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- 20 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
朝から外は凄い騒ぎだ。
スペイン語のニュースを見ても埒があかないのでネット屋で情報収集。
キトの至る所でデモが激化しているようだ。ネット屋は行き場を失った旅行者がメールを書いたりデモのライブ放送をボンヤリと眺めている。賑やかな新市街も殆どの店がシャッターを閉めている。宿に戻ると親父が「ビッグプロブレムだ!」という。ライブ放送は飛行場へと逃げる大統領と紛糾する国会の様子を延々と流している。
いよいよヤバイぞ、この国!暫くホテルの従業員と一緒にニュースを見る。外はデモ隊のクラクション、救急車のサイレンに混じり、時折、催涙弾の発射音と思われる銃声が聞こえてくる。一体どうすりゃいいの?
暫くすると国会で新しい大統領が誕生してしまった。何だかあっけない。中国や韓国のデモもそうだが、デモにはそれを指導する輩がいて、国民はその輩に踊らされているだけじゃないのか?デモや政変なんてのは茶番だな、と思った。
全てはどっかの誰かの書いたシナリオ通りに進むドラマに過ぎない。日本人は中国や韓
国の卑劣で愚かな破壊行為に反応して同じようなバカな事をするべきではない。愛国教育と称して反日感情を煽り、国内を統率しようとする低能三国人指導者など相手にしてはいけない。低能指導者を持つ国民は不憫だ。
南米では中国人は一般的に嫌われている。中には良い奴もいるだろう。しかしこれは俺が肌で感じる真実だ。はっきり言って、中国はアジアの恥以外の何物でもない。
俺まで「ファックユー!チノ!」と罵られるのは複雑な思いだ。
戦後六十数年、例え押し付けの憲法だったとしても、日本人が「不戦の誓い」を憲法前文に明記し、額に汗して稼いだ血税を3兆円以上も中国に貢いできた。それは何に使われているんだ?少なくても俺達は「戦争とは悲惨なもので、今後、紛争解決の手段として戦争はしてはいけない」と教えられてきたのだ。
それ以外に未来を想像する為の知識は一体何が必要なのだ?
靖国神社を参拝することの何処がアジア諸国の感情を害するのだ?
日本では死者の悪口は言わないのだ。
言ったところで何の前進があるのだ?
死者に唾する事の無意味さを理解できないバカは相手にしても疲れるだけなので対話などは無意味だ。
日本国旗を焼きたければ焼けば良い。どうせ日本製じゃない。質の悪い中国製だ。
吼えるだけのバカ犬は自分達の作ったものを壊し、焼き、狂喜している。
そして自らの恥、バカさ加減を世界に発信しているだけだ。ほっておけ。
一国の政変に遭遇し、地球の裏側、母国日本に思いを馳せる。
- 21 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
朝、宿のスタッフに聞いたところ、飛行機に乗って逃げ切ったと思われた大統領は滑走路に侵入したデモ隊に囲まれ、ブラジル大使館に逃げ込んだらしい。一夜明けた街中は平静そのもの。昨日の夕刻から強い雨が降り続けたので、みんな冷静になったようだ。
天気は人の心理に大きく影響するものだ。一日中雨が降り続くので、ネット屋で暇つぶし。もっとも天気が良いところで特にすることはない。為念、運送会社に連絡を入れる。
「大統領が変わって落ち着いたので、全て順調だ!明日の便でバイクはパナマに行く。」と誇らしげに言うが、あんまり人のせいにするんじゃネーよ!と突っ込みを入れたくなる。10日も掛かって何が順調だよ。しかも正確に幾らなのか金額も提示してねーじゃんか。月曜日にパスポート他書類と請求書を出すって、いい加減にしろ!事前の金額の合意無くして勝手に仕事すんなよ。ビジネスでもこんなモンなのか南米って?
