこんなに快適になるのなら、作品もかなり作り込めると思うんだけど。ちがうのかな。ドラクエ8だってロードが短い、短い、いわれてるけど、フィールドでの戦闘だと終わった後に若干ぼーっとするしね。ダンジョンだとほとんど待ち時間なしなので、レベル上げなんかはダンジョンでした方がいい。
ミンサガはフリーシナリオで好きな順番にシナリオを進められるし、戦闘も技の閃きとかあってテンポよくおもしろいし、攻略しがいもあるし、システム寄りの作品が好きな人なら本当にたのしめると思う。主人公も8人いるから、全員クリアしようとすると、かなり遊び込めそうだしね。オススメの一本です。
あ、ただ、「これをやらなきゃいけない!」と思いこむとツライかも。やれることはたくさんあるから、まぁ適度に自分の好きなようにこなしていけばいいんじゃないかな。戦闘回数などによって消えるイベントもあるけど、消えないイベントもあるからそこらへんはあんまり細かく気にしなくていいと思う。難易度だって別にむやみやたらと高いわけじゃなくて、それなりに歯応えのある部類だと思う。少なくとも、へたれなゲーム好きのぼくがなんとかなっているんだから、まぁなんとかなるハズ。(´ω`)
ロマンシング サガ -Minstrel Song-
・ロマンシング サガ-ミンストレルソング-サウンドトラック
・ロマンシングサガ・ミンストレルソング公式ページ
5月3日 スクエニに続けっ!?
バンダイとナムコが経営統合するそうだ。へぇー。ゲームに限っていえば、どちらも中途半端な立ち位置だからいいのかもね。他社を寄せ付けない絶対の「安心感」を誇る任天堂、なんだかんだいっておもしろいRPGをだすスクエニ(旧スクウェア限定。旧エニックスはドラクエ以外ゴミ)、質より量で下手な鉄砲も数打ちゃそのうち当たるかもしれないコナミ、バイオ4やガチャフォースや連ジやモンスターハンターみたいな良質のソフトをだすカプコン、プラットフォームホルダーなんだけどクソゲーしかだせない勘違いソニー、無双が大人気のコーエー。(以上、だいたい売り上げ順。)
その他の似たもの同士でいうと、パチ屋に呑み込まれたサミーとセガ、アルゼとSNKなんかがある。ぼくはパチ屋がキライなので(パチンコとスロットだけやってろ!ゲームにまで手をだすな!)、セガがサミーに吸収されたのはとても残念。SNKもセガもメッキでもいいから昔みたいなバカバカしいほどの輝きがないしねぇ。アルゼなんてスクウェアに似たロゴで、元スクウェアの社員でつくった「シャドウハーツ」がおもしろいらしいんだけど(スロットの目押し、っていうだけでやる気なし)、それ以外は鳴かず飛ばず。セガも「サクラ大戦」がずーっとワゴンセールだし、ファンタシースターオンライン以外、インパクトないし・・・。
それに比べたら、小粒ながらおもしろいソフトをだす日本一ソフトウェア、ガストなんかの方がよっぽどおもしろかったりする。「ディスガイア」でしょ、錬金術師シリーズでしょ。あ、チュンソフトもドワンゴの子会社になったんだ。
んじゃぁ、バンダイは?ナムコは?って聞かれると・・・。バンダイはガンダムなんかのキャラものがあるけど、別にゲーム自体がおもしろいわけじゃなくて、虎の威を借る狐で「ガンダム」とかの名前がついてるからいいだけだし、おもしろいと評判の連邦vsジオンはカプコンがつくったわけだし。ナムコは「鉄拳」とか「テイルズ」、「リッジ」があるにはあるけど、イマイチぱっとしないし(どれも趣味じゃない)。スクエニの統合は、今のところ、無事に進んでいるように見えるんだけど、バンダイ×ナムコはどうなるんだろう??どうなるといえば、ナムコ×カプコンはどうなるんだろう??ゼノサーガエピソード2という類い希なクソゲーをつくったモノリスソフト製作だからなぁ。さらにいえば、名前もどうなるんだろう。ナムコにあわせて三文字だとバンコ、ナムダ。バンダイにあわせて四文字だとナムダイ、バンナム、ナムバン。なんか、難題、万難、南無南無みたいであんまり縁起がよろしくないよーな・・・。(^^;
とか何とか思っていたら、毎日新聞に「ガンダム一年戦争」が安売りされてることが書かれていた。ゲーム情報系のニュース記事では触れてなかったからなぁ。安売りしたおかげで在庫もさばけてきたのかな??すこしは展示されているソフトが減っている気がするんだけど、これは見間違いかもしれない。ドラクエの儲けが吹っ飛ぶ、ってスゴイ話なんだけど・・・。ん?記事中の「発売1ヶ月もたたないうちに」という部分、正確には「発売して一週間もたたないうちに半値以下に値下がり」じゃないかなぁ。今でも2,900円で売ってるし。
