番外編


2005.10.12

ソムリエ2次試験
 かなり難易度高いですね。 

1. ワインに含まれる有機酸のなかで細菌によって侵されやすいのは?
 正解 リンゴ酸
 選択肢は他にコハク酸、酒石酸、乳酸、酢酸

2.MLFで正しい組みあわせは?
 正解 リンゴ酸/乳酸

3.シャサーニュ・モンラッシェだけに属する特級は?
 正解 クリオ・バタール・モンラッシェ

4.ロワール地方のAOCで赤白を産出できるものは?
 正解 メヌトゥー・サロン

5.ボルドー地方のAOCで赤白を産出するものは?
 正解 サン・フォワ・ド・ボルドー

6.(プロヴァンス地方で)最も小さなAOCは?
 正解 ベレ

7.ラインガウの最高級品に与えられる称号は?
 正解 エアステス・ゲヴェクス

8.ドイツで品種名表示を行う際の最低比率は?
 正解 85%

9.イタリアで生産される黒葡萄のなかで最大生産量のものは?
 正解 バルベーラ
 選択肢、ブラケット、ネッビオーロ、アレアティコ、プリミティーヴォ

10.ラツィオ州のDOCは?
 正解 マリーノ
他にエトナ、コーネロ、モリーゼ

11.トラズ・オス・モンテス地方の銘柄は?
 正解 ポルト
他にバイラーダ

12.カリフォルニアで近年、被害が広がっているのは?
 正解 ピアス病
選択肢は他にウィルス病、べト病、フィロキセラ、晩腐病でした。

13.シャトー・シャロン1976年のサービス温度は?
 正解 14 〜 16℃

14.ラルムという用語が意味するものは?
 正解 脚
 選択肢はライム、外観、ビロード、余韻

15.鴨と白隠元豆のカスレに相乗するワインは?
 正解 マディラン
 マディラン、フロンティニャン、ジュランソン、クレピー、モンバジャック
から選択

テイスティング 
@アルザス・リースリング2003
Aブルゴーニュ・ピノ・ノワール2002
Bシャトー・シサック1999(メドック:カベルネ・ソーヴィニヨン)
Cカルヴァドス


2005.9.21
エキスパート・アドバイザー2次試験
ワインエキスパート
1. 2002年のO.I.V.統計で栽培面積が第1位、生産量で第3位の国はどこか?
 正解 スペイン
2.赤ワインの熟成中に行われる作業は何か?
 正解 スーティラージュ
3.モレ・サンドゥニ村とシャンボール・ミュジニィ村から産出されるものは何か?
 正解 ボンヌ・マール
4.ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュの最低熟成期間はどれくらいか?
 正解 15ヶ月
5.コート・デュ・ローヌ地方の銘柄で赤白を産出するものはどれか?
 正解 サン・ジョゼフ
6.ロワール地方のアンジュで作られるオレンジ風味のリキュールは何か?
 正解 コアントロー
7.シュロス・ヨハニスベルクで遅摘み法が開発されたのは何年か?
 正解 1775年
8.ラインガウ地域のヴィンケル村から産出する銘柄は何か?
 正解 シュロス・フォルラーツ
9.イタリアの気候区分で、早飲みでフルーティーなワインや弱発泡性のワインを産出するのは?
 正解 パダナ
10.イタリアの銘柄で酒精強化のものは何か?
 正解 マルサラ
11.リゼルヴァが認められている銘柄はどれか?
 正解 バローロ
12.マスカット・ベリーAやブラック・クイーンを作りだした人物は誰か?
 正解 川上善兵衛
13.フィロキセラ被害を受けていない国はどこか?
 正解 チリ
14.乳飲み仔羊のローストにあうワインはどれか?
 正解 シャトー・ポンテカネ
15.チョコレートに似た風味があるワインはどれか?
 正解 バニュルス・グラン・クリュ

