中日ドラゴンズ日本一への道のり

2005.2.9
 中日は8日、キャンプにテスト生として参加しているクリスチャン・ベロア内野手(25)=右投げ右打ち=とルイス・ブラウン投手(23)=左投げ左打ち=を獲得したと発表した。両選手ともドミニカ共和国出身。 


12.28
 ほぼ人事異動が終了したようなので整理してみました。
 今年の目玉はなんと言ってもウッズ加入でしょうか。待望の4番ファーストの大砲を獲得できました。去年のドラゴンズは年間HR数が111本とリーグ最小、つなぎの野球の勝利といわれるが、やはりHRでランナーを帰すことができれば最も効率がいいのも事実。ウッズ加入でHR数は一気に1・5倍!?
 注目の打順であるが、福留4番でもいいんだけど、HR数がウッズのほうが多いと思うので、3番福留(左)、4番ウッズ(右)、5番は立浪(左)、6番アレックス(右)とジグザグ打線がくめる。荒木井端の1・2番コンビは来年も固いし、8番キャッチャー谷繁も固いので、残るのは7番レフトだけ。英智、井上、森野、森、新加入の大友、仲澤、中村(公、一)のうち誰か固定して欲しい。英智が打撃を磨けば問題なくなるのだけど。
 そして、もう一つは今年トレードの目玉と言われた野口茂樹投手の中日残留がほぼ決定したこと。まだ若いのだからもう一花も二花も咲かせていただきたい。自分が描いているイメージの違いが現状あるのかもしれないが、克服して再生して欲しい。
 また、今年の特徴はやはり楽天への無償譲渡選手が4名もいること、球団職員(スコアラーやブルペン捕手など)で残ることが出来た選手が多いこと。入団後2年くらいで戦力外通告をされた選手も多いことがあげられるが、むしろ運がいいと思って新天地でがんばっていただきたい。
 
退団
川崎憲次郎(投手) 引退 解説者に
筒井正也(投手)  自由契約 中日スコアラーへ
前田新悟(内野手) 自由契約 中日スコアラーへ
善村一仁(内野手) 自由契約 中日スコアラーへ
中野栄一(捕手) 自由契約 中日ブルペンキャッチャーに(今年の活躍は印象に残っているが・・)
湊川誠(内野手) 自由契約 イタリアセリエAで現役続行を希望(イタリアで日本人内野手を募集しているということで)
紀藤真琴(投手) 自由契約 楽天へ無償譲渡
酒井忠晴(内野手) 自由契約 楽天へ無償譲渡
関川浩一(外野手) 自由契約 楽天へ無償譲渡(年ですね、ご苦労様&お疲れ様でした)
小山伸一郎(投手) 自由契約 楽天へ無償譲渡(重い剛速球投手で素質は抜群だったが1軍に定着できなかった)
筒井壮(内野手) 自由契約 阪神へ(星野GMの甥)
植大輔(投手) 自由契約 JR西日本へ(コントロールのいい左の技巧派、アマなら十分戦力になれる)
マーチン・バルガス(投手) 自由契約 アジアも視野に現役続行を希望
マーク・バルデス(投手) 自由契約 米球界復帰希望
オマール・リナリス(内野手) 引退、自由契約 母国キューバで指導者を目指す(次世代の有力キューバ選手をぜひドラゴンズへ!)

入団
ロッテ清水将海(捕手) 中日山北茂利(投手) と1対1トレード(谷繁の第2捕手補強)
西武大友進(外野手)、玉野宏昌(内野手) 中日正津英志(投手)、宮越徹(投手)と2対2トレード(外野手補強)
タイロン・ウッズ(内野手) 横浜を自由契約後、中日が獲得、年棒5億の2年契約。
ルイス・マルティネス投手(24) 前ロッキーズの=198センチ、91キロ、左投げ左打ち、契約金なしの年俸30万ドル(約3090万円)の1年契約。背番号は「49」。 150キロ左腕。発砲歴があるらしい(正当防衛とのこと)

