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- 06 / Oct / 2005 Tokyo, Japan.

日通さんからバイクが到着したという連絡を貰い、レンタカーを借りて大井埠頭へ向かう。仕事があったので三時過ぎの到着となってしまった。日通にトラックを置かせてもらい、税関に行く。

「バイクを引き取りに着たんですけど」
というと係官は怪訝な顔で
「今からですか?」と言う。
お前ら今日はもう、仕事しない気か!
そうだ、と答えると、
「今からではどこ何処行って、何とかで、ブツブツ・・・」
と、一向に働く意欲が見られない。
「ここでは通関できなくて、一度検査をしなくては・・・こんな時間に来られも・・・」

「黙れ!日通に聞いたらここでカルネにハンコ押してもらえば済むはずだから、さっさと仕事しろ!」
言い訳や問い合わせに30分近く黙って聞いていたがぶち切れる。

「え、あ、あの、カルネをお持ちですか?」

「お前ら、仕事しないで済むような言い訳ばっかりに口動かしてねーで、チャキチャキやれや!」と怒鳴る。
カルネを持ってるなら、2階の窓口で受付してください。と言うので
「おう、案内しろや!」と強気に出る。
2階の窓口に行く。
「こちらで手続きをしてください。失礼しました。」

個人輸入と書かれた窓口に行く。
カルネで処理したい旨を伝えると何やらゴソゴソと相談してやがる。
「あのねー、齋藤さん、もう、4時ですよ、処理はしますが、今日中に手続きが出来るかどうか、5時を過ぎると、時間外手続きに費用が掛かりますよ。」
「そうですか、でも、会社休んでレンタカー代も掛かってるんで、今日中に済ませたいんですが」と先ほどの怒りを我慢して下手に出る。
「そうですか、でも次はもっと早く来てくださいね」
次はねーよ。

何やら分厚い辞書を見ながらチンタラと書類を作る。バイクの価格がどうのこうの、一緒に送った荷物がどうの、と聞いていた話以上にメンドクサイ。
時間は5時を過ぎた。
最後に、輸入税がどうのこうのと言われて、何やら雲行きが怪しくなってきた。
それでも時間外作業費を払って手続きをしてもらっていると、

「あれ、このカルネ、期限が切れてる。」とババアと上席の人間が何やら話を始めた。
暫くして上席がやってきて「これねぇ、カルネ期限が切れちゃってるでしょ、これだと、通関できないんですよ。先にチェックしなかったこっちにも落ち度があるから、今日は時間外作業もなしにして、カルネ作り直してから改めて通関することにしませんか?」という。

そうなのか、じゃあ仕方がねー、と
「今日は無理言って済みませんでした。出直してきます。」
と一旦は窓口を離れることにした。
しかし、カルネの期限が切れてると再輸入出来ないなんて事は合点が行かなかったのでJAFに電話してみる。
JAFのネーちゃん曰く
「期限は切れていても関係ないですよ」とおっしゃる。

なんじゃ、ボケー!

ダッシュで窓口に戻る。

「おい、JAFに確認取ったら、カルネの期限は関係ネーらしいぞ、どういうことなのか説明しろ!」と怒鳴る。
全員、フリーズしてやがる。
先ほど偉そうに俺に説教したババアが、再び分厚い辞書を広げ、
「あ、カルネの期限は必要ないんだ!」ととぼけてやがる。

「責任者は誰だ!!!」

さっきのジジイが近づいてきた。他の所員もうな垂れてる。

「俺はな、世界中で20回も通関してきたが、ここが一番酷いぞ!なにか、お前ら、賄賂でもやらねーと、まともに仕事しねーのか?!」

「賄賂だなんて・・・」と他のババアが頭を上げて抗議するが、

「あのな、中米でも酷い国があったよ、だがな、あいつ等は小銭渡してやりゃ、せっせと仕事するんだ。あいつら、やる気がネーだけで、やろうと思えばやる能力はあるんだ!お前ら、その能力がねーじゃねーか!恥ずかしくないのか?!」
と怒鳴ると、再び下を向いてしまった。

「こっちだって、確かに遅い時間に来たよ、だが、ちょっと酷すぎるんじゃネーか?レンタカーだって日通の倉庫だって金が掛かってんだよ!お前ら補償すんのか?!」
「誠に申し訳ありません。」
汗びっしょりでそういうのが精一杯のジジイ。

「これ以上、日通さんにも倉庫で待ってもらう訳にはいかないから、今日は帰る。ただし、明日はスグに手続きが出来るよう、ちゃんと勉強しとけよ!、いいな、分かったな?!」
「はい、明日は必ず処理しますので、本日はご了承ください。申し訳ありませんでした。」

まあ、詫びるだけ、まだましか。
明日、出直しだ。




- 07/ Oct / 2005 Tokyo, Japan.

再びレンタカーに乗って大井埠頭に行く。

「おう、俺のバイク出せや!」と言うと、5分で手続きが終了した。

昨日、怒鳴ったジジイとババアは居なかった。
若い事務員が丁寧に仕事を進めた。
決して俺はクレーマーではない。
あれだけ言われて自分で仕事を完遂させる責任感もない公務員が日本には居る。
面倒な事は若い奴らにやらせてしまえ、という愚かな年寄りがこの国にはいる。
とても残念だ。

なんにせよ書類が出来たので、日通倉庫に行く。
倉庫の延滞料も払う羽目になってしまったが、仕方が無い。
フォークリフトで俺の相棒がトラックに積み込まれた。
お帰り、コルデーロ。
また走り出そうぜ!

完結


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