テイスティング
@シャブリ1級2001
Aラインガウ・リースリング2002
Bカリフォルニア・カベルネ・ソーヴィニヨン2001
Cコニャック

ワインアドバイザー
1.ハート型に枝を仕立てる整枝法は何か?
 正解 棒作り
2.天候によって生ずる被害はどれか?
 正解 花ぶるい
3.シャンパーニュの醸造工程で澱を除去する作業は何と言うか?
 正解 デゴルジュマン
4.グラーヴ地区の銘柄で、赤を産出するものはどれか?
 正解 シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン
5.ロワール地方のグロ・プランの別名はどれか?
 正解 フォルブランシュ
6.西南地方のピレネー地区に属する銘柄はどれか?
 正解 マディラン
7.アインツェルラーゲの意味は何か?
 正解 特別単一畑
8.モーゼル・ザール・ルーヴァー地域の土壌は何か?
 正解 粘板岩
9.ピエモンテ州のD.O.C.の銘柄はどれか?
 正解 ドルチェット・ダルバ
10.イタリアで最も生産量が多い白葡萄はどれか?
 正解 トレッビアーノ
11.スペインで初のD.O.C.G.に認定された銘柄はどれか?
 正解 リオハ
12.チリで注目を集めているビオ・ビオという産地はどこのリジョンに属するか?
 正解 サウス
13.生産者と輸入業者の仲介を行う業種を何と呼ぶか?
 正解 クルティエ
14.エアレーションの効果が期待できる銘柄はどれか?
 正解 シャトー・レオヴィル・ラスカーズ2002年
15.フェットゥチーネ・アル・ブッロ・エ・フォルマッジョにあうワインはどれか?
 正解 フラスカティ・セッコ

テイスティング
@モーゼル・ザール・ルーヴァー・リースリング2003
Aシャブリ1級2001
Bオーストラリア・シラーズ2002
Cグラッパ


2004.11.10
 昨晩は全日本ワインエキスパート選手権大会が名古屋のホテル・グランコートにて開催された。私が出場するわけではなく、友人知人の応援で赴いた。

 

 というわけで久しぶりに御気楽な列車旅行。甲府から名古屋まで塩尻経由で中央線で。4時間弱。昼すぎに出たので、お供は、海鮮バラチラシ、かんぴょう巻き2本と、スーパードライの175CC缶、ワインはワイン専門お土産屋さんで冷えていたサントネージュさんのクラスドールのハーフ(シャルドネとシュナンブランのブレンド)。

4時前に名古屋につき、ホテルにチェックイン。
その後、会場の隣にある名古屋ボストン美術館で見学。
 

 ジョージア・オキーフなど現代アメリカの作品が多く展示されており、普段、中世近代ヨーロッパばかり見ている目には新鮮に写る。オキーフって女性だったんですね。

 さて、午後6時からということで会場につくと人でごったがえしている。500人近くはいそうな雰囲気である。エキスパートコンクールにこんなに人がいるのはなぜと目を点にしているとどうもワインを楽しむ夕べというようなイベントを兼ねているようで、一般のお客さんがほとんどということ。ワインも協賛会社からの提供で飲み放題に近い(高いワインはあまりないけど)。

 準決勝は、午後2時から2時間ほど行なわれたようで、筆記が30問?テイスティングが5種出たそうである。ききかじった記憶では、日本のソーヴィニョンブラン、ギリシャのレッチーナ、フランスのピノ?などで、ここで3つほど合ってると公開決勝に残れる感じである。筆記の方は準備してもわからない問題が多かったという感想が多かった。

