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2004年の東京ゲームショウ日和


9月27日 No Violence,No Future!?

 だいたい、なんで幕張みたいな僻地でやるんだよ!?とでかける度に不満たらたらなゲームショウ。でも、まぁしょうがない。ここでは東京ゲームショウ2004のインプレッションというか、体験して感じた印象などをつらつらと。


 まずはドラクエ8ですよ、ドラクエ8。これの試遊が目的なんだから。入り口がある右ホールは小さな会社のブースばっかりなので(とはいえバンダイもコーエーもマイクロソフトもここ!)、とりあえず後回しにして左ホールのスクエニブースへ直行。左右のホールの間の通路がコスプレしている、いわゆる「コスプレイヤー」のお披露目場所になっているのも去年と同様。ここも足早に通過。それにしても、FFのキャラ(ティーダにユウナ、あいかわらず多い!!)にストIIのキャミィに春麗くらいはわかるものの、ほかはわっかんねぇー。髪の毛を緑にしてるのは・・・デ・ジ・キャラットの「デジ子」ってやつかな。「にょ」っていうやつ。あと、昨今の流行なのかメイド服のメイドさんがそこかしこにいた(^^;

 なんだか去年より多そうな人混みをかきわけかきわけスクエニブースに到着。ドラクエの試遊は45分待ちでしたが、これくらいなら妥当なところかな、と入り口でもらったパンフレットを読んだり壁に掛けられてる液晶モニターに流されているフロントミッションオンラインとかのデモ映像を見ながらしばし待つ。

 このパンフレットには冒頭に辻本CESA会長、川村日経BP社長、経産省の役人のコメントが載っていて、最初にお偉いさんのコメントがあるっていうのは前回もその前にきたとき(いつだったかは忘れたけれど)も同じだったと思う。主催者さんの一言っていうのは案外大事だしね。ここに辻本CESA会長が「最新のエンターテイメントの素晴らしさ、楽しさに触れ、当産業が提唱する「感動」や「夢」「希望」を存分に堪能して頂きたいと思います」とコメントしている。まぁわかるんだけど、海外の作品みたいに鮮血が飛び散ったり、銃を乱射したり、「人」を殺傷するだけの「人殺しゲーム」が増えているんちゃうの?というツッコミが成立しそうな現状で、しかもその辻本さんが会長のカプコンゲームなんて「バイオレンス表現を含んでいます」と警告が表示されるものばっかりな現状で、「夢」も「希望」も「感動」もなかなか難しいよなぁ、と1ユーザーとしては思う。空々しいとか口幅ったいとまではいわないけどさ。でも、ねぇ??


 そんなことをぼつぼつ考えていたら、整理券が配布され入り口ゲート前に並ばされていざ入場。まず巨大スクリーンのある部屋に通されて、そこでヴェネツィア国際映画祭にも招待された「FFVIIアドベントチルドレン」の映像を見せられて(初見。みんなしゃべってる!!)、ドラクエお馴染みのスライム人形が欄干にのっかっている橋を渡って試遊ルームへ。

 時間は5分で、ストーリーを進められる「ストーリーモード」と、フィールドを移動しての戦闘シーンがメインの「バトルモード」のどちらかを選ぶことに。今回の目的は「ドラクエ8のロード時間ってどのくらいなのよ?」ということを体験しにきたようなものなので、もちろんバトルモードを選択。スタートすると、主人公が突然フィールドに現れて、そこから適当に移動するとエンカウントして戦闘シーンになる、という感じ。

 戦闘シーンへのロード時間は、けっこう短い。1秒か2秒くらい。コマンドが入力可能になるまでで合計3秒くらいかな?若干のもたつきがあるかも、という程度。でも、PS2でこれくらいだったら、まぁ許容範囲といえるレベルだと思う。ゼノサーガエピソードIIなんかに比べれば数百倍マシ。(ゼノサーガの戦闘シーンはクソだった。ロードも長けりゃシステムも意味不明。さすがにそっこーで売った。今じゃかなり値崩れしてるけど、オススメしない。もう二度とやる気もない。)

 「たたかう」とかでてるメニュー画面で左右を押してみたけど、文字の速度を変えることはできなかったので、最高速度での戦闘のテンポがどの程度のものなのかはナゾ。もし、文字の速度調節機能がなかったら、けっこうツライかも。戦闘は思っているよりゆったりした感じで進むので。これはぼくがいつも速度マックスで戦闘しているからかもしれないけれど。

