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- 29 / Jan / 2005 Calafate, Argentina.
昨日、昼寝をしてしまったせいで、寝るのが遅く、8時に目が覚める。
9時半に出発しようとホテルを出ると前輪が大きく振れる。
ビビッて走行10mでバイクを降りる。やってしまった。昨日タイヤ交換の際に、前輪仮止めしたままだった。GSまで押して行って、ガソリンを入れて工具を借りてボルトを締める。
町を出て、1時間ほど走り、タバコをふかしていると、1台のオフ車が来て止まった。なんと、ウシュアイアで会った篠山君じゃないか!聞けば、ウシュアイアからリオガジェゴスかで600キロ程、一日で走ったらしい。さすが縦断ライダーはスゴイ。カラファテまで一緒に行きましょうと言われ、発奮して走る。あんまり遅く走って、飽きられて捨てられないようにしなければと、頑張って走る。なんだか、気分屋のだんなに捨てられそうな愛人の気分。
激しい横風の中、2台斜めに車体を倒して走る。途中、あられが降る。夏なんちゃうんか!峠を越え下り道でいきなり、風向きが変わる。斜め前方から砂埃を巻き上げたつむじ風がこっちにやってくる〜!モロに被爆!崩れた波に巻き込まれた様に翻弄され、死ぬかと思った。あぁ、首が痛い。毎日こんな爆風の中走ったら、ペルーに着く頃にはアメフト現役時代の首に戻るに違いない。
首締め強盗なんて、台形に盛り上がった首だから、効かないぞ。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、蹴り飛ばしてやる!
6時頃、カラファテの町に到着。湖が美しい。藤旅館に泊まれるとのことでありがたい。
念願のどいうらさんに会ってお礼を言うことが出来た。ミッションほぼコンプリート。藤旅館でライダーのめぐみさんに会う。元東大ピッチャーの女の子。可愛らしい女の子だが、乗っているバイクは、KLR650。かっこいい。
しばらくゆっくりしてから町に飯を食いに行く。飯を食いながら篠山君の話しを聞いていると、本当に旅に疲れ果ててしまっているようで、少し気の毒だった。かける言葉が見つからない。縦断の旅を「退屈だった。」と一言で済ませてしまうのは本当に気の毒だと思う。俺は目一杯楽しんでいるのに。
明日も明後日もその先も俺はずっと楽しむぞ!
- 30 / Jan / 2005 Calafate, Argentina.
洗濯をしてのんびりする。
天気も良いので直ぐに乾くだろう。今日はメチャクチャ暖かい。
走っているときに限って寒いのは、近くを走る俺以外の他のライダーの行いが悪いに違いない。
ゴロゴロして過ごす。
- 31 / Jan / 2005 Calafate - Puerto Moreno, Argentina.
氷河を見に行く。
ダートと聞いていたのでツアーを考えていたが、篠山君に説得されてカブで行く。
途中、篠山君がカブに乗せてくれと言うのでバイクを交換する。
楽しそうに走る篠山君の後姿を見て、後悔した。俺が彼のバイクを壊しても、彼が俺のカブを壊しても、ここでは直せない。お互いに責任の取り様がないのだ。
金銭で片付く問題でもない。軽はずみな行為に目いっぱい反省する。
帰りも乗らせてくれという彼には申し訳ないが人にバイクを貸すのはもう止めよう。
氷河に到着。最高の眺めだ!が、やってしまった。
何てこった!タバコ忘れた!!!
本気で帰ろうと思ったが、デカイ崩落が起きるまで、イライラしながら待つ。
2時間程辛抱してるとデカイのが一発起きた。なるほど、これは凄いぞ。しかし、感動の一服が出来ないので感動53%。
駐車場に戻り、タバコを吸っている人を見つけてはタカリに行く。ただ今、カラファテで俺はぶっちぎりにNo.1でかっこ悪い日本人観光客だな。
帰りもバイクを交換したいという篠山君を軽く制して、目を三角にして町へと急ぐ。
ノンストップで宿まで帰る。
氷河を見に行くよりも、タバコを吸いに宿へ戻る方が気合が入る俺って何?
到着と同時にテーブルに置き忘れたタバコに走る。
至福の一服をして、スーパーへ買い物に。
ステーキ肉を買い、米を炊いて夕飯にする。
食後に一服。
あぁ、幸せ〜!
あれ?俺ってカラファテに何しに来たんだっけ?
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