 7時前に、準決勝に残っている全国20人が壇上に並び、公開決勝進出者の発表。6名が進出。会場を公開決勝用に模様替えし、決勝戦の開始。

 
  公開決勝の様子。

 結局田崎サロン関係は男性1名、女性が後藤さん1名という合計2名。

まず最初の問題は桔梗ヶ原は何県にあるという問題。5人が長野、1人が山梨と答える。
あと、ルイ15世の愛人であるポンパドール婦人が所有していたワイナリーはどこという問題。シャトーラフィットロッチルドは不正解。正解はシャトー・ラフィット。その当時はロスチャイルド家は関与してなかったということで・・・。これは後藤さんが見事正解。さすがです!他の方はほとんどロッチルドまで書いていた。次はシャンパーニュで有名なドンペリニョンのファーストネームは?ピエール。
 その次は白ワインのグラスが渡される。このワインの国名は何、スイス。品種は何。シャスラ。相性料理は何。チーズフォンデュ。
 次に赤ワインのグラスが渡される。このワインの国名は何。フランス。AOCは何、ボルドー。品種は何。カベルネソーヴィニョン。ヴィンテージは何90年。ここで北海道代表の女性がヴィンテージをただ一人ぴったりとあて、一気に12本ゲットで首位に躍り出る。この段階で2位と3位が同点ということで、同点決勝、このワインの値段はいくら2万円。より近かった後藤さんが勝利。
 結局、北海道支部の佐々木美津子さんが優勝。後藤京子さんは前回に続き惜しくも2位に。西関東支部の一月さんが3位に。女性が3位までを独占した。
 その後、お楽しみ抽選会などあり、今宵のパーティーは終了。

 終了後、前回優勝者のYさんやNさんなどサロン出身者が打ち上げを用意してくださっていたので栄のWINE BAR Spirits というすばらしいお店でワインを頂く。ここには各支部の代表も4人参加され、いろいろな苦労談あり、普通のワイン話ありで、盛り上がり、2時前に打ち上げ終了になりました。エキスパートというと普段素人の資格みたいに見られていて片身が狭いが、このようにエキスパートだけが集まるというのも連帯感があっていいものだと思った。
 いろいろなセッティングをしてくださったYさん、Nさんありがとうございました。

 次回のコンクールは再来年になるとのこと。段々とレベルが上がっていることは間違いないと思われる。
 出場者のみなさんは本当にお疲れ様でした。しばし、翼を休めてください。


2004.10
ソムリエ2次試験情報
1、Chateau Tour Leognan Blanc 02 ソーヴィニョンブラン フランス 飲用適温8度 余韻7−8秒 サーモンのグリル香草風味
2、Miguel Torres Manso de Velasco 00 カベルネソーヴィニョン チリ 飲用適温18度 余韻7−9秒 牛ロースの網焼きベアルネーズソース添え あるいはエポワス
3、Yering Station Yarra Valley Pinot Noir 00 ピノノワール オーストラリア 飲用適温15度  余韻7−9秒 牛ロースの網焼きベアルネーズソース添え あるいはエポワス
4、キルシュ サクランボ 45度


2004.9.22
昨日はアドエキ2次試験。TWSのメーリングリスト、某氏からのメール(ありがとうございました)より速報です。

 デギュのほうは、なんと国名まで答えるようになっていたようで、また例年白白赤、白赤赤と並んでいたのが、今年は去年と同じ白赤赤だった点も例年と異なります。コメントもこれまでの数字書込み方式からマークシートになったこと、コメントの数の方も決められた個数を超えてはいけないなど?、かなり方式の変更があったようです。
 これまでの私の日誌で紹介した2次試験の方式はそのまま維持されていない可能性がありますのでご注意ください。


