2003年4月受験日誌


その14 2003.4.12

今日はTWSの第10回、ブルゴーニュの小テストの後、講義はロワールとシャンパーニュ。

ブルゴーニュの小テストはまあまあ。ロワールは4つの地区のメインの使用品種やメジャーなワインなんかの説明で結構時間を費やす。シャンパーニュは、すでに製造方法や細かいことはやっているので、今回は3つの地区と17のクリュをどう覚えるかのヒントの講義。聞きたい人は個別にメールをいただければお教えします(今ちょっと飲んでいるので細かい説明はカット)。

 テイスティングは1番がシャンパーニュかカヴァか。「カヴァ人生を歩むかシャンパーニュ人生を歩むかの最後のチャンス」と脅され、これに一番時間がかかってしまう。カヴァほど雑ではないからといって、あまり複雑性もなかったが、シャンパーニュにした。土曜日は結構成績がいい人が多いというのだが、挙手を求めたところ、シャンパーニュが5割、カヴァが3割、無回答が2割といったところ。正解はシャンパーニュ。モエシャンドンだった。
 白ワインは、ミュスカデ、ソーヴィニョンブラン、シュナンブランの区別。SBが結構華やかな香りでちょっとだけ迷ったが、やはり、シュナンブランのカリンジャムの香りと言われると正解に達する。赤はカベルネフランとコトードシャンプノワ(PN)。これもさすがにフランの青っぽいピーマンみたいな香りと、シャンプノワの酸味が残る味わいで難なく正解に達する。今回は全部正解に達した。しかし、あらかじめ品種としてこれとこれというふうに言われないとたぶんわからないかもしれない。
 今回勉強になったのはSBの特徴として、最初から苦味を含んだ酸があるという点。たしかに苦味を感ずる。またSB種は、南に行けば行くほどジャコウ臭、猫のおしっこ臭が出てくるということ。次にCFにはごぼうの香りがある点。さらにCS種に比べてタンニンが弱くて、明るいルビー色であること、フレッシュベリーや青っぽい香り、タンニン中、酸が最後まで残るという点。またロワールのCFに合うのはリエット、アスパラガスのオランデーズソース、これらが定番とのこと。最後に赤ワインはアルコール度11度以下というのは最近ではほとんどないという点。だから11・5から12度以上としておけばよいという点。

 TWSでは、今回セパージュ別に16種類のハーフボトルを試飲用に販売。3万円である(ハーフでセパージュ別というのは少ないそう)。田崎さんのサイン入りINAOグラス2客と、全ワインにテイスティングコメント付きということである(商売がうまい!)。どなたかともに修練していただける方は共同購入しましょう。ただ単なる飲み会にならないようにしましょう。
 
 明日は濱田先生のお誕生会。やはり200人規模だそう。川島さんのほか、辰巳拓郎さんも来るとか。にぎやかな会になりそうだ。



その15 2003.4.19

今日はTWSの第11回。ロワールシャンパーニュの小テストの後、アルザスとローヌ。

結構たいへんかなと思ったけれどロワール4地区の整理ができればシャンパーニュは一度暗記済みなのでなんとかなった。

 アルザスは各AOCの使用品種が何かだけをおさえればOKだから「簡単」と先生。

 ローヌは地図(位置)の問題と、AOCを聞いて色品種が答えられる、また、逆に品種を聞いてAOCがわかるようにたとえばヴィオニエ100%のAOCを二つ書けとか。むろんヌフパブの13品種も一応暗記。

募集要項がついに5月6日リリース。事務局の変更に伴い、連絡先も変わる。電話3256-2022、ファックス3256-2020 逆だったかな?電話をかけてもあまりつながらないからファックスのほうがいいということ。

「まだ本気になっていない人は一日も早く本気になるよう」諭される。ゴールデンウイークにやっておけばよかったと後悔しないようにとのこと。

まあ、いろいろなアペラシオンがわかるということは楽しいことだから、この3週間の間に勉強の遅れを取り戻さなければならない反面、とてもうれしい勉強でもある。

テイスティングは白が4種。アルザスリースリング、同ゲヴェルツ、同シルヴァーネル、ヴィオニエ。赤がシラーとグルナッシュ。今回勉強になったのは、リースリングに苦味なしという点。それからCS、M、シラーの3つの区別として、CSは最後にタンニンが残る、シラーは最後に酸が残る、メルロはタンニンと酸はぱっと終わって、最後に果実味が残るという点。しかし、シルヴァーネルのたまねぎや蒸れたキャベツの香りというのはわからなかった。

TWS終了後、ヴァンシュールヴァンで試飲会。大畑さんもいらっしゃって、手のあいたときには説明をしてくれる。いろいろなワインが楽しめて面白い。アンジュのフランをみんなで回し飲みしたとき、「ああごぼうの香りがする」とみんな口々に同じことを言う。はたから見ると異様な面々である。

土曜日の仲良しグループでテイスティング会を開くことになった(むろんその後お楽しみのワイン会)。フランス料理もならっているアテンダントさんもいて、料理を作ってくれることに。