【日本全国シネコン巡り】附録

【日本全国あるまげどん日記】

あるまげどん日記4:金沢(2)

(99/06/03 at Niftyserve FSSTARS 7番会議室)  こんばんは、kanameです。  調子に乗りつつある、あるまげどん日記その4、日本初のシネコン激戦区、 石川県は金沢の、今度はルネス9シネマにおける『あるまげどん』鑑賞記録で す。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【4回目】99/01/15 at ルネス9シネマ 5番スクリーン(石川県)  今回は、3回目のワーナーマイカルシネマズ御経塚から続いて、同日の ルネス9シネマ。このルネス9シネマは、ヨーロッパでの最大手シネコン UCI系列の日本で2番目の館で、前述のワーナーの御経塚より、約半年 (ここらへんはうろ覚え)早くオープンした、JR金沢駅から車で10分 の場所にある、スパリゾート施設ルネスかなざわの一角にあります。  まぁ、そんな場所に、天気の心配などしながら移動。案の定、やや雨混 じりの雪が降ってきたのを残念に思いながら、チケットを買ったり、ホー ムページ用の写真を撮ったりしていたのでした。  さて、4回目の『アルマゲドン』。 その前に、劇場内の説明をしておくと、この5番スクリーンは、箱の大きさ に比べて、その大きさを実感できるサイズのスクリーン、そして、客席側は かなり急な勾配で、スクリーンとの距離の近さを感じさせてくれます。ああ こういう場所は結構好きかもしれないなぁ、これだけでも来て良かったと思 いながら上映が開始。  すると、本篇が始まって5分も経たないうちに涙が出てきてしまいました。 なんで、こんなにきれいにスクリーンが見えるの? なんで、音がこんなにクリアに、分離して、バランス良く聞こえるの? ここは決して期待して来たわけじゃないのに!  それからは、もう至福の時間でした。日本で一番の映画館を探してはいた ものの、今まで観た映画館の中では、他の映画館に比べて、明らかにTHX シアターのポテンシャルの高さは目に見えていたのですよね。  それが皆、くつがえってしまった。 ある種、自分の中でも出来レースじゃないかと思っていた事が、間違いだった 事が判ったのですから嬉しくないわけがありません。  3回めで、役名がやっとわかったウドキアーも、しっかりと確認することが 出来たし、アップになった人の汗の滴り、表情の動きもしっかりと見えたし、 何よりも、シャトル発射のシーンの美しかったこと!  正確に言えば、黒の再現能力やCGものの見え方のクリアさに置いて、厳密 に言えば、THXシアターに1歩譲ってしまっているかもしれない。けど、一 方でTHXの弱点、どうしてもデジタル臭さが消えない部分、これが、ここで はまったくないんですよね。TVではなく、映画館のスクリーンで映画を観る 事の出来る至福。  しかも、これだけの大スクリーンで。 その後も、宇宙ステーションからの隕石までのシークエンスとか、これがまた クリアでなんとも言えない。あんまり書くと、内容を全部書いてしまいそうな ので、ここまでにしておきますが、この日の午前中にワーナーマイカルで観た 同作品よりも、増してや2回めに鑑賞した109シネマズ港北を、少しでも いいなあと思ってしまったのが、恥ずかしくなるくらいの、印象の差を見せ つけられてしまいました。 そんなわけで、これ以降足を運んだ映画館に対する評価はめちゃめちゃ厳しく なることにもなったのでした。(続く) かなめ(CXE04355)

written by Takashi Miyamoto (c)1999