ワインエキスパート&ワインアドウァイザーの2次試験2004年度

口頭試問(エキスパート)
1、19世紀後半ヨーロッパをおそいぶどうの木を壊滅させた害虫は?
    フィロキセラ
2、1855年のメドック5級格付けで1番多いAOCは?
    ポイヤック
3、白のワインを生産しているところは?
    ミュジニー
4、黄色のプラムの名前は?
    ミラベル
5、NZで最も緯度が高いのは?
    オタゴ
6、赤のみのAOCは?
    カオール
7、ヴァイスブルグンダーの別名は?
    ピノ・ブラン
8、ドイツで赤の生産量が多いのは?  
    ヴルテムベルグ
9、イタリアの酒精強化ワインは?
    マルサラ
10、イタリアワインでレゼルヴを名乗れるのは?
    バローロ
11、NY州でヴィニフェラを栽培研究した人は?
    コンスタンティン・フランク
12、テンプラニーリョの別名でウル・デ・リュブレはどの地方?
    カタルーニャ
13、法的に認められたスペシアル・ポートは?
    コルヘイタ
14、キャビアに合う飲み物は?
    ウォッカ
15、ブイヤベースの合うのは?
    カシー

口頭試問(アドバイザー)
1.カヴァの造り方は?
  トラディショナル方式
2.ポムロールのAOCはどれ?
  Ch.プティ・ヴィラージュ
3.赤しか生産していないAOCは?
  フィトゥー
4.シュナン・ブランの別名は?
  ピノー・ド・ラ・ロワール
5.ワイン系アペリティフは?
     デュボネ
6.ドイツのラインガウ地方、ラウエンタール村の畑は?
   バイケンBaiken
7.ストゥックの容量は?
  1200リットル
8.イタリアの甘口は?
     レチョート・ディ・ソアヴェ
9.イタリアで白しか生産していないDOCGは?
  ベルナッチャ・ディ・サンジャミニャーノ
10.日本のワイン醸造を始めたのは誰?
  山田宥教(講習会でこちらだけチェックがあったそうです)
11.スペインのリアス・バイシャスで一番生産されている品種は?
  アルバリーニョ
12.アメリカのノースウエストで良い影響をおよぼしているのはどれ?
  カスケード山脈
13.オーストラリアのヤラヴァレーがあるのはどの州?
  ヴィクトリア州
14.輸入するのに、1番安いのは?
     EX Cellar
15.生牡蠣のレモン添えに合うワインは?
  GAVI

デギュスタシオン(エキアド共通)
・シャルドネ  2000  フランス Mercurey Blanc  飲用適温10度 余韻は9−10秒、ホタテ貝とマッシュルルームのグラタン
・カベルネ・ソーヴィニヨン  2000  アメリカ 飲用適温17度 余韻は8ー9秒 サーロインのペッパーステーキ、キジのローストきのこ添え
・シラーズ   1998  オーストラリア 飲用適温17度 余韻は8ー9秒 サーロインのペッパーステーキ、キジのローストきのこ添え
・ルビーポート

白のぶどう品種の選択肢は
 シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、
 シュナン・ブラン、ゲビュルツ・ラミネール、ガルガーネガ(!)
赤のぶどう品種の選択肢は
 カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、サンジョベーゼ、ガメイ、
 ピノ・ノワール、テンプラ・ニーリョ
4番目の飲み物の選択肢は
 ルビーポート、デュボネ、ペドロヒメネス、バニュルス・グランクリュ、レチョート・ディ・ソアヴェ

ヴィンテージは、白赤ともに98・00・02

4番目飲料のアルコール度数は、14・16・18・20度

供出温度は、白が5・10・14、赤が14・17・20度

白ワイン
  ・ホタテ貝とマッシュルームのグラタン
  ・シュークルート
  ・鴨のオレンジソース
  ・オッソ・ブーコ・アッラ・ロンバルディア
  ・シェーブルチーズ

赤ワイン
  ・仔牛のクリームソース
  ・サーロインのペッパーステーキ
  ・キジのローストきのこ添え
  ・生ハムメロン
  ・スパゲッティー・ボンゴレ
  ・サンピエールのブールブーラン(的鯛の白ワインとバターのソース)


2004.5.23

 今年のサロンでは、昨年のつたない受験日誌をプリントアウトして線を引いて参考にされている方がいるとかで作者としてはうれしい限り。読み直してみると苦労したなあと感慨を新たにする。

 さて、ここのところサロンのメーリングリストでエキスパートコンクールの話題がちらほらと流れている。それでサイトに新風をということで受験日誌の番外編ということで第2回ワインエキスパートコンクール玉砕日記と称して華々しく再デビュー?