鶴田泰(投手) 広島から自由契約で中日バッティングピッチャーへ(元中日)
酒井大輔(投手) 広島から自由契約で中日バッティングピッチャーへ(愛知県出身)


11.17 2004年ドラフト会議結果

 即戦力を取ってほしいと落合監督が言明したように一人も高校生の指名はなく、即戦力投手が右3人、左3人、また俊足で守備力のある野手と即戦力捕手を取り、今年のシリーズの方向性をより追求した形のドラフトとなった。投手を優先させたためか、打撃力も強力な超トップクラスの野手はとれなかったようであるが、それは仕方がないところと思われる。去年が強打の野手の補強をしたのでバランスが取れているのではなかろうか。6順目の石井投手(横浜希望といううわさもあり)の他はほぼ予定通りのドラフトであった。来年この中から一人でもいいので1軍に定着する活躍を見せて欲しい。また12人も取ったため、現在70人枠から相当の選手が戦力外とされることと思われる。

自由枠 樋口龍美 投手 JR九州 28歳の妻子持ち 左投 常時140キロ台(最速147`)の速球とスライダーで即戦力。左腕社会人屈指の左腕。
2順目 中田賢一 投手 北九州市大 22歳 最速150キロの速球を誇る本格派右腕 川上ばりのカットボールやチェンジアップもある
4順目 川井 進 投手 日本通運 24歳 MAX145`を誇る即戦力左腕で、カーブ、スライダー、フォークの切れも鋭い本格派。制球力もよい。
5順目 鈴木 義広 投手 中部大 21歳 右サイドスローから最速149`の速球を投げる。荒削りだが将来性は十分
6順目 石井 裕也 投手 三菱重工横浜硬式野球クラブ  23歳 146キロ左腕とコーナーに投げ分けるスライダー
 石井は感音性難聴の障害を持ち、左耳はまったく聞こえず、右耳も補聴器をつけている。「サイレントK」の異名を持つ。体力的に不安があるとの声もが絶妙なコントロールを誇る。
7順目 中村 一生 外野手  国際武道大 22歳 右  恵まれた体格から強打、強肩、俊足と三拍子揃っている。
8順目 小山 良男 捕手 JR東日本 23歳 右 横浜高校で松坂トバッテリーを組み春夏連覇、亜細亜大で木佐貫や広島永川とバッテリーを組み大学1位 好リードに定評がある。運がある捕手なのではなかろうか。
9順目 金剛 弘樹 投手 日本通運 25歳 右投げ エースとして、またチームのリードオフマンとして責任感が強く、体力、スタミナもありストレート(145km)、カーブ、スライダー、フォークと投げコントロールも良い。
10順目 鎌田 圭司 内野手 トヨタ自動車 25歳 162cmという身長ながら抜群の身体能力を誇る。
11順目 沢井 道久 内野手 東海理化 25歳 体の割りにはパワーがあり振りが鋭い。足が速く動きが機敏である
12順目 普久原 淳一 外野手 法大 21歳 50メートル6秒、ベースランニング13秒5。肩も強いし、走塁センスも抜群



10.27
 おとといの晩第7戦。石井を打てず完敗。昨日はちょっとショックで更新の元気が出なかったというのが本当のところである。しかし、この戦力でよくここまで戦ってきたと思う。夢も見せてもらったのでお疲れ様と感謝を言いたい。

 このコンテンツも来年までお蔵入りですかね。個人的にはストーブリーグも興味のあるところなので、このまま生かしておこうかとも思ったりしますが、ワインとはちょっと毛色が違うのでどこに収納しようか悩んでおります。HOBBYのところですかね。

