フランス紀行〜ぶるたま街道をいく 

 今回の旅行はとあるきっかけでお付き合いさせていただいているブルゴーニュ魂の主筆にしかたゆうじ氏のガイドにより、フランス、ブルゴーニュを満喫してきた。ほとんど無駄な時間のない充実した1週間であった。

3月21日 エアフランスにてパリへ
3月22日 16時間ほどの搭乗でパリに早朝着。そのままエアフランスのバスで凱旋門まで(所用1時間 エトワールまで行く路線たしか2番 1人10ユーロ トランクなんかは車体横のトランク入れに入れてくれる)。
6時チェックインし、すぐにバスチーユの朝市に(水曜?日曜の6時過ぎから正午くらいまで)。ここは何でも売っている。屋台のようなお店が軒を連ねる。

チーズのマルシェ

パン屋さんでバゲットを5等分し、切れ目を入れてもらう。ハム屋さんでおいしいハムを、チーズ屋さんでエメンタールを、そしてワインも欲しいねという話しになり、ふらふらしてたら、おいしそうなシードルを発見した。さらにレンズマメのスープを大きい釜でぐらぐら煮ているのでそれも注文し、そこらへんのベンチでサンドイッチにかぶりつく。




 その後、ルーブル美術館でモナリザなんかを見学。モナリザを見学する人を見学するとおもしろい。日本人だけがフラッシュ付で写真を撮っている。禁止と書いてあるのになあと嘆息をもらしたくなるような光景である。



ルーブル美術館


ノートルダム寺院なども見学
 ちょこっと買い物とかしたりして、夕食は☆☆☆のLe"Cinq"へ。日曜日ということでホテル系のレストランが狙い目なのである。
 初の☆☆☆で結構どきまぎ。座った席がオーダーする役目の席らしく、ワインリストを渡される。アペリティフは何にするかと聞かれたのでブティーユシャンパーニュシルヴプレと言ったら、発音が悪かったらしく、グラスシャンパーニュを空いてるボトルから注ぎだしたのでノンノンと止めた。その後リストを持ってきてもらって最初に開いたシャンパンのページにビルカール・サロモン90があり、60ユーロとあるので、これにしようと思ったら、なんとマグナムでしかも600ユーロの間違い。8万円相当だからワイン予算が簡単に終わってしまう。指摘してくれた同行のY先生に感謝しながら、1ページ前を開くとNVや手ごろなシャンパンがある。でゴッセのミレジムに決定。


le Cinq (Paris) 5人で合計889ユーロ アラカルトで前菜とメインを1品ずつ、チーズをちょっとという感じ。
ワインリスト 
@Gosset Brut '96  130ユーロ
AChassagne-Montrachet 1'er 'les Vide-Bourses' '01(B) Marc Colin 110ユーロ
BMarsannay Champ-Perdrix'99 Geantet-Pansiot 交換 45ユーロ
CGevery-Chambertin '99 Geantet-Pansiot ×1本 75ユーロ

   
    前菜                メイン
 パセリのポタージュとキャビア添え  鹿肉の煮込み
  ちょっと選択を失敗
 
3月23日 10時34分発のTGVでディジョンへ(12時11分)。



入り口に自動パンチ機があるので忘れないようにする。所用1時間。各駅に乗り換えボーヌに行き、レンタカーを借りホテルにチェックイン。


ボーヌの駅

ボーヌの場合レンタカー屋さんが駅前にはない。徒歩五分ほどでアヴィスがあるほか、ハーツも少し離れたところにあるのであるが、ハーツの方はコンビニ兼用なのと、担当の男性の店員が食えない奴でどうも苦手。
14時 樽屋さんCharles Cavin氏に到着。そのまま試飲ということで
ドメーヌGEANTET-PANSIOTに。

 
左 Charles Cavin氏 右 PANSIOT氏
 photo by nisikata

レンタカーが煙を吐き出す。車好きなパンショー氏が修理工場を呼びレッカー移動。カーブで。
2003 ブルゴーニュルージュ ジャミーでベリー系の味わい
2003 マルサネ スパイシーさが加わる
2003 シャンボールミュジニー・ヴィラージュ 五つの畑を混ぜる スパイシーさのほかにシルキーなイメージ
2003 シャンボルミュジニー1er 3つの区画をブレンド やさしくなってくる。ミネラル感も
2003 ジュブレシャンベルタンEN CHAMPS
2003  ジュブレシャンベルタン1er ラボーサンジャックの隣の人
2003 シャルムシャンベルタン 11月にリリース
テイスティングテーブルの上で。2年熟成のコンテを切り分けてくれる。これもおいしい。
2002 シャンボールミュジニー 味が落ち着いてくる、90年よりもよいとの本人談。ミネラル感(塩っぽい感じ)
2002 ジュブレシャンベルタンEN CHAMPS  うまみがよく出ている
2002 ジュブレシャンベルタン1er 乳酸発酵の香り
2002 シャルムシャンベルタン バランスよくおいしい
2002 シャンボールミュジニー1er 落ち着いてきている。
おみやげにシャルムシャンベルタンを購入(たぶん日本の価格の半分)
パンショさんに次の訪問地ミッシェルグロさんまで送ってもらう。


