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- 02 / jun / 2005 Camalu, Mexico.

体調やや好転。外を見ると今にも降出しそうな曇天で恐ろしく寒い。
ココから先、俺の持っている地図とこの間オヤジがくれた地図を見る限り、370キロ程ガソリンスタンドも無い半島で一番アドベンチャラスな区間だ。ここ数日、体調不良でほぼヤケクソ気味に強い向かい風の中を全力疾走していて、満タンで150キロ程しか走らない事に今更気が付く。オイルも替えてないと燃費が悪くなるのかな?

ポリタンに2ガロン満タンで出発する。今日の検問も事無くスルー出来た。昨日と同じスタイルで走り出すが、風の冷たさに耐えられない。途中、もうカナダ以北でしか使わないだろうと思っていた上下タイツとスキー手袋えを装着する。後2日走れば、大きな町でゆっくり出来る。アメリカ入国前に体調は万全にしておきたい。しかし北上が早すぎたのか、たまたまなのか、何でこんなに寒いのか訳がわからない。
ラパスは暖かくて良かったのになぁ。

50キロ程走ると小さな町がありGSもあった。しかし予備はたっぷりあるのでそのまま通過する。160キロ程走り道端で予備ガスを入れる。1時頃、村でチキンの昼飯を食う。店の時計を見るとまだ12時過ぎだ。時差で1時間得をする。ゆっくり飯を食い、外に出ると一台のBMWが村人からGSを買っている。ココでも買えたのか。あんまり積むことなかったな。ロスに住むアメリカ人で一週間バハだけを走りに来たとの事。面倒な輸送をせずにフラッと外国までツーリングできるアメリカ人が羨ましい。

山道を走る。よくよく見るとサボテンにも結構色んな種類ある。天気のせいもあるだろうが、あたり一面サボテンだらけの景色はかなり不気味だったりする。申し訳ないと思いながらも湧き出す好奇心を抑える事が出来ずにサボテンに蹴りを入れてみる。ローキックだと脛がトゲで死ぬので得意の足刀を見舞う。腿程の太さのサボテンも俺様の足刀には敵わないのか、あっさり折れる。やはり中はジュクジュクと水分たっぷりだ。しかし年季の入った古いサボテンはまるで木のように固く手ごわい。サボテンの強度を確認し、一人満足する。食ってみようと思ったが、不味そうなのでやめる。誰もいない荒野で鼻水を垂らしながら「チェストー!」と叫び、サボテンに蹴りを入れている姿は変態か狂人以外の何物でもないと客観的に思う。それを一人で照れ笑いしている姿がますます不気味だったり・・・。

時差を利用して走れるだけ走る。結局460キロほど走り、カマルーと言う町まで走り、再びタコスでしめる。明日にはメキシコも走り終える。そこから先の食い物は吉野家USAの牛丼位しか食いたい物はない。

ラテンの国々で俺のハートをがっちり掴んだ食い物はアルゼンチンのコルデーロ、ペルーのインカコーラ、そしてここ、メキシコのタコス。
食えるだけ食っておきたい。


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