10.25
 昨晩、第6戦。松坂がさすがのピッチング。昌はいつものとおりなので、松坂を打てなかったということである。
 西口の投入や、石井・松坂の順などピッチャーの順番を変えてきた西武とローテ−ション順をきっちりと守ったドラゴンズ。ここはシーズン覇者の誇りをかけて、いつもやってきた野球をするだけだと思う。1番からこつこつつないで行き、硬い固い守りでしのぎ、後半の鉄壁のリリーフ陣までバトンを渡すことで、路は開けると信ずる。今日は、野球人生の中で始めて二桁勝ったというドミンゴ、西武はシーズン1勝石井の先発予想である。
 ドラはたぶん継投を早めにすると思う。岩瀬の後川上というパターンも出てくるかもしれない。逆に石井に長く投げさせるときびしい。これまでホント大一番にどれだけドラゴンズが弱いかは知り尽くしているが、予定どおりの4勝3敗コース。監督の言うように髪の毛1本差で勝てばいい。
 泣いても笑っても今日日本一が決まる。

10.23
 昨晩、第5戦。西武ドーム。川上があわやパーフェクトかと思わせる快投で8回まで投げ守護神岩瀬が1回をきっちり投げて、6対1の快勝。9回の3点を、伊東監督「あれでしらけた」と評して、落合監督との年輪の差が出た。
 今日は休み、明日あさってとナゴヤドームでいよいよ正念場。中日日本一に王手と各誌には載っているが、西武が石井、松坂を温存できたのにくらべ、中日は山本昌、ドミンゴと力量的にはややきびしい投手。なので、現在のところ、中日日本1の確率は4分くらいかと見ている。監督の力量の差でなんとか5分を超えることができれば、50年ぶりの優勝に手が届くかもしれない。

10.22
 昨晩第4戦、西武ドーム。おとといの雨が指揮官の頭を冷やしたとはいい話であった。先発もスライドで山井。川上かと予想していたのだが、うれしい誤算で絶好調のピッチング。ホームランばかりで点を取っているのが気になるが、まあ打線は水物というが、そういうときは昨日安打がなかった井端辺りがつないでくれるだろう。本日第5戦も西武ドーム。雨順延の影響で宿泊地が確保できず、珍しい分散合宿ということである。どちらが勝っても王手がかかる試合。比較的重圧がかからない場面での川上でしっかりと勝っておきたいところ。西武は、石井か松坂か。どちらにしても強敵である。
 
10.20
 本日第4戦、雨で中止。ドーム球場であるが風が強いことが心配とのこと。
 さて、昨日の第3戦、故障を伝えられていたカブレラに火がついてしまったこと、抑えが打たれたことなど、中日のパターンが作れなかった。初めてベンチ(落合監督)も浮き足立ったような印象を受けた。明日以降、シーズンどおりの平常心を失わないで臨んで欲しい。さて、明日の第4戦は台風も去っているので、行なわれるだろう。川上が中4日となるので、たぶん川上が行くと思う。そうすれば第7戦あたりまでもつれた場合、もう一度川上が使えるから。なんとか明日、川上でタイに持ち込んで欲しい。福留がいてくれたら、もっと楽に戦えるのに・・。
 しかし、ポストの記事、今日本屋さんでそこだけたち読みしました。ほかはともかく、弁護士の話だけは信用できそうなので、あそこだけ読んでも、ちょっときな臭さは否めません。変なことにならなければいいのだけど。

10.19
 さて、日本シリーズ開幕。第1戦は今年の沢村賞投手川上が2失点に抑えるも、石井を打てず負け、2戦目は相手のエース松坂を攻略して勝利。結果的にはどちらもエースで試合を落とすということとなった。2戦目で硬さは取れたと思うので、3戦目からは、シーズンどおりの試合運びができるだろうと思う。
 落合のコメントは2戦目までに選手を日本シリーズに慣れさせて3戦目から勝負というもの、最初から7つのうち4つ勝ちゃあいいんだからと選手に不要なプレッシャーを与えない話は相変わらず美味い。これまでの監督にないタイプというほかない。落合は清原と松坂を圧倒的に評価しているので2戦目をまさかものにできるとはおもわなかったのだと思う。しかし、松坂は大一番に弱い。超A級のボールはど真ん中にいってもなかなか打たれないので変なプレッシャーのないシーズン中はうまくいく、しかし、神経を使う短期決戦で自分がなんとかしなければと変に気負うと球のスピード自体は変わらなくても切れとかがもう一つで、超A級がA級にランク落ちして、その結果打たれてしまうのではないかと、素人ながら推測しているのであるがどうだろうか。
 さて、今日は第三戦。中日はドミンゴ、西武はちょっとわからない帆足か張。DHに誰が入るかも見どころだ。