16時 ミッシェル・グロ訪問 父親のジャングロさんが三菱パジェロをなにやら修理している。
2002 オートコートデニュイブラン 白はこれのみ作っているということ。果実実が豊富でおいしい。
2001 オートコートドニュイルージュ 落ち着いてきている 茎っぽいイメージがある。
2001 ヴォーヌロマネ 3つの区画をブレンド Aux Reas , La colonbiere . Au Desus de la Riviere
    かなりフルーティー。
2001 ニュイサンジョルジュ・シャリオ 村名ワイン 動物のにおい ヴォーヌロマネに比べて輪郭がはっきりしている
2001 シャンボルミュジニー ミュジニーの隣の区画 Les Argillieres 他二つの区画をブレンド うまい
2001 ヴォーヌロマネ1er クロデレア いよいよミッシェルグロのフラッグシップともいえるモノポールの登場。香りはミルキーでフローラル とてもうまい
2001ヴォーヌロマネAux Brifler ミネラル感、力強さがクロデレアを上回る リッシュブルと同じ標高にあるという。これもとてもうまい
2001 クロドヴージョ 美しい品格のあるワイン。やはりグランクリュ別格である。
2002 ヴォーヌロマネ 
2002 ヴォーヌロマネ1er クロデレア
2002 ヴォーヌロマネオーブリュレ
2002 クロドブージョ 
おみやげにクロドヴージョを購入これも安い。ミッシェルグロさんにボーヌの宿まで送ってもらう。予想通りのとても温厚な紳士であり、彼の造るワインの優しさを感じ取ることができた。


 敬愛するミッシェルグロ氏と

夜ご飯は ma・cuisine ボーヌの中心にあるこのビストロは素晴らしい。ヴァンシュールヴァンの大畑さんにすごい穴場と大推薦していただいていた。言葉どおりのお店であった。



  
                      ハムのゼリー寄せ          ブッフブルギニョン

Ma Cuisine(Beaune)  5人で合計347ユーロ
@Cremant de bourgogne Dom.Vincent 20ユーロ
AMeursault '99 J.-F. Coche-Dury 64ユーロ
BBeaune 1'er 'les Teurons' '79 Jacqoues Germain 67ユーロ
CVosne-Romanee '57 Pierre Bouree 100ユーロ まだ生きている!うまみが残っている点に感激

3月24日
今日はボーヌの畑を中心に見る。
11時 サンロマンのシャソルネイを訪問。
2003 ブルゴーニュキュヴェブドー R ブドーとは学校の研修生の意味したに指す刺激がビオらしさを感じられる。自然なイメージ、。タンニンは弱い
2003 サンロマンR おだやかで甘みを感じられるようになる。
2003 オーセイデュレス 小豆臭がする 舌に指す感じも
2003 ニュイサンジョルジュ 1er ザルジリエール うまい 力強くなる 収斂味もある
2003 サンロマンブラン 刺激がある やわらかな甘みがある うまい
2003 オーセイデュレスブラン おだやか
2002 ビゴブラン 熟成香を感ずるが本人はその感想を述べたところ、食って掛かってくる、熟成香ではなくて果実が熟した結果の香りということ
2002 サンロマンブラン アニスの香りと本人談、白トリュフの香りヴァランスがよく熱い
2002 オーセイデュレスブラン 洗練されている。
2002 ピュリニーモンラッシェ レスショの畑 熟成感がある
2002 ブドールージュ 熟成香
2002 サンロマンルージュ 香りがすごい 小豆っぽう
2002 オーセイデュレスR 時間の変化により同じ香りになってくる
2002 ニュイサンジョルジュ ブリュレという表現を使ったらそれはよくない表現でグリエの方がよいと指摘された

デキャンタでぐるぐるかきまぜ10分たってから飲むとよいというのが本人談。おもしろい人であった

 
  シャソルネイ当主フレデリック・コサール氏
  と激論?を交わすにしかた氏





12時 ムルソーシャルム 3つの1級が交差する地点でシャソルネイの試飲残りをもらってきたものでランチ(朝ごはんのパンとチーズハムでサンドイッチを作ってあった)




