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- 08 / May / 2005 Guatemala City, El Salvador - Guatemala.

何となく去り難いエルサルだが、段々と雨のサイクルが短くなってきている気がするので、本格的な雨季到来の前に北上しなければならない。

いよいよ次は中米最後の国グアテマラだ。日曜なので国境が開いてるか不安だったが、閉まっていれば戻ってきても良いように思う。俺はこの国の人達が好きだ。道は段々と山を上り始める。標識もしっかりしているので迷うことなく国境に到着。国境にはつり橋が掛けられている。日曜のせいか、人が殆ど居ない。両替屋だげが五月蝿くつくまとうが無視。橋の手前の建物で出国印を押され、袂にあった小屋のオヤジにペルミソを返して出国手続き終了。

橋を渡ってイミグレに行くと、エルサル出国印が本国入国印を兼ねるというので、ペルミソとバイクに貼り付けるシールを作ってもらう。担当官は俺の作ったメモ書きを見ながらサクサク作業をして40Q払えば終了。ココまでしつこく着いてきた両替屋に20ドル渡すと90Qしか遣さない。正直レートを調べていなかったが、「お前、コレは少なすぎるだろう!」と言うと渋々30Q出してきた。これはもう一息だなっと20ドルを奪い返すと、むっつりしながら10Q遣してきた。これでもまだ良くないだろうが、大金を替える訳でもねーし、まあ良しとする。後で聞いたら1ドル=7.5Q位らしい。くそっ!もう少し粘れば良かったか?

エルサル入国に次ぐ簡易さで国境越えを果たす。あと3つ国境を越えたら、そこはアラスカだ!まだまだ大分、と言うか遥か彼方だが、気付いていない方向で・・・。
コーラを一本飲んでみる。5Qだ。マルボロを買ってみる。11Qだ。コレで大体の相場が判る。一服して田舎道をガンガン登る。通過する町の入口には、ハンドボール大の金属突起が埋め込まれ、減速帯となっている。最初、気が付かずに時速70キロで乗り上げ、空を飛びそうになった。もう少し、小さくてもいいんじゃないかと思う。激しい衝撃で、何かを落とした。あれっ、何を落としたんだ?とミラーを覗こうとすると、そこにミラーが無かった。

根元から見事に折れてしまった。Uターンして折れたミラーを拾う。
パタゴニアの風で停車中に倒れ、折れ曲がり、エクアドルの山道でコケ、再び折れ曲がり、代替ミラーを嵌め込んで、強引に曲げ戻して、ココまで頑張ってきたが、遂に力尽きたか。右ミラー、激走の果て、グアテマラにて殉職。ちゃんとメキシコで葬ってやるからな。メキシコで色々直さなきゃならなくなったが、もう、直ぐそこだ。

気を取り直して走り出す。ガテマラシティ手前からアップダウンがきつくなり始め、雨が降ってきた。シティ入口のGSで土砂降りとなる。ジャケットを着て走る。クスコで会った日本人からガテシティは危ないだけなので近いアンティグアに行ったほうがいいと聞いていたのでそのまま首都を抜ける。大きな峠を越えるとアンティグアの町に入った。この町は世界遺産にも登録されているグアテマラの古都。ペンション田代という日本人宿があるので石畳をガタピシと走る。小さな町なので大して迷いもせず田代に到着するも、宿の主人が居ないと言うので暫く外で待つ。小一時間ほどして田代さんが戻ってきた。長期滞在者で結構混んでいるらしく、男女相部屋のドミしかないと言うが、壁に掲げられた
「5月9日、サンマ塩焼き定食やります」
の張り紙に釘即けになる。寝るのは何処でも構わん。サンマ食わしてくれ〜!

北米から下ってきたチャリダーアキ君に出会う。来春ウシュアイア目指して明日出発するそうな。今からウシュアイアまで戻れと言われたら、最新のランドクルーザーと幾らでも使えるクレジットカード位貰わないとイヤだな。思い出すだけで気が遠くなる。距離的にはアラスカの方がもっと遠いように思うが、地理が苦手な方向で・・・。

コルデーロ号の写真を撮らせて下さい。というので快くファインダーに収まる。久しぶりに日本語でおしゃべりするのが楽しい。
ベットが小さく足が出てしまうが、サンマを食うまで、我慢、我慢。



- 09 / May / 2005 Guatemala City, Guatemala.

10時頃起きて洗濯をする。町を歩いて土産のコーヒーを探す。良い物が見つかったので日本に送る。この間のピスコもそうだったが、航空便はブツの値段の数倍掛かる。金銭的に見れば全くのアホだが、気持ちの問題なので、構わない。

日本で多忙な日々を過す友よ、まあ、一息入れよーや!
宿でマンガを読んでいるとサンマの焼ける良い匂いがする。
胃が匂いを感じているようだ。いっぺんには焼けず、順番のようなのだが日本人の素晴らしい習慣、『譲り合いの精神』に感謝しつつ、いの一番にサンマにかぶりつく。
う、うめ〜!
ご飯は一杯まではお代わりしてよい、との事なので、『日本昔話』のようなテンコ盛りの飯を二杯食う。食い意地の張った男を見透かされても構わない。白いご飯はリマ以来なのだ。リマ以降、毎日チキンを食い続けた。中米の粗食に耐えてココまで来たのだ。
今日は腹一杯ご飯を食わせてくれ。至福の一時を過し、明日の出発に備える。


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