10.7
先日のオールドファンの方の追記をやはり転載させていただきます。「実際に見た聞いた人がこんな掲示板に書くわけがない」という反論をされての回答です。あの格調高い文章を疑う人がいるということに驚きました。

私はラジオにかじりつきでした。当時はTVもなく、ラジオ・新聞で、動く映像は、映画館でのニュース映画でしか勇姿を知ることができませんでした。

当時、私は高校1年ですから、年齢バレバレですよね。70歳には届いていません。

街頭テレビが現れたのが、その1・2年後だったと記憶しています。

日本一になった決定的瞬間を再現しましょう。

中日・杉下 西鉄・河村の投げあいで1対0で迎えた9回表。
8番の仰木(今回合併チームの監督)がレフト前ヒット、無死一塁。

次に投手の代打、今久留主が、バント。これが一邪飛で一死一塁。

一番に戻って、塚本のとき、仰木が二盗を敢行するも、中日河合捕手の強肩でタッチアウト。二死走者なし。

塚本は、三ゴロで児玉から西沢へ送球されて1対0で試合終了。日本一決定!
私は家で、一人飛び上がって喜んだものです。
このときの実況を聞いたときの感動は、生涯忘れないでしょう。

→「これで信じてもらえたでしょうか」と結んである。同じドラファンなのだから歴史の証人を大切にしなければと思った。
 福留は昨日ギプスが外れたものの、日本シリーズは欠場とのこと。まだ、骨がくっついていないとのこと。


10.5
 50年前のドラゴンズ日本1を目撃したオールドファンの方の文章を某掲示板でおみかけしたので、大変恐縮ですが少し転載させていただきます。やはり年輪の差、素晴らしい文章ですね。

50年前は、杉下の独壇場。8月のヤマ場で、リリーフを含めて7試合連投をやり、40イニング近くを失点2という凄さで巨人を首位から引きずりおろしました。特に宿敵巨人戦に、一日雨を挟んだとはいえ連続完投完封勝利という離れ技が含まれ、この年、一人で対巨人戦11勝をあげています。
日本シリーズでは、選手が「おやじさん(天知監督)の胴上げのために」と一体になっての優勝、「涙の胴上げ」という見出しが踊りました。あの日本シリーズ第7戦、1対0で迎えた9回表、ラジオにかじりついていたのをいまでも大事な想い出にしています。

一体感にということでは、今年の中日と共通しています。今年の中日は、スーパースターはいないけれど、記録より記憶に残るスーパープレーが数多くありましたね。これが強さの秘密で、素晴らしいチームだと思います。

イチローが大リーグの野球観を変えたように、今年の中日は野球の醍醐味は、ホームランでないことを証明し、常勝中日元年を思わせるチームになりつつありますね。

今年の中日については、日本シリーズまでにまた語り合いたいなーと思っています。よろしくお願いします。

蛇足になりますが、今は亡き天知茂という俳優がいましたが、中日の天知俊一監督の「天知」と杉下茂投手の「茂」をとった名前というエピソードは当時有名でした。

→50年前というのは1954年で三原監督率いる西鉄ライオンズを4勝3敗でくだし、杉下がMVPとなったようです。99年は王ダイエーホークスに4勝1敗で破れ(星野)、88年は森西武ライオンズにやはり4勝1敗で破れ(星野)、82年は広岡西武ライオンズに4勝2敗で破れ(近藤)、74年は金田ロッテオリオンズに4勝2敗で破れ(与那嶺)ているようです(もっともこの年巨人のV10を阻止)。名文のあとにすみません。
 杉下のフォークボールをこの目で見たかった。西武でもダイエーでもリベンジのいい機会ということですね。