午後はコートドニュイの畑をコルトンからニュイサンジョルジュと北上した後見学

17時 ジャンジャックコンフェロン見学。ここは田崎スクール同期のNH嬢のアポに便乗したのであるが、N子さん1時間の遅刻で我々だけが先行テイスティングすることに。
2003 コートドニュイヴィラージュ 硫黄臭がするフリュイテさもある
2003 ニュイサンジョルジュ クルリエ? 村名 
2003 シャンボールミュジニー カカオ
2003 ヴォーヌロマネボーモン すごくおいしい
2003 シャンボールミュジニー1er 
2003 ニュイサンジョルジュ1er フレッシュ
2003 クロドブジョ
2003 ロマネサンヴィヴァン
2002ニュイサンジョルジュ1er ここでタイムアップおいとまする。


 
 JJCを案内してくれたマダム(ソフィアさん?)
  photo by nisikata




帰りの途で美しいコルトンの丘に沈む夕陽に遭遇


夕飯はタクシーでボーヌの隣町シャニーへ、2番目の☆☆☆Lameloiseへ。タクシーで片道35ユーロ(5人乗れる奴をチャーター)

   


 

Lambeloise(Chagny)  5人で合計924ユーロ 今回は全員軽めのコース100ユーロ?三つ☆は本格的なデギュスタシオンコースと軽めのコース、二つを設定しているところが多いかも(デギュのほうは150〜180)
各自アペリティフ キール、キールロワイヤルを頂く。
@Meusault 'les Tillets' Cuvee Speciale P・Javillier 78ユーロ
ASavigny-Lavieres 1'er (RP) '96 Tollot-Beaut 50ユーロ
BMazis-Chambertin '96 Bernard Dugat-Py 220ユーロ
 デュガpのマジは日本の小売の3分の1くらいでは。売っていればの話しであるが。ちなみに楽天をのぞくと98や00が6万円前後の小売価格となっている。肝心のお味であるが、それはおいしいに決まっている。
デセールには各自ソムリエに聞いたおすすめの組み合わせを注文
私は、Gateau moelleux au chocolat amer et sa glace au pain d'epiceに  ミュスカドボームドブニーズかゲヴェルツのヴァンダンジュタルティーブがおすすめと言われたので、後者を選択。

3月25日 前日がコートドボーヌであったら、本日はコートドニュイの日。
9時30分 デュジャック(モレサンドニ)へ。次男の方が応対してくれる。


セイス氏の次男の方 photo by nishikata

2002 ネゴシャンムルソーから 柑橘系 10月瓶詰めし。バランスがよい
2002 ドメーヌもの シャンボールミュジニーヴィラージュ 閉じている 酸味がきつういうすっぺらい。ベリー香
2002 モレサンドニヴィラージュ 先月瓶詰め こちらはバランスよい。99年と同じ滑らかな酸があるという、これに比し01は荒い酸だという。
2002 クロドラロッシュ So2投入したばかり落ち着いておらず 果実味があまりなくバランスがやや崩れているかも。
1990 ジュブレシャンベルタン 香りトリュフが出てきておりいい感じ。味わいはアシッドが出てきており交代気味
2003年の樽からの試飲もお願いするが、現在マロ発酵の途中ということで無理でした。
その後、ジャックセイス氏に会いたいという話をしたら、ちょうどいてくれて、出てきてくれ記念撮影に応じてくれました。さすがにオーラがただよいます。
おみやげにクロサンドニ01を購入。



11時 シャトードシャンボールミュジニー訪問 カナダ人の元ソムリエである、アシスタント・フランソワ・モリセット氏が解説(とてもロジカルでクールなイメージで信頼が置ける)

 
 シャトードシャンボールミュジニー

2003 シャンボールミュジニーヴィラージュ 素性のよい畑から収穫されているとのこと果実味強い。
2003 シャンボールミュジニー1er フュエ フリュイテ  3列しかない
2003 シャンボールミュジニ1er レザムルーズ よい
2003 特級ボンヌマール パワフルでバランスすごくよい 35ヘクトリットル 非常に少ない
2003 特級ミュジニー フリュイテの爆発 ロマネコンティよりいいんじゃないかとはアシスタント氏の言
2002 シャンボールミュジニーヴィラージュ 樽のニュアンス出ている アシッド出てくる
2002 シャンボールミュジニー1er フュエ この酸が素晴らしいピノの特徴とのこと。
2002 シャンボールミュジニ1er レザムルーズ ここから格の違いを感ずる
2002 特級ボンヌマール 落ち着きを持ち出し、パーフェクト
2002 特級ミュジニー 球体のうまみ 素晴らしい
2001 シャンボールミュジニーヴィラージュ 閉じ気味
2000 シャンボールミュジニーヴィラージュ 開いてきている
1999 シャンボールミュジニーヴィラージュ マスキュラン
2001 ボンヌマール クローズ気味
2001 レザムルーズ 丸みがあってバランスよい
1990 ミュジニー 熟成しているが良いバランス 90はタンニンがシャープでライト 99はタンニンがビックと説明あり。
2003より、2002のほうが酸味があるとのこと。2000はフェミナルでエンジョイできるワインとのこと。
デュジャックは1999年から醸造責任者が変わったとのこと(交通事故で死亡し、ジャックセイス氏の長男が醸造責任者に就任したとのこと)。

