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- 29 / Apr / 2005 Santiago, Panama.
バイクさえ受け取ってしまえば、こんな国に用は無い。さっさと出発する。
一応、250キロ程離れたサンチアゴと言う町が目標だが、行ける所まで走ってやると、8時に出発する。暑い。走っていても全然涼しくならない。度々ガソリンスタンドでペットボトルの水をがぶ飲みして走る。左右に広がる熱帯雨林、バナナ畑が美しい。もう少しいい思い出も出来そうなものだが、にっくきPANALPINAの強烈な悪印象のせいで、気分的には全く冴えない。
ガンガン走って1時頃サンチアゴの町を抜ける。道路地図がないのでこの先の町が何処にあるのか判らないが、GSはこれまで点々と多くあったので問題ないだろうと先を急ぐ。が、途端に田舎道になり、ドンドン山の中に入っていくので30キロ程走った所で心配になり、対向してきたバイクにこの先、GSはあるか?と聞いてみる。
「先には100キロ位何にも無いよ」と言うのでガッカリする。
仕方ないがサンチアゴの町まで戻ってGSを入れないといけない。しかし、30キロ走るかどうかも怪しい。バイクのオッサンは優しくも、俺の後ろをずっとついてきてくれる。
30キロ程走り、GSが見えたところでオッサンは手を振りながら抜いて行った。ありがとう。ささくれた俺のハートに優しさが染み込んでいく。
GSまで後300m位の所でガス欠となってしまった。ブスブスと150m程走り、後は押す。
ヤケクソで先に進んでいたらどうなっていただろう。
給油中、パラパラと雨が降ってきた。やっぱり、今日はサンチアゴまでかな。GSの斜め向かいにホテルがあるのでそこに泊まる事にする。
走り出そうと思ったが、ガソリンメーターが動かない。
再び、むかついてくる。キャップを壊すだけでは飽きたらず、メータ引き抜いて適当にはめ込みやがったな。くそPanalpinaめ!ガソリンタンクからフロートを引き抜き、セットし直すと正常に動いた。
はす向かいのホテルの軒下にバイクを移動する数秒で全身びしょ濡れになるような土砂降りになる。やはり、熱帯の雨は舐めてはいけない。
ちなみに、パナルピーナを色んな字で書くのはこのクソ会社の犠牲者を一人でも減らす為、検索にヒットするよう願いを込めている。
- 30 / Apr / 2005 N/A, Panama - Costa rica.
昨日、夕方から降ったスコールのせいか、夜は結構涼しくなり、熟睡できた。
今日こそこの国を出てコスタリカに入れそうだ。国境まで200キロ程度のはずだ。昨日とあまり変化の無い道をガンガン走る。
2時頃、国境2キロ程手前のゲートで、パスポートのチェックがあった。髭のオヤジが何度俺はハポンだ!と言っても、「ヘイ、チノ!」と繰り返すので、「ファックユー!」と吐き捨てて無視する。他の係員が、「あいつは耳が悪い」というような仕草をするが、チンパンジー程度の知能があれば、俺のパスポートを見れば日本人だと判るはずだ。何のためにパスポートをチェックしてるんだ?最近、馬鹿にばかり遭う。
国境に着く。コスタリカ側に入ったとして、宿はあるかな?と、ふと考えるが、馬鹿ばかりで無駄金を使いすぎたパナマでこれ以上の出費はしたくない。ゲートらしき建物があるが、中はガランドウだ。まだ完成していないのかな?ウロウロしていると、ガイドらしき奴が、「案内してやる」と名乗り出てくるが無視する。屋台のおばちゃんにイミグレの場所を聞き、歩いていくとガイドがくっついてくる。「イミグレはこっちだ」今、聞いたばかりだよ、この馬鹿もんが。「チップはやらんぞ」と言ってもくっついて来るので放置プレーする。
パナマのイミグレはパスポートに変てこなシールを一枚貼り付けるのに1ドルも取りやがる。その後窓口で出国スタンプを貰うのに20分程待たされる。入国と出国の手続きを一人の係員がやっているので時間が掛かる。しかも、前に若い中国人が待っているが、係員にモーションを掛けずにボケーっと待っているだけなので更に待たされる。中国人が窓口から離れた隙を付いて、窓口にパスポートを突っ込み、笑顔で、「オラー!コモエスターセニョール?」とモーションを掛けると係員は頷きながら、俺のパスポートにスタンプに押してくれた。入国側も10人以上並んでいるので積極的に働きかけないと何時までも待たされる。
次は税関だ。相変わらず、ガイドがくっついてくる。通りの向かいの建物でペルミソをキャンセルする。もう、この国に来ることは無いだろう。
「次はコスタリカだ」とガイドが言うので「お前は必要ない」と言うと、「じゃあ、ココまでのチップをくれ」と厚かましい事を言うので、「お前にやる金など無い」とコルデーロ号に跨る。
「あんたが、コスタリカで事故って死んでしまうことを俺は祈っているよ」
と嫌な事を言うのでまた腹が立つ。悔しいので「俺はお前がこんな下らない事をやって、ココで一生、無意味な人生を過すことを祈っているよ」と言い返してやる。悔しかったらまともな仕事をしろ!
コスタリカ側に入る。入国カードを記入し、パスポートにスタンプを押してもらい税関に行く。何だか金が掛かるらしく、ドルを受け付けてくれないので近くの売店で20ドル両替する。
9040コロンになった。レートはこれで良いのか?不安だが、窓口に戻り金額を聞くと4000程取られた。結構いい値段するじゃねーか。パスポートのコピーを取って建物の中の別の窓口に行く。係員がバイクを一見して終了。結構時間が掛かり、汗びっしょりだ。
コスタリカを走る。何だかノンビリしていて、気分が良い。暫く走ると前方にどす黒い雲が掛かっていて、土砂降りになっている。雨から100m程離れた場所で、マウンテンジャケットを着る。目の前が土砂降りなんて、何だか不思議な感じだ。土砂降りの中、暫く走るとGSがあったので雨宿りさせてもらう。
マリオのような髭を生やしたオヤジがニコニコしながら俺のバイクを眺めている。アルゼンチンから走っているというと驚いていた。「この近くに宿はあるか?」聞くと一キロ先に町があって、宿もあると言うので、ゆっくり雨が止むのをまつ。熱帯のスコールだ、それ程長くは降らないだろう。小一時間待つと雨が止んだので、町まで走る。小さい町だが、駐車場のあるデカイホテルがあった。値段を聞くと、22ドルだという。
少々高いがココに決める。
町の名前すら良く判らないが、とりあえずコスタリカ入国だ。
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