 グラフィックとかはとてもきれい。鳥山明さんが描いたキャラクターやモンスターが「たしかにそこにいる感じ」で動いたり戦闘したりするのは見事。人面樹(じんめんじゅ)だったっけ?木に顔のあるモンスターと戦ったりしたんだけど、枝の先の方までくねくねとよく動いてた。あと、羊と人間を足して二で割ったようなモンスターも愛嬌があってかわいらしかった(^−^

 ただ、同種のモンスターが複数並んだときにまるっきり同じように動くのはガッカリ。ラインダンスじゃないんだから、それぞれ別々に動いて欲しかった。別の動きをしろ、ということじゃなくて、リメイクのドラクエ5みたいに各モンスターのタイミングをずらせばいいんじゃん?ということ。

 それから、フィールド画面の雰囲気はレベルファイブの前作「ダーククロニクル」のまんま。というか、あれを基本に鳥山調を加味して、FFXIみたいに走った後に土煙のエフェクトをかけた感じ。フィールドに馬がいたりして(話しかけられなかったけど)、それなりに生気はある。でも、ポケモンやFFXIに比べると、フィールド上に人の気配がしないのでなんだかさみしい。これはぼくの好みだし(あんまりロンリーなゲームは好きくない)、ゲームがちがうんだからしょうがない面はあるんだけど(ポケモンはトレーナーがいるし、FFXIはプレイヤーが移動してるしね)、PS2の性能やマンパワーの面でドラクエで「生気のあるフィールド」はまだムリなのかも。

 ○ボタンを押してメニューをだしてシステムを確認してみる。基本的には、リメイク5とか前作7と大差ない感じ。ただ、今作では伝統を覆してフィールド上に表示されるのが主人公一人になったので(ちょっとさみすぃ)、「なかま」コマンドで同行している仲間が表示されるようになってる。そこで仲間と話をすることができるんだけど、この際の選択エフェクトがわかりにくいかも。話したいキャラが点滅するだけだったので。もしかしたら矢印が表示されてたかもしれないけど、ささーっと見てたので確証はナシ。


 これぐらいのことを感じたところで5分経過で入れ替え。さすがドラクエというか、さすがは堀井節というか、ロード時間が納得できるレベルで短かったり、お茶目なキャラクターが生気を持って動いているのはうれしかった。ただ、まだまだ「あとちょっと」がんばれるかな、という気がしないでもない。約二ヶ月で発売だけど、気合いを入れてブラッシュアップしていけば、おもしろい作品になる予感。

 これはぼくの要望。もうちょっとロード時間を短くして、全体的にフィールドに生気を持たせる。そして、派手はエフェクトはそんなになくてもいいから、戦闘がテンポよく進むように、これまで同様、文字の表示速度を調節できるようにする。あと、全般的に「もうちょっと」なところを磨きに磨く。レベルファイブの作品はおもしろいんだけどツメが甘い印象があるので、特にデバッグを含め最後の追い込みに全力を尽くして欲しい。

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君ドラゴンクエストVIII空と海と大地と呪われし姫君
ドラクエ8公式ページ
TGS2004ブースレポート 〜スクウェア・エニックス編〜(impressの記事)


 無事にドラクエを体験できたところで、次のたのしみはMGS3!!と思いきや、ステージイベントには中途半端な時間だったので、このままスクエニブースを見て回る。キングダムハーツII、キングダムハーツチェインオブメモリーズともに人気みたい。でもディズニーものに興味はないのでスルー。キンハーの「1」を借りて遊んたんだけど、最初の島の次に辿り着く街に人がいなくてロンリーでつまんなくて、まるでおもしろくなかった(人が消されてるんだからしょうがないよ、といわれたけど、なんか操作感を含めしっくりこなかったのでパス)。FFVIIACもさっき見たからパス。フロントミッションオンラインは文字が小すぎて読めねぇよ!!という不満が多々あった「4」の後だからパス。解像度が高くなったからといって、文字を小さくすればいいわけじゃないっていう単純なことに気がついてないのかねぇ??

