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- 13 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
ゆっくりと8時に起きる。飯を食った後、赤道到着のメールを送る。
ネット屋を出て早速、タクシーで空港近くの運送会社に行くも、HUBBに載っていたパナビアカーゴが無い。住所にあった会社に聞いてみるとパナビアは引越ししたらしい。親切にも新しい住所を教えてくれたので再びセントロ近くの会社に行ってみる。
会社はマーティン何とかグループと改称していた。受付でバイクをパナマに送りたい旨を説明すると、瞼を真っ青に塗ったオネーチャンが出てきた。そんなに厚化粧しなくても十分綺麗なのに、と思いながらもバイクをパナマに送りたいと英語で説明すと「残念だけどもう、輸出はやっていないのよ」と申し訳無さそうに言う。じゃあ、なにやってんだよ!と突っ込みたかったが、ぐっと堪えて「何処か運送してくれる会社は知っていませんか?」と聞く。パナピリーナと言う会社を紹介してもらい、近いと言うので歩く。
途中、大通りでタイヤを燃やすデモと遭遇する。煙が臭いのに閉口する。
思っていたよりも緊張感の無いデモだ。オジサンおばさんがバナナを食いながら、笛を吹いたり、旗を振ったりしている。周りで警戒に当たっている催涙ガスを胸に着けた警官に住所を見せるともう少し先だと言うのでテクテク歩く。日頃の運動不足と標高2800mという酸素不足で息が切れる。
ぐったりしながら更に歩くと土砂降りの雨となってしまった。バス停で暫く様子を見るも一向に止む気配が無いので、近くのファーストフードでコーラを飲みながら雨が止むのを待つ。昼になってしまったので、そのまま飯を食って2時頃まで時間を潰し、住所の会社に行く。
フランシスという英語の喋れるニーチャンが対応に当たってくれた。事情を説明すると、明日で構わないと言うのでパスポートとバイクの書類を持ってくるように言われる。このまま上手く事が運んでくれれば良いのだが。
宿近くに戻り、散髪に行く。今度はどんな頭になるやら。一応、国際免許証を持って行く。床屋のオヤジは免許の写真をじっと見つめ、任せろ!と言わんばかりにバリカンを構える。バリカンが襟足に入る緊張の瞬間。期待していた所でバリカンが止まる。
で、出来るな、このオヤジ!いい感じに仕上がって感動する。
日本の行きつけの床屋よりも上手いかも。3ドル払って15分で終了。
特にすることが無いので部屋でゴロゴロする。
- 14 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
再びパナピリーナに行く。パスポートを始め一式の書類を渡す。コパエアラインという会社が空輸をするらしいが、ボコタの本社に事前許可を取る必要があるとの事。
早い所許可が下りればよいが、南米だからなぁ・・・。
夕方メールで連絡するというので、とにかくお願いして宿に帰る。
再びゴロゴロして夕刻ネット屋でメールをチェックするも連絡なし。
ちょっと心配になる。
- 15 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
昼前にメールをチェックするもまだ連絡なし。
かなり不安になる。
一応他の会社も探しておいたほうが良いだろうと、HUBBに記載されていた他の会社に行ってみるも、SARカーゴと言う会社もなくなっていた。やばいぞ、これは。今日は金曜日。夕方電話で問い合わせるも、まだコパから連絡が無いと言う。
許可が下りなかったらどうすれば良いんだ?
- 16 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
町を歩くと、デモの車がクラクションを鳴らし、ウルサイ。
日に日にデモの規模が大きくなってきているようだ。
不測の事態を考慮しあまり出歩かないようにする。メールの返事を書いてバイクのタイヤ交換、チェーン交換をする。後輪のネジがバカになってしまった。メキシコまで持つかな?それより、果たしてパナマに行けるのか?キトからの空輸が不可能になった場合、選択肢は二つ。グワヤキルまで戻り、船便を探す。船は時間がかかりすぎるので気が乗らない。来た道を戻るのと言うのも面倒だ。もう一つはコロンビアのボゴタまで行く。海外安全情報で危険度3のオレンジに染まった地域を走るのか?何かあって人に迷惑を懸けるのは御免蒙りたい。
どっちにしろ、殆ど実行する気がしないのでひたすら朗報を待つことにする。
我慢だ、忍耐だ・・・。
- 17 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
何もする気が起きない。
月曜日が来ることをひたすら待つ。
- 18 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
昼に電話をする。まだ連絡がないという。
もう少し詳細を教えて欲しいもんだ。苛立ちながらボンヤリと過す。
どうしたら良いんだろう?考えても良いアイデアが思い浮かばないので不貞寝する。
もう直ぐ一週間だぞ。苛立つも俺には待つことしか出来ない。
再びコロンビア入国を検討する。やはり気が乗らない。
- 19 / Apr / 2005 Quito, Ecuador.
午前中にメールを確認するも、音沙汰なしなので、いい加減頭にきて、運送会社に行く。フランシスの通訳を交え、担当のおばちゃんに一体どうなっているんだ!?と詰め寄る。飛行機は高いので船を捜しているという。そんな依頼はしてないだろ!と久しぶりにマジ切れする。
飛行機の場合は送料$650+危険物特別費$75+梱包$80手数料他$120の計$925程度掛かるという。くっそー、900オーバーか!高い!ちなみに海運の場合は立米$200+諸々$350だという。キトからの陸送も含まれての話だろう。しかし、適当に梱包されて2立米になったら700以上掛かるし、最短16日かかるというので話にならん。
南北米大陸北上ルートはコロンビアまで行く勇気がないと金と時間が掛かる。このままキトでボケっと過すのは苦痛以外の何物でもなく、元々600ドル程度は覚悟していたので300ドルの予算オーバーに目を瞑って空輸の手配を急ぐよう依頼する。300ドルは大金だが、大勢に影響を与える金額ではない。コロンビアから半額で送れたとしても俺にはコロンビアのボコタまで無事に走る自信が無い。
何かあれば金だけでなく、色々な人に迷惑を懸けるそれだけは避けなければならない。出発前に皆さんから頂いた餞別はここで使うべきと腹を括る。
午後にコルデーロ号を預けに再度運送会社に行き、宿に戻る。
街中はいよいよ、ただならぬ雰囲気になってきた。
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