すりだね

 基本は、一味唐辛子を油で炒めるというよりは、茹でるイメージでできあがる(家でやるとものすごい香りがするので要注意、経験者は語ります)。

 唐辛子のほか、ごま〜白ごま、黒ゴマ、山椒、砂糖、醤油などを入れるところもあり、それぞれオリジナリティがある。旭さんでは山椒が入ってる感じで、個人的には好みである。

 経験では段々と量が増えてくるの注意。
 女子高生やOLが一時マイ唐辛子などをかばんに入れ、カプサイシンによるダイエット効果などという言葉も頭に浮かぶが・・。また、私たち世代では、麻雀放浪記で坊や哲が唐辛子中毒になるくだりが有名である。
 唐辛子中毒とは、人間の「辛い」という感覚はもともと痛覚だそうで(そんな気がしますね、大量に摂取すると舌が痛いですもんね)、 そのため、多量に辛いものを食べると、痛覚をやわらげる手段として脳内からドーパミンが放出される。 このドーパミンが快感に変わるのだ。 このドーパミンを得る方法として辛いものを再び求め、中毒となるのだそうだ。

他に「青なんばん」(青唐辛子の輪切りを秘伝のたれに漬けたもの)もあります。
吉田のきよちゃんとか都留の鄙のやとかにあるものです。たれは醤油のほか、日本酒というよりは焼酎、少々のみりんか砂糖を入れて、煮切ってアルコールを飛ばした感じでしょうか。甘みがないとドライすぎる感じがしています。