 というわけで、トライエースの最新作「ラジアータストーリーズ」をプレイしてみることに。戦闘シーンは「スターオーシャン」シリーズと大差ない。あのアクションゲームでもないしRPGでもない中途半端な戦闘シーンが好きじゃないので、なんだかなぁ、という感じ。「ダーククロニクル」や「テイルズオブシンフォニア」じゃないけれど、相手をロックオンするなりなんなりして、もっとモンスターを狙いやすくしたりユーザーフレンドリーにできると思うんだけどなぁ。ロックオンしないのなら無双シリーズみたいに相手キャラをわかりやすくするとかね。いまいち消化不良の感が否めない。

 それと移動するシーンも、お城の中か建物の中ということなんだろうけれど、やけに狭くて色遣いもワンパターンであまり心地よさがない。ドラクエが移動するだけでもまだたのしかったのに比べると雲泥の差。つっても、トライエースって「スターオーシャン」でもフィールド画面とか見づらかったよなぁ、と思うと進歩がないだけなのかも。トライエースってわるい意味での「オタクの集まり」を抜け出せていない気がますますしてスクエニブースを去る。

ラジアータストーリーズ公式ページ


 さて、ようやくお待ちかねのMGS3ですよ!!メタルギアソリッド3!!と勇んででかけたコナミブース。な、な、なーんとMGS3の待ち時間は90分!!Σr(‘Д‘n)

 いくらMGSが好きといっても、そんなにも待てませんって・・・(−−;

 しょうがないので、ナムコやEAやセガやカプコンをさくっと見て回る。ドコモも出展してたみたいだけど、ケータイでゲームしてたってしょうがないっしょ、と思っているのでパス。いまのケータイにFFの「1」が入ってるんだけど、これがまた動作が遅くて使い物にならないんだ。「2」もでるみたいだけど、ふつーにGBAのやつ買った方がいい。あくまでも「電話は電話」だしね。

 それにしてもナムコはDVDの配布だけで何で行列をつくるのかナゾ。カプコンみたいに通りすがりの人にぱっぱと配ればいいのに。しかも、アイレムみたいに集めてデモ映像を見せるわけでもないし・・・。ブースの応対ではナムコが一番わるかったかな。

 あ、でもナムコブースでPSPに触りました。たしかに大きさに比べれば持ちやすかったし、画面はメチャクチャきれいだった。これは本当。なんだけど、画面に傷つきやすそう・・・。指紋とかべたべただったし、はっきりいって汚かった。あとアナログスティックって意味あるのかナゾ。操作している感じがしないしね。それにしても、これで映画が観られます!っていわれてもさぁ、テレビで見るから、っていわれたらおしまいな気が・・・。ポケットステーションみたいに一時で消えるのか、それとも・・・??そこのところはわからない。けど、今のところPSPで遊びたいゲームはないので、これくらいで次。


 そんなこんなで左ホールはざっと見たので右ホールへ。バンダイブースではガンダムSEEDのラストシーンを流してた。そのせいか、人だかりができてた。これ、買っちゃいそうだなぁ。ポイント制っていうのがいいよね。これならポイントを貯めさえすれば誰でもキャラやモビルスーツ使えるようになるしね(パンフとか見ただけなので本当はちがうかも)。

 トミーブースではゾイドやってた。ゾイド、どうなんでしょう??やったことないので知りません。テクモブースではDead or Alive Ultimate略してDOAUのデモとかキャラクターのデカい水着ポスターなんかが掲げられていた。あと、ここでもらったチラシにはアイマールがのってた。なんで??でも、チラシとかパンフでヒトミとか資産であるキャラを浪費しないで、ちゃんと画集とか単体の本として展開するのは賢明だと思う。「キャラクターは使えば使うほど消費されていく」しね。

 エヌヴィディアやファミ通ブースも軽く見て、KDDIブースでマルチマッチングBBのチラシをもらい、モンスターハンターもZガンダムもバイオもとっくに解約したよ、なんて思いながら再び左ホールへ。今度こそMGS3!!


 と意気軒昂にコナミブースに到着したものの、あいもかわらずMGS3は黒山の人だかり。んー・・・くまった。と思って隣を見ると、ランブルローズが10分で体験できるじゃないですか!!さっそく並んでランブルローズを試遊(10分も待たずに、そっこーで遊べた)。

 水着や肌の露出が激しい美女、美少女キャラクターたちが四角いマットの上で死闘を繰り広げる!!という、いってみればDOAのプロレスバージョン。しかーし、DOAが格闘技で「まじめにエロ」な路線に対して、こっちは「まじめにアホ」なのです!!恥ずかしいポーズをさせられると「Hポイント」が減っていく、ってなんだそりゃ!?ヽ(´ー`)ノ

