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- 05 / May / 2005 San Miguel, Honduras - El Salvador.

こんな国に長居は無用だ。8時に出発する。

10時半にエルサルバトルの国境に着く。ホンジュラス出国を待つ長蛇の列がある。
ここでも鬱陶しいギアが金魚の糞のようにくっついてくる。
先に税関でペルミソをキャンセルする。キャンセル料は10ドルだとギアが五月蝿くホザクが、職員は何も言わずに俺を見ている。他に待っていたトラックの運ちゃんが、俺を見てそっとクビを横に振るので、キャンセルの印を押されたパスポートを掴んで建物を出る。

ホンジュラス出国印を貰うのに1時間ほど待たされる。列を作る人々にギア達が「俺たちに任せれば5分で終わるぞ。と囁く。」馬鹿なギアが居るから列が出来るんだ。汗を拭き拭き、じっと待つ。隣りの窓口はエルサルバトルの入国窓口になっているが列は出来ていない。ここではっきりと国の能力の違いが見える。エルサルバトルは俺が高校生の時まで必死に国を良くしようと内戦をしてきた国だ。ホンジュラス出国印を押してもらってからは5分もしないで手続きが終了した。出国一つで何時間掛けてんだ?馬鹿ホンジュラスめ!

エルサルバトルの税関は4キロ程離れた場所にあるというので走っていく。トラックが路肩に並んでいる場所に税関があった。税関に行くと用紙を渡され、記入してバイクのチェックをその先でやれと言うので別の建物に行く。

倉庫のような建物に入ると飯を食っているにも関わらず職員が笑顔で対応してくれた。まあ、暑いから中に入りなさい、とエアコンの効いた事務所内に入れさせてもらう。「バイクで旅してるのかい?何?アラスカ迄行く?ひゃ〜!すごいねぇ!」とこれまでにない最高のリアクション。用紙を見せると、俺が判らなくて未記入の場所を一生懸命説明してくれる。記入が終ると冷たい水まで出してくれる。登録証とパスポート、免許証のコピーを取ってさっきの事務所に戻るよう言われる。コルデーロ号に突き刺してあった空のペットボトルを見て、これにも冷えた水を入れていきなさい、と親切にしてくれる。
やはり思った通り、エルサルバトルは活力に溢れ、将来に向かって建設的な意欲を持った国だ。元の建物に戻る。職員のオヤジがニコニコしながらパタパタとPCに入力して「PCが遅いからちょっと待ってねぇ」とここでも冷えた水を貰う。
日本のODAはエルサルに集中投資すべきだ!通信インフラを補強してあげたくなる。

15分程待って手続き終了。「ペルミソのコピーを取って出口の警官に渡して終了だ。ウェルカム・トゥ・エルサルバトル!」と言われ、感動する。昨日の越境がウソのようだ。コピー屋が飯時で誰も居ないので、俺も飯を食って待つことにする。飯屋のおばちゃんもニコニコと愛想がいい。この国は笑顔と活力に満ち溢れている。コピーを取って検問の警官に渡すと「ボンビアヘ!(良い旅を!)」と笑顔で見送ってくれる。素敵な国だ!

国境から50キロ程はなれた町サンミゲルに到着する。街中、宿を探して走り回っていると、バイク屋を見つけた。無駄使いは出来ないが、こういう国には出来るだけ金を落とそうと思い、オイル交換をする。ニコニコ愛想よく作業してくれ、それでも2ドル。気持ちよく払う。バイクの置けそうな宿を見つける。ボロ宿だが、皆愛想が良いので気分がいい。
久しぶりに一息つく思いだ。


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