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- 22 / Mar / 2005 Lima - Cusco, Peru.

10時に空港へ向かう。
10時半に来いと言ったくせに、チェックインが早すぎるので暫く時間を潰してから出発ロビーに向かえと言う。まあ、飛行機に乗れれば構わん。
11時半に出発ロビーに入る。椅子を確保しボケ―っとガイドブックを読む。

搭乗時間になってもアナウンスが流れないので嫌な予感がした。後発の飛行機が先に飛び立つのに欧米客がざわつく。この程度で動揺しては南米は旅できない。カウンターに詰め寄る短気共を尻目に空いた三席で寝ることにする。係員が隣りの欧米人客にもう数分です。と説明しているので3時間と読む。きっと「不幸相漂う客」がいるに違いないと周囲を見渡す。ひとり神経質そうなババアを発見。今日のフライト、あいつの分も念じ
なければならないのは大変そうだ。

隣りのおっさんに「後2時間は飛ばないぜ、なぜならここは南米でしかも今は昼休みだか
らだ」とジョークを飛ばす。おっさんは「まさか」と笑っていたが搭乗アナウンスが流れたのは3時前だった。こんなもんだろ。

飛行機は乱気流で激しく揺れる。全身全霊念じる。機内食が前後から配られるも途中で俺の後から配布中止となる。神経質ババアは俺の2列前に座っていたが彼女までは廻らなかった。はやりツイテないババアだ。

1時間ほど飛ぶとクスコに到着した。20時間もバスに乗ってまで来るのに比べたらまさに天地の差。タクシー10ペソ払って市内へ。予定の宿の前までは車が入れないのでアルマス広場から歩く。大したことない上り坂で息が切れる。

ようやくたどり着きチャイムを鳴らそうとふと後ろを見ると、怪しいオヤジがのっそりと近づいてくる。イージスシステム起動!あいつはヤバイ!チャイムを鳴らす。早く開けてくれ〜!オヤジが近づく。目が完全に逝っている。酒か、薬か、とにかくヤバイ!早く開けろ!いや、お願い!開けてくれ〜!「レオン」のマチルダの心境。オヤジが数歩のところまで近づいた瞬間、ドアが開いたので速攻で入る。オヤジは俺が閉めようとする鉄格子に掴まり何やらブツブツ言っている。問答無用でドアを閉める。やばかった!

部屋をあてがわれる。長居していそうな連中と顔を合わせるが、話しはしない。何となく入りがたい雰囲気を感じる。まあ、長居はしないので構わない。情報ノートに目を通すもあまり有効な情報なし。面倒な事して2,30円安く上げる方法論など俺にとってはどうでもいい。

夕刻になったので飯を食いに出る。久しぶりにクソマズい飯を食う。スープもカツも臭いので一口食ってやめる。パンだけ食ってコーラで流し込む。速攻で席を立つ。「旨かったか、アミーゴ?」と聞いてくるので、「久しぶりにクソのように不味い飯を食ったよ。残念だ。」と真実を語り、10ソル渡すと、コーラは別料金だという。始めは良いって言ったろ!宿までの道の途中である事を考慮し、ケンカせずに、3ソル投げつけて帰る。
こんな店はほっといても潰れる。



- 23 / Mar / 2005 Cusco, Peru.

リマのタケオさんに教えられたとおり、ナオツアーに行く。
歩くと結構遠い。高度のせいか、辛い。
ゼーハー息を乱してナオツアーに到着。面倒なのでマチュピチュへのツアー並びにプーノまでの鉄道券を手配してもらおうと思ったが、説明を聞いて地図を貰って終る。なんとなく体よく追い返された感が否めないが、きっと日本人相手では手数料が高いので気を使ってくれたのだろうと納得する。

