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- 25 / jun / 2005 Darwin, Canada.

ドンヨリとした天気の中、11時頃出発する。今日は何処まで行くか考えていない。走り出して暫くたってから、道を間違えている事に気付き、30キロ程引き返す。

雨が降出してきたのでレインウェアを着る。雨の中を走るのはやはり憂鬱だ。雨が止んだ所で農村の雑貨屋でコーヒーとマフィンを食う。おばちゃんがナンバープレートを見て「ケンタッキー?」と聞いてくる。「いや、日本の横浜だ」と答えると笑って「エンジョイ トリップ!」と言ってくれた。そう!エンジョイトリップ!なんだ。天気も良くなり、気分も乗ってくる。

300キロ程走り、97号線から15キロ程外れたダーウィン州立公園に行く。美しい湖に面した静かなキャンプサイトがあり、ここで2泊する事にする。
誰もいないキャンプ場の入口で注意書きを読んでいるとRVに乗った夫婦がやって来た。ギエスベルフ夫妻だ。他には誰もいないので警戒されないように挨拶すると、とても愛想の良い夫婦だった。

テントを張って湖を見ながらボケーっとしているとおじさんがやって来て、「一緒に夕飯を食べないか?」と誘ってくれた。喜んでお邪魔するとステーキとパスタをご馳走になった。ご夫婦はティムハートンズというレストランチェーンのオーナーだという。店舗オーナーなのかグループオーナーなのかは分からなかったが「僕等の町に着たら、レストランで好きなだけ食事していいよ。」と言ってくれる。「素敵な食事をどうもありがとう。」とお礼を言うと、「こちらこそ、一緒に食事をしてくれてありがとう。エンジョイ、カナダ!」と言われる。
またまた素敵な人達に出会った。



- 26 / jun / 2005 Darwin, Canada.

朝起きるとご夫婦はもう居なかった。
見送れなかったのがとても残念だ。

夜に到着した他のパーティも9時にはみんな居なくなってしまった。ノンビリするにはもってこいだが、やはり誰もいないのは少し寂しい。洗濯物を干してボーっとして過す。

地図を眺めていて頑張れば一週間程でホワイトホースまで行く事が判った。そこからフェアバンクスまでは約1000キロ。再来週にはゴールのアラスカだ。しかし、毎日400キロ以上走るのはシンドイのと、もうすぐゴールに着いてしまうというのが何処と無く寂しいので2週間ほど掛けても良いように思う。

7月10日にフェアバンクス到着を目処にしよう。考えてみれば1月9日にブエノスアイレスを出て丁度半年目に当たる日だ。7月いっぱいアラスカで過し、8月を帰国準備、9月中旬に日本に帰国するという大まかなスケジュールを立てる。

夕方、と言ってもまだ明るい8時頃、雨が降ってきたのでテントの中で日記を書いて過す。手書きの日記は久しぶりだ。


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