2003年2月受験日誌


その4  2003.2.2

 昨晩の飲みすぎ(2軒目に同業者に捕まり、女性のいるところまで拉致されてしまった)で最悪の体調で、「今日は行くのやめようかな」などと言っていたら、嫁さんに「何を言っているの」と一喝され、這うようにして電車に滑り込んだ。行きのスーパーあずさでも当然勉強する気にはならず、まったく復習のないまま、小テストに臨んだ。細かい字を見ていると吐き気を催してくる。なんとか記憶を喚起したが50点。猿マーク(もうちょっとがんばってください)がついてしまった。講義のほうもノートはすごい荒っぽい文字。細かい字で几帳面に書いている隣の男の人にそんなに細かい字で書くなよなんて言いたくなってしまう。

 今日はロゼワインと甘口ワインの作り方。家に帰ったところちょうどヴィノテークが届いており、甘口ワイン特集。レストランのソムリエ等に甘口ワインは何がおいてあるかとか、グラスで飲めるかとか、売るのが難しいかとかいろいろなアンケートをしてあって、その回答が結構おもしろい。フランチレストランのほうでは売るのは難しくない。イタリアレストランのほうでは売るのが難しいという返事が多い。フレンチでは最後に甘いのであわせるのは定型といえるのですが、たしかにイタリアンでは、あまり最後に甘いのをという人もいないし、たいてい飲める人はグラッパを注文するのじゃないかなと推測しました。しかしだんだん講義のスピードが速くなるような気がしてそろそろお勉強モードにならないと劣等生のまま試験を迎えることになかねません。でも夜とか飲んじゃうから、勉強する暇ないんですよね。

 今日のテイスティングはホワイトジンファンデルとタヴェルロゼの比較、ミュスカドボームドヴニーズとソーテルヌ、スイートヴェルモットの比較。前者では、セパージュ名、生産地名、アルコール度、など言わされる。後者は簡単であるが、ミュスカドボームド・・の品種がミュスカで、ミュスカデとはまったく違うものだというのが今日のうろこ。しかし、二日酔いでのテイスティングはきつい。しかし、それなのにアルコール度で正解よりそれぞれ1度低く答えてしまう。前回も1〜2度低かったのであるが、先生によると酒に強い人は低く答えがちとへんななぐさめられかたをされたが、自分の印象より1度高く言えば正解に達するということかも。それでも段々修正されていくかもしれない。
次回は、スパークリングワインの作り方など。さすがに昨日は休肝日にしました。



その5  2003.2.10 

 今回は土日がつぶれるので金曜に振り替え、仕事をすべき日にいかに受験とは言え、趣味の延長に時間をつくるのはなんとなく気がとがめる。みんな一生懸命働いているのになあと。貧乏性かもしれないが・・・。そんなわけで予習もみっちり電車の1時間ちょっとで集中。小テストはほぼパーフェクト。やればできるじゃんというわけであります。今回はスパークリングワインのお勉強。シャンパンの造り方という教科書的知識を復習。
 テイスティングは、アスティとブリュット・ゼロのカヴァ、SBでできているゼクト、シャンパーニュ2種の区別。でシャンパーニュ2種は、どちらがヴァンドレゼルブが多いか、どちらが値段が高いかの違いを当てよとのテスト。「今後の泡もの人生が変わってくるのよ」と脅された(つまり、カヴァでもなんでもわかりゃしない人なのか、シャンパーニュでなくてはだめという人なのか)。 
 まずアスティはすぐわかりますね。次にブリュットゼロも砂糖が入っていないのでわかります。3種類は一応迷いますが、ゼクトだけなんとなく種類が違うというのがわかる(スコットで飲んだゼクトーリースリングだったと思いますがーと似た感じでもあった)。そして残り2種がシャンパーニュとして、後者のほうがヴァンドレゼルブが多いこともなんとなく複雑性があったので。値段が500円違いだったのですが逆でした。値段以外は正解でまあまあの感じ。 
 次回は何をやるんだったのかなあ。



その6 2003.2.14

 今回も振り替え東京に出たついで。今回はフォーティファイドワインの作り方。シェリーとポートの作り方がメイン。小テストはシャンパーニュの作り方他。まあまあ。しかしフランス語で読みだけでいいのであるがすべて完璧に覚えるというのは出来そうであるが、2個ほど間違った。電車の中での復習では限界がある。シェリーはともかくポートの作り方はあまり勉強したことがなかった。マディラはいわんや。マディラはポルトガルでやるので今回はなし。主任の濱田先生が川島なお美さんのフェアーでおらず、大沢先生が代講。テイスティングはフォーティドからシェリー、ポート、マディラの3種、フレイヴァードから、ギリシャのレッツィーナとフランスの白ワインつくりのリレ。どれがどれかとそれぞれのアルコール度をあてるもの。シェリーはいつも飲んでいるのですぐにわかる。レッツィーナも松やにの香りでわかる。リレはオレンジとかの風味というのでこれもなんとか区別できる。ポートとマディラで迷う。マディラを飲んだことがなかったからである。しかし、ワイン研究会に持っていったルビーポートがたしか赤ワインと同じ色だったというので正解に達した。アルコール度であるがほぼ感覚と合うようになってきた。むろんシェリーポートマディラは法律で何度から何度までとほぼ決まっているのでその範囲になるためわかりやすくなる。間違ったのはリレ。なんかすごく濃いように感じたのだが、フォーティファイドされていないのだからせいぜい14度と思ったらやはり17度あるという。どうなってんのかなあ。