2003年6月の受験日誌


その21 2003.6.1

 昨日は、TWS第15回 前半まとめのテスト
というわけで、先週は、初めて酒を飲んだ後、勉強を二日ほどせざるえなかった。飲まなきゃいいのにと思うのだが、そこはそれ。ワイン概論とフランス全部というと結構、量も多い。
 
 それで復習もかねて10年分の過去の問題を解いてみることにした(当然フランスまでですが)。最近は問題数が多くなって、まあちょっと細かい問題も出るには出るが、7〜8年前までさかのぼると、牧歌的な時代というべきか、毎年同様の問題、しかも問題数は少ない。試験の難易度であるが、ほとんどスクールで勉強したことを完璧に押さえてあれば100%取れる問題ばかり、むろんブルゴーニュの1級畑なんかはちょっと知らないのも出てくるが、事前講習会で話があると思うので・・・。

 当日も5時に起きて、ノートをペラペラ。電車の中でもペラペラ。今やまとめたノートだけが財産である。ここにスクールのエッセンス、友達と造ったゴロや、相性料理なんかのデータが全部入っている。

 それで、試験。台風の中、「今日来たあなたたちはえらい」とおだてられ、試験開始。167点満点である。普段の小テストに比べれば、本試験並みの難易度でやさしく感じるがやはり覚え切れなかったところもあって、157点でした。ブルゴーニュの地図でポマールとヴォルネイを落としてしまって、ムルソー、ピュリニー、シャサーニュを二つずつ上の位置と回答してしまい、なんということだと愕然とするが後の祭り。笑ってしまった。早速、トイレにブルゴーニュの地図を張り出すことにしよう。
 しかし、毎週の小テストやこういったまとめのテストに直面しなければ勉強なんてみんなしないだろうから、そういう意味では大変だけど、ためになる。
 
 その日はオードヴィーの試験とテイスティングの試験もあったのだが、なんとか終わった。

 テイスティング試験は1時間かけて、白3種、赤3種のコメント、生産地、ミレジム、銘柄、価格、相性料理、葡萄品種、供出温度をすべて書かせる問題。ためになったのは、外観と香りでまず品種を決めて、味わいで確認するということ。全般にまあまあで5問品種だけは少なくとも合っていた。しかし、ガメイをグルナッシュと答えてしまい残念。私たちの仲間は優秀。全問正解が半分、5問正解が半分。

 次週以降2週間でドイツとイタリアを終えるということで、これが第2の山だそうだ。ドイツは暗記量が多いので、初めて予習を指示された(次週はその代わり、小テストはない)。
 
 TWS終了後、仲良しグループで、テイスティング会及びワイン会の第2回。今回は赤ワイン8種類のテイスティング。ネッビオロやサンジョベーゼなど普段飲みなれない品種が入っているのでみんな苦戦。一人だけ全問正解するも、私は半分の4問正解。ちょっと疲れしまい。早々に早くワイン飲もうという声が多く、ワイン会に突入。ワイン会の様子は本日のワインのほうに。



その22  2003.6.4

 ドイツワイン予習するようにとの指示をまじめに守り、テキストを開くものの、どうしたらいいのというほど範囲が広く、また複雑そうな感じ。

 そこで考えたのが過去問10年分を解いてみようという案。そこで2日かけて解いてみた(といっても合計2時間もあればできあがる)。テキストに年度と問題番号を書き込むわけだ(この勉強法はおすすめ)。もちろん、予備知識ゼロなので、テキストを見ながら該当箇所を探すという作業になる。そうすると大体出ているところは共通してくるので重点的に理解しておく箇所はわかるようになる。

 13地区やその特徴を覚えるのがメインかなと思う。また、変な名前(大僧正の山とか曲がった畑とか)がどこの地区にあるかなんて何か覚え方があるのでしょうか。あるいは変な名前のやつは、講習会で指示されるのかもしれないななんて、甘い期待を持った次第。



その23  2003.6.6

 昨日はTWS第16回。東京で仕事があったので、振り替え。ウイークデイの昼間はやはりアテンダントさん関係が多い。男はごくわずか。毎週振り替えたりしてね(冗談です)。

 今回は小テストはないが、気が滅入るかもしれないドイツワインの講義。イタリアはさほどではないからドイツをなんとかクリアーすれば目処が立つそうである。2時間20分の講義。体調が良くないと聞き落としも出てくるかもしれない。講義の後、「鼻からシュペートブルグンダーが出るわ」とのたまわっておられた方がいらっしゃったということで、たしかにと思った次第である。

 また、今週は前回のまとめのテストの発表。奥ゆかしい私であるが、”受験日誌”である以上書かずばなるまい。じゃ〜ん。21位で貼り出されていました。ちょっとうれしいものである。

 テイスティングは、リープフラウミルヒとフランケン、リースリング3種。赤1。ドイツの赤ワインは初めて飲んだ。例のシュペートブルグンダーです。白は香りだけだと結構区別がつかなかったりする。難しいものです。



その24 2003.6.13

 ドイツワインの勉強があまりできていない。先輩によるとドイツが終わるとなんとなく先が見えてくるということで、ここが辛抱のしどころ。

 日課ゆえ相変わらず毎晩飲まなければいけない。朝は子供の世話とかでほとんど時間が取れないし、日中もさすがに仕事があるので、勉強時間といえば運良く深夜目が覚めたときしかない。というわけで、今朝は3時に目が覚めたので、勉強しようと思いつつ、HPの更新なんかをやっているのですぐに朝が来てしまったりして・・・。 う〜む、困ったものだ(苦悩)。