 登場シーンもバイクをぶるぶるいわせていたりして、なんだかわらえるものばかり。と思わせといて、音楽はDDR(ダンスダンスレボリューション)なんかの曲で、本当にかっこいい選曲。さらに、肝心のプロレスシーンもユークスが手がけているとかで、けっこうよく動く。アメリカのWWEとか、おバカなノリがOKな人には迷わずオススメできる作品になりそう。鼻息荒くゲットしても、たぶんだいじょうぶ。

 ただ、×ボタンが決定なのはどうなのよ??プレステといえば、○ボタンで決定。×ボタンでキャンセル。これでしょー??そういえば、アメリカではボタンの役割がちがう、と聞いたことがあるけど、その影響かな??にしても、日本には日本の積み重ねてきたものがあるわけで、ここらへんのユーザーインターフェースはなんとかしてほしいところ。

 それから、きれいなキャラを登場させるためにもしょうがないのかもしれないけれど、もうちょっとロード時間を短くして欲しい・・・。ひたすら、長い・・・(−−;

 とかなんとかいってるけど、もらったポスターが看護婦のアナスタシアだったので、ちょー大満足(*´д`*)

ランブルローズ公式ページ
TGS2004ブースレポート〜コナミ編〜その2PS2「ランブルローズ」イベントなど(impressの記事)


 たっぷりランブルローズを堪能したところで、MGS3のイベントを見る。小島監督がピポザルが登場したことなどについて語っていた。でも、ピポザルなんてどうでもいい。サルゲッチュやったことないし、今後ともやる予定はない。ソニーのゲームを信用してないからだけなんだけど、SCEでおもしろかったのはパラッパラッパーとIQくらいだし、まぁ下手な鉄砲も数打ちゃ当たる方式だからしょうがない。

 それにしても、ピポザルがでてくるってことは、ゲーム本編がヘビーな内容なのかなぁ、と予想してみる。よくいわれるように小島監督はサービス精神が旺盛で、ユーザーにとことんまで遊んでもらおう、という前傾姿勢で作品を提供してくれる。その姿勢は大好きなんだけど、いいかえればゲーム本編が未消化だったとしても、その周辺部分だけでも十分にたのしめるように、という配慮に他ならない気がする。実際、MGS2では「ミーム(meme)」なんていうものを扱ったため、ドッグタグ集めとかグラビアアイドルの「しいなまお」の水着ポスターにキスできるようにしたりしてバランスをとったりしてるし。

 ぼくはメタルギアの物語も大好きだし、そのまわりのちょっとエッチな隠しネタ(パンツが撮影可能だったりね)とかも大好きだ。バランス感覚としてすばらしいものがあると思う。これは前にも書いたけど、ドラクエが顕著なように「エロ」を上手に作中に登場させているとおもしろい作品になる気がする。おもむろに、あからさまに、とかそういうことじゃなくて。あくまでも、「ぱふぱふ」とかそういうさりげなく、というレベルで。

 今回の大スクリーンで公開されていた映像も「漢!!」という世界のMGSに水着のおねーさんがちらっとでてきたり、「愛」なんかを語っていたりする。べつに、これが即「エロ」だとか、そういうことじゃないけれど、びみょーな「エロ」というのが必要なのかもね、と大スクリーンを見ながら思った。この映像は公式ページでも公開されているので、ちぇきらー。

METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER 予約特典CD付き
MGS3公式ページ


 それから、impressの記事に小島監督が「僕は『MGS』が好きな人のためにやってますからね。ライトユーザーなんか●●でしまえ! 11月に他のゲームなんか買うやつはやらんでええわー!」といってる記事がある。ちょっとわらっちゃったんだけど、11月の他のゲームって、ドラクエ8ですか??すんません、小島さん、ドラクエやります(´ω`)

 まぁ、それはいいんだけど、このimpressのレポートは読んでおいていいと思う。

TGS2004 「コナミMGS3特設ステージ」イベントレポート 3度のステージで新情報を公開


 結局、コナミブースでは人だかりのせいでMGS3を試遊することはできなかったんだけど、新しいムービーが見れたし、なにより小島監督をちらっと見れたし、スネークとエヴァのツーショットのポストカードたくさんもらったし、ますます期待値が高まったのでした。

 あぁ、早く11月のドラクエ8やって、12月のMGS3やりてぇーーー。でも、MGS3までにドラクエ8おわんないよねぇ・・・??






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