10.4
 1日にヤクルトが負けたため、中日も負けたけど、優勝。どんな状態でもどんな差でも優勝できればいいと常々落合監督が言っていたので、今回はこれでよかった。夜は某所にてやはりドラゴンズファンのY先生とささやかながらともに祝杯を上げた。

 昨日の名古屋ドーム最終戦のヤクルト戦は現役引退を表明した川崎が先発。1回を3三振でしとめ、あとは山本昌にマウンドを譲った。川崎については4年間7億5000円位の契約だったと思うが、結局1勝もできずじまいで最後胴上げまでしてもらって引退とは・・。給料泥棒とかカワサギとか言われ、またオールスターのファン投票でもあえて選ばれるという、つらい4年間であったと思う。そのつらさをはねかえそうとする努力を監督が酌んでくれ、最後の花道を設定してくれたのだと思う。7億とか言われても自分のふところが痛むわけでもないから、彼のことはあえていろいろと言うまい。お疲れ様でした。

 さて、今後は私も見たことがない50年ぶりの日本1なるかであるが、パリーグはプレーオフで日ハムが敗退し、ダイエーと西武の5試合3勝したチームが相手となる。ダイエーあたりにはとても勝てそうもないのでなるべくなら西武のほうがくみしやすい感じがする。しかし、リーグ優勝してもどんでん返しがあるこのシステムはどうなんだろう。ダイエーの王監督は最初は不満に思ったが今は野球が盛り上がっていいことだと思うと言うコメントを残し、セリーグも採用したらどうかとまで話しているようだ。今年はともかく(笑)、来年以降は採用もいいのではないだろうか。しかし、そうするとアテネオリンピックのようなどんでん返しも出てくるかもしれない。
 ドラゴンズにとってはじっくりと両チームの長所短所が探れるのでいい機会であろう。

 さて、イチローであるが、世界記録達成の土曜日は11時からテレビ観戦。タイ記録と新記録を目撃できた。たしかにすごすぎる記録だと思う。記録保持者の子孫の方々も観戦に来ていて、新記録達成のときに握手とかしていたけれど、内心じゅくじたる思いだったのではないかなと思ったりして・・。試合数も84年前のほうが少ないし、比較はできないなどと思っていたのではないかな・・と勘ぐってしまいました(性格暗い?)。


10.1
 ヤクルト戦は2試合目が雨中止、昨晩の3試合目はNHKのラジオ放送を聞いていたが、おしくも3対5で敗退。2戦目先発予定だった山本昌のスライド先発かと思ったが、ローテーションどおり?の小笠原の先発。優勝持ち越しで今日から本拠地ナゴヤドームで広島戦。ちなみに弟分のウエスタンの2軍のほうは昨晩リーグ優勝を決めた。
 今日の先発は広島に強いドミンゴか、山井あるいは山本という説もあり、ちょっと予想がつかない。ドミンゴはしかし、中10日開いてしまっている。前回好投した山井はこのところ、小笠原の次に投げるローテーションであるので可能性がある(中5日)。ただ、昨晩登板させる気はまったくなかったのに、山本がブルペンで投げてたというので、試合感保持のためと思われ、今晩山本先発の可能性が濃厚である。現在の安定度からすればドミンゴよりも山本なので、たぶん山本先発なのであろう。広島は中6日で佐々岡の予想。手ごわい相手だ。
 ちなみに、本日優勝の条件であるが、今日の広島戦で勝つか、引き分けてもヤクルトが同日の巨人戦(神宮)で引き分ければ優勝が決定。負けてもヤクルトが敗れれば栄冠をつかむ。
 今晩決められないと、2,3日はナゴドで再びヤクルト戦。もうここまで来れば優勝は間違いないのであるが、今晩も優勝持ち越しとなるとなると、川上の中4日はないので、今晩の3人の候補のうちの2人ないし落合英二が候補となり、なんとなく不安ではあり、ぜひ今晩のうちに決めていただきたい。ちなみにドラゴンズの今後の予定は、7日対広島(ドミンゴ)、10日対ヤクルト(川上)、11日対横浜(山本)、16日〜日本シリーズである。