 本日、コンクール予選の申込書が協会から届いた(ちなみに私は協会には入っておりませんが、ブラッシュアップセミナーとこのコンクール関係は郵送されてきている)。今年は予選が7月19日月曜日海の日。コンクールの参加料は5000円(協会員は3000円)。
 
 去年の第1回はワインサロン出身の柳園さんが優勝された。それでサロン2連覇なるかということなのである。サロンは上野博さん(通称ピロシ)始め、優秀な方がたくさんいるので、彼ら彼女らがその気になれば、結構2連覇の目は確率的に高いのではなかろうか。知佐先生も教え子が2連覇だったらうれしいだろうなあ。
 柳園さんとは知佐先生のポメリー優勝のお祝いパーティーのときに3次会くらいまでご一緒させていただいたのでなんとなく親近感がある。大変な勉強だったという話もそのとき聞かせていただいた。

 WANDSに去年のコンクール公開決勝の問題が掲載されている。次のとおり。

 転載:日本ソムリエ協会は6月29日、東京のホテルオークラで第1回全日本ワインケキスパートコンクールの公開決勝審査を実施した。
 予選を通過した20名の準決勝進出者の中から決勝審査に進出したのは女性3人を含む6名。500名を超える観衆が見守る中で行われた公開決勝では、テレビのクイズ番組にも似て、衝立によって仕切られた壇上に並んだ選手は質問に対する回答をひとつずつ大きな画用紙に記入することを求められる。
 設問ひとつに対する懸賞は協賛会社から贈られたワイン1c/s12本で、それを正解者の人数に応じて分配する。正解者が一人しかいない場合は12本全部がその正解者に渡り、一気に優位に立つといった具合。
 設問は全部で14。
@三択問題。カリフォルワイン「ハーラン・エステート」のAVAはどこか。正解:オークヴィル。
A「世界の銘酒辞典」2003年版でハーランの98ヴィンテージの小売価格は幾らか。正解:6万円
Bシャトー・ペトリュスを所有するネゴスの名をカタカナで応えよ。正解:ムエックス。
Cシャトー・ペトリュスにおけるカベルネ・フランの作付け面積比率は何%か。正解:5%。
Dシェリーのフランス語表記を回答せよ。正解:Xeres。
Eシェリーの原料葡萄2種をカタカタで表記せよ。正解:パロミノ、ペドロ・ヒメネス。
FイタリアでDOC、DOCGが最も多く認められている州はどこか。正解:ピエモンテ。
Gピエモンテの中で最も生産量の多いDOCGまたはDOCはどこか。正解:アスティ。
ブラインド・テイスティング
H生産国はどこか。正解:フランス。
I同じワインの葡萄品種名を応えよ。正解:ピノ・ノワール。
J三択問題。このワインの格付けは何か。正解:村名。
Kこのワインの村名をカタカナで記せ。正解:モレ・サン・ドゥニ。
Lこのワインのヴィンテージを記せ。正解:1982年。
Mこのワインの小売価格は幾らか(ヒント、ワインはルイ・ジャド社製)。正解:2万6000円。
 荒井基之氏の軽妙な司会によって設問が進むにつれ、回答者それぞれの前に獲得したボトルがつぎつぎと並べられる。このようなコンクールに慣れていない回答者は終始緊張した面もちだが、会場の雰囲気は大いに盛り上がった。
 さてその結果、みごと総数168本のうち42本のボトルを獲得した柳園佐智子さん(東海支部)が優勝の栄冠を手にした。ボトル獲得26本の同数で二人が並んだ2位は、正答率の高さで後藤恭子さん(西関東支部)が準優勝に、小泉和久さん(同)が3位に選ばれた。柳本さんには今年11月に行われる世界ソムリエ大会への研修ツアーとウィナーズ・ジャケットが贈られた。


