2003年5月受験日誌


その16 2003.5.5

 GW中勉強をしておけばよかったと思わないようにという先生の注意をまじめに守り、仕事をするふりをして勉強をした。怠慢にもこれまで11回やった授業の前半6回分くらいまったくノート作りをやっていなかったので、板書とテキストのラインマーカー、小テストで出すよと予告された部分を中心にノートを作成。なんとか出来上がる。たしかに日々勉強していないと大変な量であるが、これをやっておかないと仮に合格しても、みんな記憶がなくなってしまいつまらない。わからなくなったらそのノートにもどれば記憶がよみがえるようにしておきたいので作ってみた。連休の3日間はいろいろ行事が入っていて勉強できず、意外と勉強にあてられる時間は少ない。

 あとボルドー以降はノート的なものはあるものの、すでに全部忘れているので、時間が許す限り、記憶の復活をしなければならない。この作業も気が遠くなる。

 結構ワインスクールのお友達とメールのやりとりをしているので、まだ孤独感はない。まあ、たわいもない話ですが・・。
 


その17 2003・5・5 デックファイヴ・ブライドテイスティング会

ホワイノットを使ったグラスワインが楽しめる渋谷デックファイブにてブラインドテイスティングの練習会。TWSの友人たちと。白10種類、赤5種類をみんなで当てっこする。以下、ヴィンテージ、地域、銘柄、造り手、品種の順番に記載。
白の部
1、2002マルボロ(NZ南島)ダッシュウッドS 2、2001ブルゴーニュシャブリ1erモン・ド・ミリュー、ドメーヌ・ド・ラ・ムリエール、CH  3、1999アルザス、クリット、マルク・クライデンヴァイス、ゲヴェルツ 4、1995ロワール、サヴニエール ロシュ・オー・モワンヌ ドメーヌ・オー・モワンヌ シュナンブラン  5 2000 ブルゴーニュ ブルゴーニュアリゴテ アミオセルヴィル アリゴテ 6、2000 マコン ブルゴーニュシャルドネ ジャンリケール CH 7、2001 ローヌ コンドリュー・レ・グラン・ヴァロン フランソワ・ヴィケール ヴィオニエ 8、1999モーザル・ザール・ルーヴァー アイラー・クップ・カビネット アルテンフォーヘン リースリング 9、2000 アルザス アルザストケイピノグリ アルマン・ウルスト トケイピノグリ 10、2000 マルボロ(NZ南島) ワイラウ・リヴァー(造り手) SB
赤の部 
1、ローヌ ヴァルレアVV クロ・プティット・ベランヌ Sy  2、2001 ブルゴーニュ モルゴン マルセル・ラピエール ガメイ 3、1997 ボルドー シャトーモーカイユ ムーリ地区 カベルネ メルロー 4、1998 ブルゴーニュ ボーヌ1erクシュリアス エリック・モンジョベ PN 5、1999プロヴァンス バンドール ドメーヌ・ソラン グルナッシュ

成績であるが、白はまあまあ、赤はひどい出来。シラーとグルナッシュの区別はこれからの練習次第であると思うが今のところ皆目わからない。あとピノとクリュボジョレーとその他のワインとの区別も弱いことを再認識。自分用の区別として昨日みんなからも聞いたり、実地で体験したのは、ゲヴェルツは甘い香り、ヴィオニエは苦味が残る。アリゴテはしょっぱくてすっぱい。グルナッシュはくさめ。シラーは南仏ぽくないことがある。よくわからないのはピノやガメイの可能性あり。こんなところ。

 気を取り直して、みんなでシノワ渋谷へ。連休中のお勉強に対するごほうび。
このお店のよさは照明にあることを発見。渋谷の雑踏の中にこんな静かなスポットがあることは驚きだ。
白は、コルトンシャルルマーニュVV94 ヴェルジェ
赤は、ヴォーヌロマネ 97 エマニュエルルジェ
白は1万8500円、赤は1万4700円。さすがにこのクラスはおいしい。CCはデキャンタージュして出てくる。赤はルジェの他に94のシャンベルタン(ルイジャド)ないし81のパルメも候補に上げたが、ソムリエさんのお勧めは7人で飲むならルジェを薦めるとのこと、94のシャンベルタン、パルメは二人で時間をかけて飲むならいいけどもというアドバイス。
 チーズは、アフィネのシャブリとエポワスもとても熟成がいい状態でおいしい。陶器の器にイタリアンパセリ、笹の葉とともに出てきて美しい。

   

その後、最後もブラインドで食後酒を3杯.
1 Picolit Livio Felluga 98 Reserva (Colli Orientali del Friuli)
2 Calvados du Pay d'Auge Reserve d'Adriena (Adrian Camut)
3 Justino's Madeira TERRANEZ old reserve