 さて、イチローは今朝すでに試合が終わり、5打数1安打で、残り3試合でタイ記録まで1本、新記録まで2本のところまで来た。イチローの記録達成もテレビでぜひ見たいと思っているが(2日午前11時5分日本時間からテキサス・レンジャースと試合開始)、今晩勝って優勝し、イチローの記録達成とダブらないようにできるのがベストである。
 今晩もラジオNHKで中継を聞く予定。

9.29
 昨日のヤクルト戦をエース川上が16勝目(ハーラーぶっちぎりの単独トップ、MVP候補の筆頭)をあげ、マジック1。今日、絶好調の山本昌で引き分け以上なら、ドラゴンズは99年以来の5年ぶり6度目の優勝が決まる。今日はラジオかなんかやるのだろうか。本当なら、ラジオにかじりつきで、あるいは神宮に足を運んででも応援したいのであるが、今晩は某山梨が誇る美人スイマーとワインを飲む日(というかご相伴させていただくだけなのであるが)。この日ばかりは、どちらを優先するかと言われるとまさに究極の選択。なじみのレストランなので、時々抜け出して、中継を聞かせてもらおう。
 このように今日は楽しい1日となりそうなのであるが、好敵手である巨人の堀内監督は、お相撲の富士桜関(現・中村親方)と並んで我が山梨が誇る英雄なのであるが、今年の不振をかこって、続投意志の確認をされるらしい。つらいなあ。

9・27
 横浜戦を勝ち越し、マジック点灯。ストの際の代替試合も行なわないことが決まったので、マジックは一気に3だそうで、今週のヤクルトとの直接対決で決まりそうだ。しかし、落合英二の先発にはびっくりした。よく考えればありえないことではないが、なかなか選手の起用法が独特というか柔軟さを感ずる。日本シリーズに思いは及ぶが、福留がいてくれればと思わざるを得ない。


9.24
 対ヤクルト戦は1勝2敗。今のチーム状態からすれば、1勝出来たことが非常に大きい。
 しかし、古田はすごい。むろん球場外での奮闘及び本職でも充実しているからである。そのタフネスぶりの秘密がどこにあるか意外と知られていない事実がある。というのは、彼はシーズン中は一切アルコールを口にしないのである。潜在的アル中ばかりの本誌読者からすれば、それじゃあすごいわけだと一読で納得してもらえるのでなかろうか。
 というわけで、めまぐるしい攻防がくりひろげられたが、ついに経営側と選手会とが一応の合意に達し、ストは中止となった。経営側が公正な審査の上、新規参入を認め05年度から6球団に戻すようにする旨譲歩したからである。
 たぶん楽天の昨今の急成長を見るに新規加入球団として適性を見て取ったのだと思う。本当は楽天に近鉄を買収してもらう途が残っているならそうしたほうがいいけれど、仙台を選択した段階でたぶん楽天は近鉄買収のルートが皆無と踏んだのだと思う。
 そうすると、選手集めが今後の最大の課題となると思うが、各チームプロテクトをしたうえで1軍クラスを2〜3名ほど新規参入球団に送り込むことを検討しないと戦力の均衡は10年かかることになり、つまらないリーグになる。そういう意味では、合併を今からでも遅くないので(1リーグ制の目はとだえたのだから)、解消して、近鉄を楽天に買収してもらったらどうかと思うのだが。
 また、ドラフトは逆指名を廃止し、完全ウエーバーにする。その代わり、FA年限を若干短縮し、FAで選手を取得したチームはその年のドラフト指名を人数分指名できないようにする。たとえば2人FAで取ったら、1位、2位の指名権をなくすというような形で戦力の均衡を図るべきと考える。現状某球団ばかりが肥え太るようで、しかもそれでも勝てず、正常な戦力バランスを逸しており、野球をつまらなくしているとしか思えないからである。また、セリーグが巨人戦で儲けている現状を打破しないとパリーグが再度合併などという球団が出てこないとも限らない。選手の年棒もであるが放映権料の分配や交流試合数を多くするなどパリーグを本気で救済していく途をさぐらないとならないだろう。これは2リーグ制を維持した世論なり、経営者、選手たちの義務であると考える。しかし、活躍年限が短く、またエリート中のエリートであるプロ野球の選手たちが億単位の金をもらうのはしごく当然だと思う。球団が赤字だから選手の年棒を下げようというのはなにか違う気がする。


