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- 20 / jun / 2005 Crater Lake, United States.
朝起きても歯も磨けない。が、置いてきてしまったものは仕方ない。洗面所に捨て置かれていた石鹸の破片でシャワーを浴びる。まあ、垢すり1つで騒ぐのもバカらしいので北上する事にする。
途中、ウィードと言う町でブランチにする。バーガーキングでガッツリとワッパーを食った後、外でタバコを吸っていると、家族連れのオジサンに話し掛けられる。最近説明するのも面倒になってきたが、オッサンはすっかり感心した様子で「これを持っていきなさい」といきなり20ドルくれた!
一瞬手が出るも、「バジェットは十分にあるから」と断るが、「まあ、ガソリン代の足しにしなさい」と言うのであり難く頂戴する事にする。20ドルあれば髭剃りや爪きりなど、モモさん家に置いてきてしまった小物が買える。アメリカ人のお父さんは見た目に違わず太っ腹だ。有難や、有難や。走り去る車に深くお辞儀をして見送る。思いがけず20ドルも頂戴し、気が大きくなったので、近くのGSでオイル交換する。3000キロ以上してなかったのでオイルは真っ黒だ。頂いたお金を有意義に使わせてもらう。
今回の旅は特にオジサンにウケが良い。盛りを過ぎたオジサン達は俺の冒険に胸が躍るのだろうか?もし、そうだとしたら、俺の旅にも1つ意義があることになる。調子に乗って、もしかしたら、今のオジサンも気持ちが若くなって今夜は頑張ってしまうんじゃないか?と、どうでもいい、邪な想像をしてしまう。
今日はオレゴン州に入り、クレーターレイクという、まん丸の湖まで行く予定だ。インフォメーションセンターが併設されたサービスエリアに行くと、「まあ、日本人なんて凄く珍しいわ。是非ゲストブックにサインして頂戴!」と大歓迎される。オレゴンって言やー、日本じゃフジの「北の国から」オレゴン版しか印象ねーからな。良い気になってサインしていく。
ナショナルパーク近くの町で洗面道具とステーキ肉を買ってキャンプ場に向かう。ドンドン寒くなって着て公園内のキャンプ場に付いた時には財布も出せない程に手が悴んでいた。「この辺は寒いね」とレンジャーのおばちゃんに言うと「夜はもっと冷えるわよ。凍らないように気を付けてね」と言われる。ふっ、余計な心配はいらねーぜ!寝袋は夏用だが、今の俺はインナーっつう最強アイテムを持っているからな。
テントを張っているとデカイ蚊の大群に襲われる。いざ虫除け!っと思ったが、虫除けも洗面道具と一緒にモモさん家に吊るされている。仕方ないのでキャンプ場の店でスプレーを買う。頭からシューっと一噴きしてテントの入口にも一噴きする。蚊が近づいてこないので安心して再び薪拾いから始める。今日は良い薪が無いが、調理だけなら小枝で十分。「ステーキ&ライス」の豪勢な夕飯を堪能する。肉を食えば寒さなんてヘッチャラだい!
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