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- 01 / jul / 2005 Watson Lake, Canada.
10頃、出発しようと思ったら、宿のおばちゃんが「今日はカナダデーでこれからパレードがあるから見ていけば?」という。まあ、別に急がずとも日は暮れないのでゆっくりパレード見物をする。小さい町なのでパレードの車輌も掻き集めて来たかのように、トラクターやら救急車、消防車、高所作業車まで様々で中々面白い。パレード車に乗った子供達が「カ〜ナ〜ダ〜!カ〜ナ〜ダ〜!」と唄いながら飴玉を投げるのを子供達が必死に集めて走り回る。俺も子供に混じって飴玉を拾う。
寒いので何か食いながら走ったほうが気分的にも良い。30分程でパレードが終ったので出発する事にする。今日の目的地はワトソン・レイク530キロ程の行程である。今日も時折、雨に降られるが、飴を舐めながら頑張る。
走っていると鹿のような動物が先を歩いている。近づくと角があるカリブーだ!写真を撮ろうと思ったら飛び跳ねて森へ消えていってしまった。やはり動物写真は望遠が必要だと思う。更に先に進むと、今度は黄色がかった茶色い長い毛の物体が!遂にグリズリーと遭遇である。デカイ!小熊が二頭ジャレているが母熊が睨みを利かせているので、うかつには近づけない。そーっと走り去る。
一息ついて先に進む。数台の車が止まっている。バッファローの群れが道路封鎖をしている。数が多いと集団心理が働くのか?明らかに故意に車道につったってガン飛ばしてる奴までいる。日本の田舎で交差点封鎖している暴走族に近い感じだ。しかし群れの中を走るのはかなり怖い。子供もいるのでいきなり突き飛ばされないか、かなりビビリながらここもそーっと走り抜ける。
天気は悪いが、色んな動物が見れてかなり楽しい。一台のグレイハウンドバスに抜かれる。直後巨大な茶色い動物が車道をノッシノッシと歩いている。遂にグリズリーが車道に
出てきたか!これは暫く走れないぞ、と思いながら少しだけ近づいてみると尻尾が振れている。何だ、牛かぁと思って接近する。
う、牛じゃねぇー!バイソンだ!
しかも超でけー!ミニパジェロ位のでかさだ。さっきのバスが徐行しながらバイソンの脇を抜ける少し走ったところでハザードを焚いて停車した。
「お願いだからタックルしないでね。」と呟きながらそーっと走る。通過しながらチラッとバイソンの顔を覗き込むと、馬並に顔がデケー!しかも氣志團バリの超リーゼント頭!目は真っ赤でフーフー鼻から荒い息を吐きながらノッシノッシと歩いている。スゲー迫力だ。特に攻撃される事も無くバイソンの隣りを通過するとバスがハザードを消して走っていった。どうやら俺が無事に通過できるか見守っていてくれたようだった。
グレイハウンドバスの運ちゃんは優しい。
何度か小さな村でガソリンを入れながら走る。ガスを入れていると「昨日、フォートネルソンに居たろ。」とおっちゃんに話し掛けられる。話をすると「ガッツあるぜ!」と何度も言われて、かなり気分がいい。
走る分には問題ないが、さすがに9時を過ぎると冷えてくる。時々止まっては体を動かしガッツで走る。11時頃、いい加減、薄暗くなってきた頃ユーコン準州に入った。ワトソンレイクまでもう一息である。一服して町に入る。ここも数件モーテルがあるだけの小さな町だ。かなり良い値段のボロモーテルに泊まる。
- 02 / jul / 2005 Watson Lake, Canada.
朝起きるとシトシトと雨が降っている。こんな天気の中を走るのはウンザリなので、フロントで再び高い宿代を払って二度寝する。アラスカまでもう直ぐだ。折角なんだから良い天気を狙って走ったところでバチは当たらないだろう。
昼過ぎに起きると小雨になっていた。一時雨が止んだので町にある有名なサインフォレストを見に行ってみる。旅行者が色んなサインを作ってここに貼っていくのだ。今年の春現在で56000枚以上のサインがあるという。暫く歩くと、どいうらさんのサインを発見。2000年にココにきてるのか!ということはもう、5年以上旅を続けているのか。改めてスゲー人だ。俺も何か残したかったが、材料もアイディアも浮かばないので、アラスカからフェリーに乗れなかった場合に帰りに貼って帰ろうと思う。
宿に戻り、ラーメンを作って再び寝る。
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