今日中に金額を知らせるよう強く申し入れする。夕刻、「やっぱり月曜日に連絡します」というメールが一通。呆れて声も出ない。仕方なく不貞寝する。
- 22 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
朝一番に運送会社に連絡する。なぜ金額の明示が出来ないのか説明を求めるも、午後には連絡するとの一点張りで埒があかない。何なんだよ!頭おかしいんじゃねーのか?パスポートがなきゃ身動き取れねーし、T/Cの両替も出来ネーだろ!と怒ってみるが、段々バカらしくなって来たので電話を切る。不貞寝を続けるも体が鈍って仕方ないので、酸欠でゼーハーしながら筋トレする。
夜、ホテルのロビーでボンヤリしていると目の前でひったくり強盗が起きる。弱そうな二人組みがおっさんのバックをひったくり逃げる。ストレス発散でやっつけてやろうと外に飛び出そうとしたが、ホテルの従業員に止められ、取り逃がす。「あいつ等はとても危ない。この辺りでも11時以降はあんまり外に出てはダメだ。」と諭される。
もうこの国、嫌い・・・。
- 23 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
天気が良くないので、再び部屋で筋トレ。
腹が減ったがいい加減チキンも飽きたので、でっかいステーキを自棄食いする。
そして不貞寝・・・。
- 24 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
朝起きると晴れているので、パネシージョの丘に行ってみる。
面倒なのでタクシーに乗る。なるほど道沿いには、瞬時に強盗に変身しそうな目つきの悪い奴がいる。運ちゃんは窓を閉め、猛スピードで石畳の道を走る。丘について7ドルもボッタクられる。強盗もタクシーもどっちどっちだな。一応眺めは良い。
暇なので旧市街に行ってみるのも一興だが、眺めているうちに興味を失った。南米の至る所にある旧市街、つまりはスペインの旧市街と造りは同じ訳で、ガイドブックには「400年前の空気に浸るのも良い」とか書いているが、京都、奈良なら千年以上だぞ!ウチの近所の八幡神社だって800年の歴史だぞ!空気の重さが違うんじゃねーかと思う。コルデーロに跨って通り抜けたインディヘナの農村の方がよっぽど見る価値があるように思える。
帰りはバスを乗り継いで帰ると50セントで帰ってこれた。何だ、この差は?
宿でTVをつけると、サンマリノGPをやっている。バトン2位、琢磨5位。いいぞ、頑張れ!HONDA!と思っていたらあれよあれよと言う間にシューマッハが2位に着く。ルノーと
の一騎打ち。久しぶりに熱いバトルだ。残り7週で両者の差は一秒以内!どうなるんだ?!また、フェラーリが勝っちゃうのか?
画面に釘付けになっていると、いきなり臨時ニュースでTV画面に変な髭のオッサンが登場。どうやら、元大統領が逃げ込んだブラジル大使館の大使らしい。
辞めてなお、人の楽しみを邪魔しやがる元大統領・・・。
「ド、ドラえも〜ん、コイツが僕の邪魔ばかりするんだよ〜!何とかしてよ〜!」
「また泣き言かい、しょうがないなぁ、ノリ太君は〜。これを使いなよ!」
♪テケテケテ〜ン!♪
「ゴルゴ〜、13〜!」
「ウソついたり、裏切ったりすると、逆にやっつけられちゃうから注意するんだよ、ノリ太君!」
「・・・。」
脳内に妄想の世界が広がる。我慢も、もう限界に近い・・・。
- 25 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
10時に運送会社に連絡する。
手配完了で書類の受渡しと支払いの為、俺を待っている状態だと偉そうに抜かしやがるので、11時に会社に行く。結局950ドルもしやがった。20ドル札48枚で支払う。
パナマシティの何処に行けばいいんだ?と聞くと「コロンだ」という。一瞬言葉を失う。「コロン?あの中米一危険なコロン?」と聞くと頷くだけ。パナマシティに送れって言ったろう!と文句を言うも支店がコロンにあるのだと言う。
自分が間抜けに思えてならない。俺はバカだ。もう、何処でも良いよ、この国を出られれば・・・。怒りが収まらないまま、とっとと帰る。宿近くの旅行会社でパナマ行きのチケットを買う。240ドル。ボコタ経由で何故か帰りのチケットも着いている。何だこれは?と聞くと「片道はもっと高い。」という。
常々飛行機の料金システムは意味が判らない。何となく腑に落ちないがまあ、明日出発と言うことで細事は無視することにする。
結局、エクアドル-パナマ空輸作戦はほぼ失敗に終ったように思う。2週間近くも時間が掛かり、900ドル以上の費用が掛かり、おまけに引き取りはコロンだという。
コロンビアがもう少し安定していれば、俺にコロンビアに行くだけの度胸があれば、もう少しうまくいったように思えて悔しい。
中米は急ぎ足で抜けようと思う。
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