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- 13 / jul / 2005 Coldfoot, Alaska.
薄曇だが出発する。この昂ぶった気持ちは、豪雨でも降らない限り抑えようが無い。不要な荷物を全て宿に置いて軽くなった荷物を積んで出発する。
食い残した卵4つをゆで卵にしてバッグに入れる。
10マイル程走ったフォックスで給油する。宿で借りてきた2ガロンタンクにも満タンにする。
そこから100キロ走ったライブングッドにジャンクションがあり、前方で舗装が切れた。大きく息を吸い込んでダートに突入する。時折後輪が滑るが、気合十分。ゴリゴリとダートを攻める。暫くすると状態が良くなってきたので徐々に速度を上げる。
100キロ程走るとユーコン川に掛かる大きな橋を渡る。何だか異常に腹が減る。アドレナリンが大量分泌して必要以上にカロリーを消費しているのか?マフィンと卵を食う。道は急な坂を登ったり下ったりする。登りは2速でゴリゴリ登るが下りは慎重にゆっくり降りる。時折舗装路があって、予想よりかなり良いペースで走れる。
更に100キロ程走ると『ARCTIC CIRCLE』と書かれた看板を見つけた。北極圏に到着した。他にも旅行者が居て、写真を撮ってくれた。アルゼンチンから走ってきたと言うと「おめでとう!」と握手してくれたが、まだおめでとうでは無いのだ。ここは通過点に過ぎない。俺の行く先は道の終わりなんだ。再びマフィンと卵を食う。腹が減って仕方ない。もう少し食い物を準備するんだったなぁ。
8時頃、コールドフットに着く。レストランに併設されたGSでガソリンを入れる。中を見ると旨そうな肉がテーブルに載っている。ビュッフェで18ドルだというが、値段は無視してガッツリ食う。
向かいの宿の値段を聞いたら一泊145ドルだという。平静を装い、ソソクサと立ち去る。ショボイ建物で良い商売しやがる。客は『金と時間は腐るほどあるぜ』と顔に書いてある年寄りばかりだ。
8マイルほど走ったキャンプ場に行く。8ドル。これぞ、俺プライス!天気も良いしそれほど寒くないので一服してさっさと寝る。
北極圏でキャンプしている自分が何だか不思議だ。
明日も天気が続く事を祈る。
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