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- 24 / May / 2005 Tepic, Mexico.

バックパックに入れるには大き過ぎるテキーラの大瓶を無理やり捻り込み、10時に出発する。フェリーの出ているマサトランまでの中間にあるテピックと言う町まで250キロ程走る事にする。

グアダラハラはメキシコで2つ目に大きな大都会。途中、スクーターに乗ったニーチャンに「テピックへ行く道はこれか?」と聞くと、「このバイクでテピックまで行くのか?」と驚いている。「テピックまでじゃネーよ、ちょこっとアラスカまで行くんだよ。」と言うと、「マジで!スゲ〜!よし、俺が町外れまで案内してやる!」と先導してくれる事になった。ありがたい事だ。スクーターに20分程程先導してもらいGSの前で、「この道をずーっと行くとテピックだよ、良い旅を!」と握手を求められて別れる。バイク乗りは良い奴が多い。

高速道と一般道に分かれるので一般道を走る。途中テキーラ村に入る。辺り一面はマゲイというテキーラの原料となるアロエのような植物に埋め尽くされている。これらで一体何本のテキーラが出来るんだろう?街道沿いの土産屋で様々なデザインの樽が売っている。ここで探せばもっと良い物が見つかったかも知れないが、土産のテキーラはあまり質が良くないと聞いていたので、昨日送った樽と今積んでいるテキーラで勘弁してもらおう。

テキーラ村の先20キロ程走った小さな村で飯を食う。段々タコスも飽きてきたなあ。ドンドン山道になるので為念ポリタンにガスを入れていく。やはりツーリングは高速道路をビビリながら走るより田舎道をノンビリ走ったほうが気分が良い。

途中、如何にも「ココで休んでいけよ」言っているような涼むにはもってこいの大樹があったので休憩する。何だかガソリン臭いのでポリタンを見てみるとさっき入れたガスが半分くらいに減っている。あうっ!どうやら酷使の末、何処かに穴があいてしまったようだ。残ったガスをタンクに入れ、荷台を調べるとテールライトが割れている。ガソリンで軟くなったか、中はガソリンでビショビショになっている。引火しなくて良かった!チリ紙でガソリンをふき取り、乾燥させてからガムテープで直す。ライトの形状はこっちのカブとは違うので交換するには時間が掛かる。ガムテの補強で十分だろう。

しかし残念なのはツーリングを開始して以来、何度も俺の窮地を救ってくれたポリタン容器。シエラグランデの宿のオヤジに貰った洗剤容器。本当に有りがたかった。使い慣れたモノがなくなるというのはとても残念だ。近いうちに2代目を探さなくては。アメリカでは多分ポリタンにはガソリン入れてくれないだろう。今度はメタル容器だな。この大樹が無かったらガソリンが引火して大惨事になっていたかも知れない。ラッキーだった。

気を取り直して走り出す。大型トレーラーを抜きつ抜かれつしながらパタパタと走る。天気も上々、気分も上々。

4時頃テペックの町に入る。セントロから一本づつ道を走りながら安宿を見つける。80ペソでコルデーロ号をフロントに入れてくれた。ココ最近宿代が高く付いていたのでこういう宿が見つかると嬉しい。8時近くまで昼寝してしまったが、まだ明るい。北半球は徐々に夏に移行し、位置もまた大分西に移動したようだ。9時過ぎにようやく暗くなった。
時間感覚が狂う。


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