2・3は当たると思いますが、1はちょっと難しいですよとのソムリエ氏の言であったが、1を当てた人がいた。
    

最後の最後に自家製ハーブティーのサービス。これもおいしい。次回はおすすめのフォアグラ丼にチャレンジしたいものだ。



その18 2003.5.10 

TWS12回 プロヴァンス、コルス、ラングドックルーション
まず、ラングドックルーションの県名 ごろ。 オリエンタルな黄土色のエロガールだそうです。
AOC全部はとてもやりきれないのでフォージエール、サンシニアン、コルビエール、フィトウ、リムーその他重要どころだけ整理。ルーションのVDN大きな(グランルーション)森(モーリー)の生き猿(リブザルド)晩に留守(バニュルス)だそうです。テイスティングでは、色がうすくてタンニンが強いものには煮込み料理。なめし革〜かなり熟成感のあるワインの表現で、若いワインには鉄分とか言っておくとよいとのこと。
次回はGW明けということでボルドーの2,3級の復習のテストも込みであるとか大変大変。

 応募要綱を申し込んだ。800円を郵便振込。
 講習会一緒に受けたい人は輪ゴムでとめて提出すると近くなることありだそうです。講習会も以前は席は自由だったのでアリーナ席を狙って6時30分から開場を待っていた人がいるそうですが、去年くらいから指定席になったので申し込みの早い順に席が並ぶそうです。 
 どなたかおしゃっていたけど、講習会のスピード速すぎてついていけないそうです。テープ持込もだめだというし、大変ですね。



その19 2003.5.18

TWS13回 今回はジュラ、サヴォワとシュッドウエスト。フランスもこれで終わりということで、オーヴォワという知佐先生のためいきにもにも似た悲痛な叫びが印象的(単に二日酔いぎみだけだったそうですが)。次回、オードヴィーとリキュールの勉強をして、前半まとめのテスト。フランス全部ということで、ちょっと大変。

ヴァンジョーヌのテイスティングしたけど、シャトーシャロン高いけどおいしいとは思えません。1万円と聞くと、まあ手間賃が値段に入っているんだろうけど、買って飲もうという感じにはならないですね。

カオールの品種は何?というところでは、かおるさんていう名前の人を探すのだそう。そしてその彼女が答えられないと、「名前変えたら、カオルコにしなさい」って教えるんだそうです。そうです。品種はコーなんです。南西地方はほぼボルドーのお隣さんなんで、赤ワインや白ワインはいずれもボルドー品種が多い。コーもマルベックということなので。

TWSも折り返し地点。後半も山あり谷ありで今後の困難を強く予想させる。早く実りの秋を迎えたい。ドイツの複雑さといったら・・。でもドイツ人の几帳面さにかけます。きっと法則性があるはずだから。



その20 2003.5.25

 試験まであと3ヶ月。そろそろお勉強モードに入らないとまずい。 
 応募要綱が届き、事前講習会の申し込みと本試験の申し込みを行った。5月6日に応募要綱の受付が始まり、たぶん郵送組では最短に近い提出であろうと思う。事前講習会はこれまで自由席であったが、昨年くらい?から、申込み順に事前講習会の席が前になるように設定されているので、希望の講師がいる講習会に申し込むためにはなるべく早いほうがいいようだ。

 願書の写真の裏には、これも受験中からの慣例で名前のほかに「合格」の2文字を書き込む

 さて、TWS14回。オードヴィーとリキュール。

 日ごろ知識の薄いオードヴィーとリキュール。コニャックとアルマニャックの違いがよくわかった。また、フルーツブランデーやリキュールも、教室でサンプルがまわされ、なるほどこういうお酒かとわかる。テイスティングは、フランボワーズとミラベル、コニャック、アルマニャック、カルバドス、シャルトリューズ。

 フランボワーズ
は木苺のリキュールであるが、青海苔の香りがものすごい。フランボワーズが2次試験の4番に出たら、絶対頂きということである。
 前のテーブルで「相性料理はお好み焼き」とかげらげら笑いながら話している。しっかり受けてしまった。
 コニャックとアルマニャックも色の濃さの違い、樽香の違いでわかる。テイスティング試験でコニャックとアルマニャックとのちがいまでは出ないけどもということ。

 各テーブルの担当者にテイスティング結果を発表させると同時に今日の知識をたたみかけるように質問。今日この時間で全部覚えさせるという知佐先生の教育法はすぐれている。今週はまとめのテストがあるのであまりオードヴィーのほうばかり勉強できないからである。彼女の授業はメリハリがはっきりしていてわかりやすいし、話もギャグなど満載で面白いし、すばらしい先生である。
 
 授業終了後、かねてより計画していた仲間とのテイスティング会&ワイン会(本日のワインにアップしておきました)。