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- 07 / jun / 2005 Las Vegas, United States.
昨日、BMWにベガスまでの道でGSの場所などを聞いていたので、しっかり予備ガスを積んで出発する。
田舎道を走る。いい天気だ。途中分岐に入ると道路に『ROUTE66』と書いてある。おー!図らずも66号線を走ることになるとは!適当に決めたルートだったが、多くのライダーに出会う事からして結構良いツーリングルートなのかも。
途中から再びインターステートの15号線に乗る。極力迷惑を掛けないように、全力疾走だ。これで焼きつくようなら、もう止めれば良いのだ。他人の迷惑を顧みないエゴイスティックな旅は続ける意味が無い。登りには「SLOW TRUCK ONLY」と掛かれた、ほぼ『俺専用』道路がある。有り難い。
長い長い下り坂を80キロオーバーで全開走行しているとドドーンとラスベガスが見えてきた。次第に交通量が増え気が付くと4車線になっている。再び何処で降りようか迷うが、モーテル6の看板を見つけ、巨大なホテルが立ち並ぶ中心地に下りる。
チェックインしていると、モーテルのフロントのネーちゃんがお決まりの質問をしてくるので「アルゼンチンから」と答えるとしきりに感心している。一休みしてピラミッドの形をしたルクソールホテルのカジノを覗きに行く。今日は下見と思いつつ、気が付けば夜中の3時までスロットやってる自分がいる。
しかも、かなり負けた・・・。
- 08 / jun / 2005 Las Vegas, United States.
遂に億万長者になってしまう日がやって来た!金さえあれば『サー』と呼ばれるこの町で一攫千金を狙う。一応、今夜はロイヤルスイートに泊る予定なので荷物を纏めてからカジノに向かう。
昨日の下見の結果、一攫千金はやはりスロット。しかもオンラインで全米のスロットが繋がっているという「メガバックス」で勝負だ!1枚1ドルの3枚掛けでジャックポットを当てれば今の積み上がり金は14億だ。100ドル札を突っ込み、いざ勝負!
「チロチロチロチロチン!」
ほんの3秒で3ドルが消える。
しかし、「ド〜ン」とメガバックスのマークがラインに止まる度、全身に鳥肌が立つ。
正直、緊張で「うぇっ」と吐きそうである。
勝負が続く。我を忘れてボタンを叩く。気が付けば数百ドルが消えていた。
「おかしいなぁ、そろそろ当たるはずなんだけど・・・。」
完全にバカである。
「モノは試し」と思って打つのと、「当たるはず」と思って打つのは気の狂い方が違う。
緊張に耐え切れず、台を替える。気分転換に25cの小者用の台を打つ。
と、いきなりのジャックポット!1000枚。250ドルの勝利である。
「小者用も悪くないかも・・・。」
お前こそ、小者であることに気付けよ、俺・・・。
チョロチョロと台を渡り歩き、4台目の1枚1ドル台でまたもやジャックポット!
今度は一撃1000ドルである。昨日の負けもほんの数秒で取り戻し、尚且つ有り余るほどの勝利である。気が付けばもう、明け方の5時である。未だ体調も良くないのにいい加減にしろ!と誰かに叱ってもらわないと自分を抑える事が出来ない。
「億万長者は明日に持ち越しだな」バカもここまで来ると賞賛に値するかも知れない。
ココまでのトータルは600ドルの勝利である。モーテルに戻り、もう一泊分の金を払い、スロットの幻聴を聞きながら寝る。
- 09 / jun / 2005 Las Vegas, United States.
スロットばかりやっても仕方が無い。一度はテーブルに座らないとベガスで勝負したとは言えない。ブラックジャックのテーブルで昨日まで勝ち全てをチップに替える。
いざ勝負!
1ゲーム最低10ドル。これも熱い!しかし、カードの引き方に一応のセオリーがあるようで、俺がコールするとディーラーを始め他の客に驚かれる。セオリーなど一切無視の野生の勘だけではどうやらダメらしい。勝負の掛け金はデカイが、リミットがある上、いってこいで動きが無いのでつまらないやっぱスロットだな。
無心の時間が過ぎる。しかし今日は11時までに我に返った。全ての持ち金を使い果たしてしまったからである。一体幾ら使ったんだろう、払い戻しも含めたら1万ドルは使ったんじゃないか?旅どころか、人生が終らないうちに、この魔性の町を出る事にする。負けは痛いがここで良く「肝を練る」事が出来たと納得しよう。
ハーレー購入計画、大失敗!
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