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- 01 / Apr / 2005 Lima - Casma, Peru.

約2週間ぶりにコルデーロ号に跨り、北上の旅を再開する。
リマの市内を抜けるのが憂鬱だ。クラクションの喧騒の中、一路パンアメリカンを目指して市内をかっ飛ぶ。乗合バスの運転が狂っている。左車線から物凄い勢いで俺を捲くり、直ぐ右手前のバス停に急停車しようとする。こっちも急ブレーキ!こんな運転されると命がいくつあっても足りん。バスの前に出て怒鳴るとニヤニヤと笑っているので、運転手をぶん殴ろうとバスに近づくと車掌らしき奴が降りてきた。こいつで構わないから殺してやろうと近づくと何だか謝っているようなので、勘弁してやる。

ガソリンを入れている最中にも、後ろからププ―ッと鳴らされ、ブチ切れる!給油中のバイクから離れ、後ろの車のタイヤを思い切り蹴飛ばす。
「やんのか?!ごぅらぁっ!!」
と怒鳴ると、慌ててバックし、他の給油機へと逃げていった。GSのアンちゃんが笑っている。クラクションは楽器じゃねーぞ!
左手でハンドルを握り、右手でクラクションを押さえながら走るここペルーの車は一番始めにクラクションが壊れると言う。おい、こらっ!そこの車、右ウィンカー出しながら左折してんじゃねーよ!
誰か、普通の運転教えてやってくれ・・・。

30キロほど走ると漸く郊外に出た。砂漠の一本道。峠を登ると眼下に雲海が広がる。大した高度ではないが、超低空に雲が広がっている。
「ふっ、下民共が、ぶっ壊れるまでせいぜいクラクションを鳴らすが良い!」
とリマを覆っている雲に向かって悪態をつく。リマ以北のパンナムは点々と小さな町を抜けていく。町に入るとそのままセントロまで行ってしまうのがペルーの道の良くないところだ。バイパスがあるようだが、相変わらず良く判ってない俺も問題だが・・・。

200キロ程走った昼過ぎに適当な町で食堂に入る。定食を頼むと再びチキンスープと炒飯が出てきた。これは手頃で旨い。一休みして再び走り出す。

5時頃にチンボテから50キロ程手前のカスマと言う小さな町に着く。今日はココまでだ。町で一番デカそうな宿を探す。セントロから少し離れたホテルに泊まる。プールがあるが、濁っているので止める。
一休みしてからコルデーロ号に乗ってセントロに夕飯を食いに行く。手持ちが無いので銀行で500ソル程おろす。
チキンと山盛りのフライドポテトを食って寝る。



- 02 / Apr / 2005 Casma - Trujillo - Chepen, Peru.

7時に起きて出発の準備をする。朝飯を食っていたら英語の話せるおばちゃんが出てきて、セチン遺跡に行ったら?と言う。遺跡は飽きたのでもういいのだ。と答え、サクッと出発する。今は北上あるのみなのだ。ひたすら走る。

トルヒーヨの町に着く。ここも遺跡で有名な町ではあるが、既に遺跡にはGSで給油し飯を食う以外に用は無い。大きな町は騒々しいばかりだ。町を我が物顔で走るオート三輪がうっとうしい。しかしこいつもホンダ製。三輪の運ちゃんは意外にいい奴が多く、親切に道を教えてくれる。お前ら、その調子でもう少し運転も良くなれよ。

ガンガンと走り、着実に赤道に近づく。チェペンという町の手前久しぶりに雨に降られる。乾燥した砂漠地帯ももうすぐ終るぞ。
チェペンと言う町の外れのホテルに宿をとる。


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