9.22
ドラゴンズは3連敗。川上で落としたのは痛い。巨人が負けているのでまだあせりはないが、ヤクルト6連勝ということで、むしろ残り試合数の多いヤクルトのほうがこわい。もっとも、ヤクルトもこれ以上の連勝はきびしいと思うので今が我慢のしどころ。

さて、激動の球界の問題であるが、
 選手側の要望として、来年度から新規参入を認めるようにというニュアンスから06年度から確実に参入させるならと古田の要望は一見譲歩してきているように見える。しかし、経営側は審査してみないとなんとも言えないのだからと言っており、それはたしかな話なので、選手側が新規参入を強要し続けるなら、事態にはなんら変更はないと思う。
 経営側は、現状巨人頼みの一部球団(日ハムを除いたパリーグ)が現体制の破棄にこだわり内部的に統一できていない状態に変化はないと思う。
 しかし、ライブドアだけでなく、楽天までが、そして、3要件(監督がいる、専用球場を持っている、選手がそろっている)がそろっているシダックスまでが、参入の可能性があるとすれば、一リーグ制への移行はもうあきらめたほうがいいのではと思う。
 ファンの立場からはストはすでに慣れっこになってしまっているようでこわいものがある。
 しかし、ストに対抗して、施設を使わせないというロックアウトを行なった球団(あの巨大球団)があるというのであるが・・・、コメントをしたくない。

9.18
 本来なら巨人戦がある週末。ついにストが決行されてしまった。まさかという気持ちとやはりという気持ちが合交錯する。
 対立の構図は、
 経営側がパリーグ側は球団削減1リーグないし巨人のパへの移籍を目指し、セントラルのほうはたかが選手と言い放つ球団オーナーがいたように、選手が経営に口を挟むなという面子そしてよそ者を歓迎しない潜在意識といったところであろうと思う。
 これに対し、選手側は、純粋に近鉄・オリックスの選手が経営陣の一方的な合併により、選手生命を絶たれようとしている危惧感でこれは他の選手といえども共有すべき問題点という認識であろうと思う。また、近鉄なりオリックスという球団がなくなってしまうということで、2球団のファンの喪失感というようなものも選手側で代弁してきたのだと思う。だから合併の凍結を第一に、それが仮にだめなら、新規参入を来年度シーズンから認めるようにとこだわったのだと思う。

 交流試合などで利益を上げられれば近鉄を残存させられるのではないかとかのシュミレーションはどうなったのだろうか。今日の新聞を読む限りではわからない。

 身売りができるのにしないという合併劇はやはり理解に苦しむ。どう考えても五球団にしてしまうというのはいびつである。長い目で見れば経営者の横暴と捉えられても仕方がないと今回は思う。昔マルハ太陽ホエールズが横浜ベイスターズに円滑に移行したのを思い出せば、なんという歴史上の汚点であろうかと思わざるを得ない。もう少し経営者側に時代を見る目がなかったのかと思わざるを得ない。プロ野球がこれでまた衰退への途をたどるのかと思うと一野球ファンとしてはとてもかなしい。