2004.7.7
もうすぐ西関東予選。チーズが勉強できてないのだから、ワインの勉強ができているわけはない。中級でテイスティングしているのが唯一のすくい。知識面はゼロに近い。いろいろと情報が入ってくる。知り合いが結構コンクール受けるようだし、中級同期に去年の3位の方がいたりである。今年は勉強もしていなくて無理なので、まあ冷やかし程度に気楽に受けてきます。


2004.7.20
 昨日は、西関東予選が開かれた。結論的にはいわゆる予選落ち。
 まあ、今回は受けることに意味がある状態であったので、気楽に受けてきた。仲間の本田夏子さんが予選通過。おめでとう!
 それで予選の雰囲気を例によって、ダイジェストでお送りします。場所は、神田の日本ソムリエ協会ビル。初めて伺ったが、3階建て地下1階の建物である。1時開場ということであったが、12時40分くらいに着いてしまったら、あっさりと中に入れてくれて、試験室へ。今年は60人くらいの予選参加で7人が選ばれると事前情報を入手。1時20分から10分間オリエンテーション。筆記50問が50点(30分)。その後、テイスティング5種類(30分)が50点(品種5点、国3点、ヴィンテージ2点)。テイスティングの配点がかなり高い。今年はすべて択一式ということでほっとする。人数が多くなって記述式は採点が大変なんであろう。

 さて、1時30分から試験開始。帰りの電車で一緒に受けた人と再現をしましたので、どうぞ。今年の認定にも出るかもしれません。なお、問題、選択肢などの単語は原語で書かれています。