宿近くのエージェントで明日のマチュピチュ一日ツアーに申し込む。ついでにプーノ行き鉄道切符も頼むが、安い席は駅で直接買わなければならないとの事なのでタクシーで駅まで行く。切符は14ドル。リマ以北の地図を探しにサウスアメリカンエクスプローラーズに行くも地図はボリビアのしかないというので手ぶらで帰る。しかしマチュピチュ行きとプーノ行きの手配という目的は達したのでまあ、良しとする。

12角の石を見るも「ふぅーん」とあまり感動はない。正直、遺跡の類はこれまで世界各地で見てきているのであまり興味がない。マチュピチュもここまで来たついでに見るようなものだ。町をぶらついていると、ピスコであったアニ―に偶然の再会。 夕飯の約束をして別れる。

アニ―との約束の8時になったので待ち合わせ場所のカテドラル前に、夜になると凄く冷える。多少用心深くなっているアニ―の行動に安心した。
お互い良い旅を。



- 24 / Mar / 2005 Cusco - Machupicchu, Peru.

朝6時半にツアーエージェントが迎えにくる。
高山病の一種か、眠りが浅く、1時間おきに目が覚めるので激しく眠い。鉄道に乗って直ぐに爆睡する。

10時半頃ガイドに起こされるとアグアスカリエンテスの町に到着していた。残念ながら雨。まあ、霧に霞む天空遺跡も悪くないだろう。バスに乗り換えマチュピチュに到着。ツアー一行は英語ガイド、スペイン語ガイドに分かれる。英語チームは俺の他、サボテンのようにトゲトゲに髪を結っている黒人とアジア系ハーフっぽい綺麗な女性のカップルの三人。二人の英語からして恐らくアメリカ人だ。

雨の中ツアーが始まった。あまり期待していなかったが、中々良い遺跡だ。
ガイドの説明を聞きながら、すっかり感心している俺。人口千人程度でどうやってこの町を作り上げたのだろうか?3Dで見ると36角形になっている巨大な石。驚きの連続だ。
カップルは石組みの精巧さとかにはあまり興味がないようで、ガイドの説明は適当に、やや挙動不審。女性は時折直立不動で目を瞑り、うーんとか唸っている。
そして俺に向かって「ここには凄いパワーを感じるわ!ミステリアスで強烈なパワー。あなたも感じるでしょう?」と聞いてくる。
「・・・。」
残念だが、俺は電波系ではない。以下二人の会話。
男「ねえ、君も感じているのかい?」
女「ふぅーん。ええ、凄く感じるわ〜!」
男「俺もすごく感じているよ。うぅ〜!」
女「オゥ!あぁ、凄いわ!こんなに感じるのは初めてよ!あぁ〜!」
文章にすると、まるでエロ小説・・・。
かなり困惑気味のガイドと俺。ミステリアスなのは貴様らだ!
「ふぅ〜ん!おぅ〜!!はぁ〜!!」と感じまくっている二人から、微妙に距離をとりながらガイドと俺は遺跡見学を続ける。一通りの説明が終わり自由行動となった。二人の眼は完全に逝ってしまっている。俺は遺跡の一番上で霧が晴れるのを待つことに。逝っちゃってる二人は更なるパワーを感じる場所を探しに去っていった。マチュピチュパワー恐るべし!色んな意味で面白い遺跡だった。
再び鉄道で爆睡し、クスコに帰り、アルマス広場付近で飯を食う。
牛の心臓の串焼きが旨い!



- 25 / Mar / 2005 Cusco, Peru.

本当なら鉄道でプーノに向かうはずだが、最近整備された道路とバスの影響で鉄道は運行本数を減らしていた為、今日は一日お休みとなってしまった。
洗濯をしてゴロゴロと過ごす。

夕方インカトレイルから帰ってきた清水さんと話す。NTTに勤務していて、企業派遣留学でシカゴ大学でMBAを専攻しているという彼。憧れの学生生活を過ごしているようだ。
二人とも同い年で彼は明日、バスでプーノに向かうというので一緒に飯でも食いましょうということになった。


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