9.12
 本日デーゲーム、なんと山井2安打完封で広島戦3連勝(daiさん、ごめんなさい)。巨人とヤクルトには5分の星で残りのチームには圧倒的に勝ちこんでいるのが今年の中日だ。しかし、昨日と平松といい、今日の山井といい、そして英智とか、優勝するときのチームというのは若手が出てきますね。山井完封で中継ぎ陣が休めたのも大きい。
 今日、巨人がヤクルトに勝てばマジック点灯だそうだ(マジック対象はしかも巨人)。

2004.9.10
 いよいよドラゴンズが優勝へ向かって歩き始めた。
 愛するドラゴンズが必死で戦っているときに少しでもファンとして応援する方法はないかと考え、コンテンツを新設しました(季節限定)。

 今年はオリンピックで主力選手が途中不在となり、また、球界の未曾有の激変からストに突入し140試合戦えないかもしれない状態となっている。そういう意味ではここ20年のプロ野球の歴史の中で特異な年であることはまちがいない。

 さて、ドラゴンズであるが、今年は補強は一切しないという落合監督の方針のもとどうなるのだろうかと不安をもってシーズンを迎えた。しかし、意外といっては失礼であるが、落合監督は人のせいにせず、ミスがあれば自分の指示ミスであるとし、また、選手が怪我で休養しても、誰かが怪我をしてもそれは折込ずみだとし、選手がいないから負けたという言い訳をしない。なかなか選手時代のゴーイングマイウエイのイメージとは違ってみえた。これまでの星野監督が動とすると、静の落合といった感じだ。

 そして選手たち、飛ばないボール使用のせいもあるが、短打でつなぎ、こつこつと点を取り、層の厚い守備陣、投手陣が守り勝つというスタイルが今年は確立している。

 打撃陣であるが、今日現在、巨人が229本の本塁打、中日が100本の本塁打。それで、5・5ゲームの差をつけているのはとても痛快そのものだ。やはり荒木井端の12番コンビが非常に機能しているように思う。二人とも3割打者であり、どちらかが塁に出ればクリーンアップで返して点を取れるのである。巨人は単発でポ〜ンとホームランが出るが(全員4番打者と言っても過言ではない)、それで打線の流れが切れてしまうように見える。

 次に投手陣。この優秀さは言うまでもない。12球団で防御率3点台に肉薄しているのはドラゴンズだけである。特に中継ぎ以降は素晴らしい。ほぼ半分近くの試合に出ている岡本投手、投手陣の精神的支柱落合英二、鉄腕岩瀬、来年岩瀬の先発に向けて(たぶん)抑えをまかされている平井。これらの豪華中継ぎ抑えの投手陣こそ中日の財産である。今年は先発川上が多分彼のプロ人生の中でももっとも活躍した年になるであろうと思われる絶好調であるのも力強い。3連戦の初戦を必ず川上で取れるからだ。また、ベテラン山本昌も200勝という新たな目標ができたのではなかろうか。円熟味のある投球を持続している。

 そして地味であるが守備陣こそ中日の要である。荒木・井端の鉄壁の二遊間、福留、アレックス、英智など、俊足でレーザービームを誇る外野陣など。球界広しとしえど魅せることのできる守備はごく限られているが、それらが揃っている印象を受ける。

 現在福留が手の指の粉砕骨折ということで今シーズン絶望ということであるが、試合に競り負けると福留がいればという気持ちになるところ、この巨人3連戦で2勝1敗と勝ち越したのは本当に大きかった。1敗したときもたまたま上原がすばらしく打てなかっただけだが、山本昌がよくがんばった。去年までのドラゴンズならそのような試合では大量得点を取られていたが、2点に抑えたのは負けてなお素晴らしいと感じた。

 まだマジック点灯はしていないが、球界の激変も含め、ドラゴンズ優勝の日まで、日々の感想を書き留めていこうと思う。