その25 2003.6.16

 昨日講習会の受講票とビデオと教本が来た。ソムリエ協会によると第1便ということでやはり最速でついているようだ。ビデオはソムリエ界のジャニーズ(古い?)と言われる石田ソムリエがメインの主人公、コメントやサービスの動作はきびきびと美しい。
 教本はまた厚くなっており、なんとかしてよという感じ。

 おとといはTWSの第17回。イタリア。
ドイツは2週間あったのでまだよかった。膨大なイタリアを1週間でどうやってやるのという感じで講義は容赦なく進んでいく。終わると久しぶりに疲れた。DOCGも現在26個あるとかで全部、名前、どこの州、カラー、原料葡萄品種を1週間で覚えてくることが今回の最大の山場。無論他にも著名DOCや州ごとの特徴とか、覚えることが多すぎる。

 まあできるところまでやるほかないという感じであるが、荒井先生なんとかしてくださいという感じ。先生のおしゃっるには、イタリアは20数ページしかないんだから捨てるなんてもったいない、結構少ないページで効率的に点を稼げるんだからということでした。がんばりましょう、ご同輩!



その26 2003.6.23

 おとといはスペイン・ポルトガルの講義。スペインに関しては、法律(4段階)、主要DOCとDOの名称と地図上の位置葡萄品種(テンプラニーリョの別名とかも)、シェリーの復習がメイン、ポルトガルは主要DOCの名称と地図上の位置、ポートの復習、マディラあたりがポイント。
 先週は結局当日の朝までイタリアの勉強ができず、朝4時に起きて、イタリアの各州やDOCGを覚えたり、ノートを作ったりという始末。久々に登校拒否になりかけた(笑)。でもやれば結構なんとかなるもんで久々に猿マークかと覚悟したが、電車の中だけの短期記憶によりたいへんよくできましたマークがついてきた(70点くらいなんですが)。
 勉強の仕方であるが、州名と26DOCG(2003年に二つ増えた。新しいテキストは24のままだけどたぶん講習会で補充されるから覚えておくようにとのこと)、著名DOCはイタリアの白地図をA3に拡大コピーし、それぞれ、名前、カラー、品種名を書き込んでいく方式。再度コピーしてカラー別にラインマーカーでも引けばさらによい。
 おかげでスクールの後、山梨に帰ってジラソーレさんで頼んだイタリアワインについては結構、どこらへんのワインかとかその地域の特徴とか、ちょろっと説明できて、面目躍如。

 そろそろ講習会ということで、様々なアドバイスをされる。
 まず、インデックスを張る作業。フランスは地方別、他は国別に分けてつけるのである。そして、新しいテキストにこれまで講義で引かせたラインマーカーを転記。その後、講習会で言われた部分を重複しない限りで違う色で塗る。ラインマーカーが引いてある部分を重点的に覚えると完璧なんだそう。大体、このラインマーカーで引いたテキストなんか横で開かれると隣の人はびっくりして心理的に優位に立てるのだそうだ(びびらせるってこと・・それでどうなるって感じですが・・)。
 あと、すごく眠くなるのでカフェイン系のガムや薬剤を置いておくといいらしい。これで準備はばっちりなのだそうですが・・。 
 さらに、下3桁が001の人は、2日目終了後、全員を代表して、壇上に上がり講習会の修了証書を受け取るのだとかで、ちゃんとした格好をしてきたほうがいいですよとのこと。
 例年Tシャツと短パンとかで来て、もじもじしている人がいるそうなので(ありがちですね)。



その27 2003.6.30

 昨日はTWSの総決起集会。1人1本持ち込み、タブロウズにて。2次会は怒涛のカラオケ。うちのグループはおとなしく(?)飲んでる。なっちゃんがいればもう少し違う展開になっていたと思うけど・・(笑)。新しく知り合いも増えて、なんかお友達が増えたのがTWSに行っていて一番の収穫。

 また、知佐先生にこのHPの存在がついにばれた模様。URLを教えるようにということで、観念しました。いろいろ失礼があったらごめんなさい。あえてなんらの修正も加えず、そのままにしておきます。
 
 おとといの講義のほうであるが、オーストリア、ハンガリー、スイス、ギリシャを1日で。オーストリアはドイツとの法律の違いなんかがメイン。ハンガリーはトカイアスーエッセンシアとエグリ・ビカヴェール(ハンガリーの雄牛の血)がメイン。スイスはシャスラー種とカントン(州、行政区)ごとの得意な品種(ピノ、ガメイ、メルロ)なんかがメイン。ギリシャはレッチーナと法律がポイント。

 先週のスペイン・ポルトガルも早々にノート作りまでは行っておいたが、やはり勉強ができず、当日の朝電車の中で覚えるというテイタラク。年間1問程度しかでないということであるが、そういう問題ではない。段々たるんできているのが自分でもわかる。あと2ヶ月しかないのだから、気を引き締めていかねばならない。
 1日、2日講習会ということでTWSも1週あくので、手を抜いてしまったイタリアを完璧にしようと思う。あと、イタリア以降の過去問も時間があったらやってみようと思う。
 と殊勝ですが、どうなることやら・・・。

 明日から講習会。9時から5時過ぎまで二日間びっちり講義ということで、つらい・・。