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しかし、統合の“象徴”となったガンダムゲームも手放しで喜べない状況だ。ゲーム雑誌の評価では高得点がつくなど出来はよいものの、発売1カ月もたたないうちに半額に値崩れを起こしており、小売店が悲鳴を上げている。「年末のドラクエ8のもうけを全部吐き出した。今後のゲームソフトの売り上げにも影響するかもしれない」(関係者)と、コンテンツビジネスの舵取りの難しさを指摘する声もある。
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・Yahoo!ニュースより
それにしても、「ガンダム」の名を冠し、しかも人気があると思われていた一年戦争を扱ったものが投げ売り状態で半値になるかと思えば、「ロマンシングサガ・ミンストレルソング」とか「タワーSP」みたいに売り切れちゃって完売御礼!次回入荷は未定です!なソフトもあるわけで、「コンテンツ振興」だのなんだの国家目標みたいにいうけれど、コンテンツビジネスと正面から向かい合うのってかーなーり難しいと思うんだけどなぁ。
・バンダイとナムコ、経営統合に関する説明会を開催「世界でも類を見ないエンターテインメント企業体となる」impress
・きっかけは「一年戦争」──ナムコ・バンダイの進化論ITmedia
2月14日 今後の予定。
これからでるゲームでチェックしているものをいくつか。まずは今月24日にでる「アナザーコード」。福岡の会社、シングがつくっているのもあるけれど、アドベンチャーゲームってキライじゃないんだよね。それに、ニンテンドーDSのタッチスクリーン、二画面、音声認識なんかの機能をどう活かしているのか興味もあるし。
・アナザーコード 2つの記憶
・アナザーコード公式ページ
それから、3月はメテオス。スマブラDXや星のカービィで有名な桜井さんが関わっていることもあって、要チェック。パズルゲームだし、ツボにはまればおもしろいかも。
・メテオス
・メテオス公式ページ
2月5日 バイオシリーズ雑感。
週刊大極宮で宮部みゆきさんがバイオ4について書いておられました。クリア目前の終盤で倒れたのが60回だそうです。弾丸がない、と文中にあるので難易度はたぶんノーマルだと思うのだけど(イージーで弾切れにはあんまりならない)、イージーでクリアしたおれよか少ないぞっ!!Σ(゚д゚ )
何度やられたかなぁ。もう上書きしちゃったから見られないけど、100回近くばたばた倒された気がする。ラスボスはお城で拾ったロケランを大事に持ってたので労せず倒せたんだけど、最後の最後のボートで脱出できずに何度か爆発したしね。(´・ω・`)
そういえば、バイオシリーズは0、1、2、3、4とクリアして、クリアしてないのはベロニカ、アウトブレイク2作、ガンサバ、ゲームボーイででたやつ(でたよね?)、だと思うけど、ウェスカー、クラウザー、エイダの絡み具合が今ひとつナゾでした。ウェスカーは今回エイダとクラウザーの会話(ゲーム本編でもいけるけど、あんまり関係ない場所で交わしてるやつ)にでてくるだけだけど、リメイク1でやられた、と思わせといて実は・・・。という印象が強いので、かれらが何を目論んでいるのかよくわかってなかったり。(^^;
でもいいんです。おもしろいから。あー、でも、今回クリアした後のスタッフロール見てるとちょっと切なくなってくるよね。そういう感想の人けっこういると思うけど。バイオハザードって「物悲しい」のがキーワードだと思っているので、やっぱり0、2、3より、リメイク1、そして今作4の方が数倍おもしろいと思う。
評価は高いし、作品としてもすばらしいと思うのだけれど、いかんせん売り上げが思ったほどよろくないらしく、今でもリメイク1と0は格安で手に入ります。でも、おもしろさは折り紙付きなので、見つけたら買ってみてくださいませ。
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