3年半で447億円の是正
 厚生労働省で「不払い残業撲滅月間」が設定されるほど不払い残業は「悪」として、どの企業でも勤務時間管理を適正にし、ただ働きをなくすことが緊急課題になっています。全国で是正された不払い残業代は二〇〇一年から三年半で四百四十七億円にのぼりました。

日勤48%がただ働き
 当支部の十一月十八日の実態調査でも、看護師は日勤帯で48%がただ働きをしていると答えています。   
 今回本社が不払い残業防止のために、実態調査を行い是正することは当然のことながら協力するものです。 
 師長会の報告では調査に当たって、「職員が自己申告し証拠があれば、是正される」といった説明がされています。しかし、個人が過去の証拠を示すのは困難で、これでは申告しにくく、不払い残業は是正されません。

まず管理者が調査を
 不払い残業の問題は個人の責任ではありません。勤務時間管理を行う管理者の責任を問うものです。
 調査の基本は、まず管理者が鍵の授受時刻や夜勤・中勤報告書の提出時刻と実働時間を照らし合わせて調査し、不払い残業の可能性のある場合は職員にヒアリングを行う、これが本社の指導の第一です。

労基法では休憩は、勤務終了後に与えることは出来ないことになっています。


「休憩15分」の問題
 郵産労がこれまで繰り返し指摘し交渉してきたように、看護部の「勤務終了後に休憩を取るように」との指導がただ働きを生じさせています。 
 勤務終了後は一刻も早く帰宅したいことから、休憩を取らないのが、多くの職場の実態です。
「中勤・夜勤報告書」では実働終了時刻を勤務終了時刻として記入し提出しているため、記載時刻と超過勤務実働時間には当然差があります。
 この『休憩十五分』を解決しない限り、十分〜十五分の残業代も請求しにくく、不払い残業問題は是正されません。
 今回の実態調査ではこれらを踏まえ不払い残業代を支払い、今後の防止策をとってほしいものです。


電子カルテ研修始まったが………
 支部、研修の休憩保障と患者数制限で申し入れる

 支部は、電子カルテの導入に当たり、昨年の十月に次の六点について要求書を出してきました。
  @ 導入前の訓練、準備に必要な作業についてすべて勤務扱いとすること。
  A 時間外労働については手当を支給すること。
  B 混乱なく導入できるよう患者数を制限すること。
  C 業務手順変更に伴う注意点
  D コンピュータートラブル発生時の対応について。
  E 看護診断などの講習会を行うこと。

全体像が見えない
 病院は、三月一日に電子カルテの導入開始を決め、端末の入力訓練が始まりましたが、開発途中のモノもあり、なかなか全体像が見えて来ません。業務手順がどのように変わるのか、コンピュータートラブル発生時にはどう対応するのか、今後の研修で明らかになるのでしょうか。

研修の休憩保障は?
 また、日2で15:30〜17:30の研修に出る場合、慌ただしく仕事を切り上げて、研修場所にかけつけるのが精一杯で、午後の休息はおろか、時間外労働の為の休憩15分は、ほとんど取れないのが実態です。いつどのように取らせるのでしょうか。取れなかった場合、超過勤務として処理する様に各師長に指導を徹底するべきではありませんか?

患者数制限・移転時並の対応必要では
 電子カルテ導入後、混乱が予想される一定期間は患者さんへ迷惑をかけない為、患者数の制限が必要と思われます。外来、救急外来、入院についてどのように対応するのでしょうか。二十数年前の仮病院からの移転時と同等くらいの対応が必要ではないでしょうか。近隣の医療機関への協力、活用は考えているのでしょうか。支部は一月十三日、次の三点について病院に申し入れしました。
 一、15:30〜17:30の電子カルテ研修の休憩はどこの時間帯で付与する事になっているのか。
 二、外来、救急外来、入院の患者数の制限はどのように考えているのか。
 三、近隣の医療機関への協力要請、活用は考えているのか。

2005年 旗開き
1月21日(金)
17時30分〜

場所 職員食堂

 特休期間に非番、週休を入れるように?
 問題あり!

 特休期間に非番、週休を入れるようにとの看護部の指導に忠実に従った師長のいる職場のスタッフは、意図的に特休が減らされて、今年は新年そうそうやる気を削がれた。
 ある病棟で出来上がった勤務表を、試しに「特休期間中週休1日」で作り変えてみたら、何の問題もなく75%の人に入った。師長の口実は「公平にするため」だったが悪い方への安易な公平だ。全員は無理でも、今年入らなかった人には来年優先することも出来る。できるだけ多くのスタッフに特休をいれる気持ちがあるかが問われた。「そのかわり1月10日の祝日をすべて週休にしてあげました」などと、訳のわからぬことを言う師長もいて…。入れるべき休暇数が更に少なくなって、それはたいそう作り易かったに違いないが、もしかしてそこにも非番を入れるつもりだったの?…。対照的に、それはおかしいよと突っぱね、特休を入れる努力をした師長たちもいた。
 看護部の指導そのものが間違っているが、スタッフの当り前の利益をまもれるか否か。師長の人格が問われ、スタッフのやる気にも大きく影響した出来事だった。