1、EU加盟国でないのはどれか キプロスとかハンガリーとか
2、ジョイントベンチャーでないのはどれ ドメーヌシャンドン、アルマヴィヴァ,セーニャ、タロマス
3、リスベラトールが効かない病気はどれ 糖尿病、心臓病、高血圧
4、白ワインのかもし マセラシオンペリキュール、マセラシオンカルボニック
5、Xingjinng はどこのワイン産地 中国、インド、キプロス 綴りは不確か。
6、カベルネフランのシノニム ブーシュ
7、ポルト甘口・酒精強化? アレンテージョ、カルカヴェロスバイラーダ(この項肢不明)
8、スペイン ドゥーロ川沿いでないものはどれ。リオハ、リベラデルデュエロ
9、オーストラリア産出量が一番多い州はどこ。
10、1976年パリで行なわれたフランスワインとカリフォルニアワインのブラインドコンテストで優勝したのは。スタッグスリープ ハーランエステート
11、シャブリ Vosgros はグランクリュ、1er
12、カロンセギュールの格言 
13、NZプロヴィダンスの特徴 無農薬
14、川上善兵衛が作った葡萄園 岩の原葡萄園 桔梗ヶ原葡萄園
15、日本のシュールリーの瓶詰め期限 3月15日 4月15日 6月30日
16、イタリアサルディーニャ州のDOCGはどれ
17、ローマの休日でヘップバーンとグレゴリペックが飲んだワインはどれ キャンティ ブルネロディモンタルチーノ
18、ブリアサヴァランがチーズの王様とたたえ、マールドブルゴーニュでウオッシュするチーズはどれ エポワス
19、エメラルドリースリングは何とリースリングの掛け合わせ ミュスカデル
20、ドメーヌに該当するドイツ語 ワイングート、ワインケラライ
21、ウイユドペルドリは何の目 ヤマウズラ シギ
22、ブランダードは何の料理 鱈、川かます
23、アルザス石灰質土壌はどれ ブラント ランゲン、シュロスベルク
24、南緯が一番高い地域はどこ タスマニア オタゴ アルゼンチンやチリもあった 地域名と国名併記
25、アメリカにヨーロッパ品種を導入した人でカリフォルニアワインの父と呼ばれる人は誰?アゴスティン・ハウジー、ロバートモンダヴィ
26、光合成は何から、何へ転化する作用? 2酸化炭素、酸素、水なんかがいろいろ組み合わせ
27、フィロキセラ対策に一番いいのは 台木 農薬
28、機械摘みの長所 人件費削減 設備投資費用が少なくなる、貴腐果などを粒よりできる
29、ポルト収穫7年以降 コルヘイタ
30、ガロンヌ川とドルドーニュ川の間にあるのはどれ、グラーブドベール、ブール、フロンサック、セロン
31、トカイは何ミリリットルの瓶 375,620、750
32、エグリ・ビカベールの葡萄品種 ケークフランコシュ
33、途中でアルコールを加え、発酵を止め甘さを残すのは クレームシェリー、ポルト、
34、ロゼの製法は セニエ
35、フィネスは何に由来する タンニン、果実味、酸味
36、ボルドーで色を濃くするためにブレンドする品種はどれ。 プティヴェルド、マルベック
37、マディランと同じ産地で甘口はどれ パシュランドゥヴィックビル、ジュランソン
38、グランジの白はどれ
39、レッチーナとは何 ギリシャ松やに リッチーナ原語が難しいので一瞬何と思う
40、マディラ使用品種と上げられるのは何パーセント以上入ってればいい 85%
41、モンダヴィとジョイントしているオーストラリアのワイナリー キララ、ハルウララ、タロマス
42、補酒を意味するのはどれ ウイヤージュ
43、イタリアDOCGで一番古いものはどれ。バローロ、キャンティ、モンテプルチアーノ
44、スモークサーモンに合うワイン ソーヴィニョンブラン
45、さくらんぼで作るオードヴィーはどれ キルシュ
46、98年にリリースされたアルマヴィーヴァの1stヴィンテージは何年 95.96.97.
47、イグレックのAOCは何になる ボルドー、ソーテルヌ
48、NZに初めて葡萄を導入した人は誰?サムエル・マースデン
49、ブルゴーニュの畑の単位であるウーヴレは? 1/24 ヘクタール
50、不明


 択一試験終了後、次にテイスティングの準備が整うまで、地下1階でまたされる。15分間くらい。雑談しながらすごす。ほどなく呼ばれ、3階に戻ると白2、赤2、その他1がすでに注がれている(認定のときとの違い)。
正解だけ先に述べると@リースリング(オーストラリア)2003、Aヴィオニエ(フランス)2001、BマスカットベリA(日本)2003、Cピノノワール(NZ)2003、Dユニ・ブラン(ピノデシャラント)NV ヴィンテージはちょっと不確かです。

1番はソーヴィニョンブランに、2番はミュスカデに3番は正解(よかった山梨出身で落としたらしゃれにならん ガメイと書いた人が非常に多い)、4番はサンジョベーゼ(堆肥香みたいのがしたので)。フランスの品種だけでなくて、海外の高貴品種をきちんと勉強しないと、テイスティングで点が取れない。

ピノデシャラントが得意な田崎サロン出身者はさすがに5番は正解に達してました。しかし、認定合格後、人ごとながら、みんなすごい成長しています。新世界のピノの特徴だとか、リースリングもオーストラリアのは香り高くなるとか、フランスの伝統的品種以上の情報も増えてくるのはさすがというほかありません。

というわけで3時試験終了。

1時間ほど近くのジョナサンでビールを飲んで、4時ころ会場に戻ると本田さんの名前がありました。次はいよいよ2004年11月9日名古屋です(公開決勝:18時からホテル・グランコート名古屋)。全国で予選を勝ち抜いた20人が準決勝、公開決勝と進みます。みなさんがんばってください。