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- 16 / Aug / 2005 Bellingham, USA.

朝、ワシントン州の港町ベーリンガムに到着した。
トイチ君、ヒデ君とバンクーバーで明日の夜一杯やりに行こうと約束して船を下りる。

ベーリンガムは古い町並みが残る落ち着いた町だ。船着場から道路標識に従ってインターステート5号線に乗る。国境手前でタバコを調達しておこうと思ったのだが、最後のインターチェンジで降り損ねてカナダ国境まで行ってしまった。

高速道路はUターンが出来ないのが辛い。手持ちの一箱を吸い終わったらカナダの不味くて高いタバコにシフトしなくてはならない。
出来るだけ早く、この喫煙者地獄の国を出なければ。

国境超えはアラスカ同様超簡単で、バンクーバーからバイクを日本に送り返すと言ったら余裕で出国できた。
そのまま走ると超高層ビルが立ち並ぶバンクーバーに到着した。

前職はビル管理だったのに、暫く見なかった超高層ビルに圧倒される。30万人程度の町のはずなのになんでこんなに商業ビルが必要なのだろう?いまいち解せないままYHに行く。夏の旅行シーズンらしくかなり混み合っていた。予約をしておいて良かった。

建物の裏にある駐車場にコルデーロ号を停める。コイツと走る旅はここで終わりだ。
大きなトラブルも無く、よく走ってくれた。
ありがとうコルデーロ号。

ネット屋でいくつか運送会社を探す。先ずは日通カナダに電話してみる。担当者が夕方帰ってくるので掛けなおして欲しいとの事。バイクを送る程度の事、英語でも何とかなりそうなものだが、やはり日本語だと安心する。

それほど苦労もしないで済みそうだと思ったら、異常な眠気に襲われ、夕方どころか夜の9時まで熟睡してしまった。
不覚。明日かけ直すことにしよう。



- 17 / Aug / 2005 Vancouver, Canada.

同室のアンちゃんが強烈ないびきをかくので何度か夜中に目が覚める。
今日も泊まるらしいので耳栓を買う事にする。
うるせーなぁと思ってもココはホステル。
静かな所で寝たかったらそれなりの場所に泊まるべきだと思っているので我慢、我慢。

午前中に再び日通カナダへ電話をかける。昨日はスイマセンと謝まると昨日伝えた内容で約800ドルでOKとの事。梱包込みの値段だと言うので了解する。石井さんから安い運送会社も聞いていたが、恐らく梱包が問題になるだろうという事だったので、この値段で手を打つことにする。

明日の午前中にバイクを持ち込んで大陸縦断は終了。
お疲れ。
でも帰国まではまだ時間があるぞ。
考えろ、そして動け、俺。

夕刻、二人と合流する。二人はバンクーバーの友達の家に世話になっているらしい。
町にも詳しいので、なんか旨いものを食いたいとリクエストをすると焼き鳥屋に行くことになった。

この町はアジアの雰囲気がある。ほぼ1ブロック毎に寿司レストランがあり、10歩歩くと日本語が聞こえる。道には醤油臭さえ漂うほどだ。バンクーバーは生まれて初めて来た海外。高校生の俺は友達と二人で不安と緊張で吐き気さえ感じながら、この町に降り立った。ホントに右も左も判らない感じで、マックでビックマックを注文するにもかなり緊張していたように思う。昔は町のどの辺りのホテルに居たのかも全く記憶が無い。あれから16年。町も俺も変らないはずがないと思う。

焼き鳥屋の味は日本を基準にすれば『中の下』といったところか、3人でガッツリ食って日本で食うのと変らないくらいの支払いをした。
もうすぐ帰るんだから何もこんな所で焼き鳥食わなくてもいいようなものだが。
二人ももう暫くこの町に居るというので、再び金曜日にまた飲みに行こうと言って分かれることにする。




- 18 / Aug / 2005 Vancouver, Canada.

もう必要の無いフリースや厚手の手袋、テントなどをサイドバックに突っ込んで日通カナダに向かう。日通カナダはバンクーバーから少し南に走ったリッチモンドにある。30分位で到着したが、最後まで気を抜かないように慎重に走る。

日通カナダの担当者は田名さんと言って移住20年を超えるベテランさんだった。日本での引取りには例え自分で通関したとしてもそれなりに金が掛かる事を理解して欲しいと言われた。ブエノスアイレスでもパナマでも荷揚げ事務処理手数料は掛かっていたので了解する。ただ、日本のそれは世界中で一番高く、非常識なレベルだと言う。このままでは荷物も人もみんな海外に逃げてしまうだろうと田名さんは日本の流通システムを憂いていた。海外に居るとそういう事も良く見えるらしい。

コルデーロ号を一目見て、「コレで走ったんですか?」と目を真ん丸くしていた。バイクと一緒に送る荷のリストを作って、「思っていたより小さいので750ドルで大丈夫」と言われる。良かった良かった。支払いを済ませ最後に写真を一枚とってコルデーロ号に別れを告げる。
さらば相棒。日本で再会しよう。
一通り整備したら今度はお買い物バイクとして活躍してくれ。

昨日ネットで調べていた旅行代理店に行く。モモさんのいるサンフランシスコ経由バンコク行きの片道チケットを購入。バンクーバーからサンフランシスコの便は高いのでバスでシアトルまで南下する事にする。久しぶりのバックパッカー。上手く行くかな?
モモさんに連絡を入れ、一段落。




- 19 / Aug / 2005 Vancouver, Canada.

夕方まで暇なので適当な土産物を探し町を歩くが、正直言うと殆ど土産を買ったことが無いので、どんなものが気に入られるのか皆目検討もつかない。
かなり重量があるがメープルシロップを買う。
ずっしりと重くなったバックパックを担いで、これに更にテキーラを二本も入れるのかと思うとちょっと凹んだ。

日本はもう20日になっているはずだ。
31回目の誕生日。
誰からもメールが来ていなくて、かなり凹んだ。
ヒデ君、トイチ君とガッツリ中華料理を自棄食いする。
独りでいいさ、上を向いて歩こうぜ、俺!


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