13時 ロマネコンティの畑でランチ。

ロマネコンティの古木


14時 ユベールリニエ リニエじいさんがじきじきに相手をしてくれました。リニエじいさん、にしかたさんにお前良く来るな〜、ブルゴーニュに住んでるのかとジョークを飛ばしていました。
2002 シャンボールミュジニーヴィラージュ
2002 モレサンドニヴィラージュ
2002 ジュブレシャンベルタンヴィラージュ
2002 モレサンドニヴィラージュVV 68年古木を使っているとのこと
2002 クロドラロッシュ 13樽のみ
2001 モレサンドニシャッホ 
最後はリニエさんの息子さん(ロマン・リニエ氏)まで出てきてくれ、記念写真。
クロドラロッシュをゲットしてきました。リニエさんじきじきにサインしてくれ、感激。このドメーヌのテイスティングコメントが少ないのはシャトードシャンボールミュジニーで結構特級クラスのものを飲み込んでしまったからである。

 
  素朴にうまいリニエじいさんのワイン
  photo by nishikata

16時 クロードデュガ デュガ本人による解説。デュガさんはアポの時間になると外に出て待っているということで、1分たりとも遅れることはできない。遅刻でもしようものなら次はないことになる。
2002 ACブルゴーニュ 12月瓶詰め 濃くクリアー
2002 ジュブレシャンベルタンヴィラージュ 新たる40%、タニック濃い。甘みやモダンスタイルを感じないむしろデュガPのスタイルに似ている(ちなみにデュガとデュガPはいとこということ)。
2002 ジュブレシャンベルタンラボーサンジャック 1月末瓶詰め やや甘さを感じ出す
2003 ACブル 甘い
2003 ジュブレシャンベルタンヴィラージュ 甘さフィネスタンニンを感ずる
2003 ジュブレシャンベルタン1erクラピヨ 二つの区画のブレンド
2003 ジュブレシャンベルタン1erラボーサンジャック 甘くなる
2003 特級シャルムシャンベルタン 4樽のみ。甘くバランスがよい。グランクリュの試飲がはじまるとどこでもそうであるが、格の違いを感じ取ることができる。作り方は同じなのに、ミクロクリマとはよく言ったものである。なにしろ、曇りなどの日でも斜面の特級の畑だけは日があたっていることを今回の旅行で目の当たりにしてきたのでとてもよく理解できるのである。
2003 グリオットシャンベルタン 1樽半 シャルムよりもすごい衝撃を受ける
2003 シャペルシャンベルタン 甘さが上品でややおとなしい メタヤージュしているもの 1樽と4分の1
2003 2番なりで作った樽、12樽。グリオット、シャペル、ラボーサンジャックからブルゴーニュまでのブレンドということでACブルゴーニュとしてリリース予定とのこと 
2002 マール デュガがマールを作っていることはあまり知られていないかもしれない。マールなので過大評価するべきではないのかもしれないが、なにかその地方の共同の蒸留所で蒸留するのだそうだ。このほか自家製蜂蜜もあるのだとか、さすがに文化を感じます。


 デュガ氏と

17時 レシュノー デュガが結構飲ませてくれたため若干遅刻したが、快く受け入れてくれる。
2003 モレサンドニ 25ヘクトリットル 甘い バランスよい 2003年は残念な年
2003 モレサンドニ1erクロデゾルム 3樽 2002最初の年 これも甘くおいしい
2003 ジュブレシャンベルタン Feuillette 3樽
2003 シャンボールミジュニ 
2003 シャンボールミュジニ1er Plantes
2003 ヴォーヌロマネヴィラージュ
2003 ニュイサンジョルジュ LES DAMODES 村名と1級のブレンド
2003 ニュイサンジョルジュ LES PRULIERS マロ発酵フィニッシュ
2003 クロドラロッシュ 熟成が甘く感じさせる 実際はセック
2002 モレサンドニ 2週間前ボトリング すごくうまい 2002年は収穫量成熟良くバランスよい
2002 ニュイサンジョルジュヴィラージュ 閉じてる状態
2002 シャンボールミュジニ1er
2002 ニュイサンジョルジュ1er

レシュノーさんには歓待を受け、素晴らしいテイスティングであった。どれも果実味に富み美味しいワインばかりである。


ヴァンサン・レシュノー氏と


夜グルマンダン(LE GOURMANDIN)で食事。ここもマキュイジーヌと同じくボーヌの中心街にある。ここは料理はおいしいが、サービスとワインがイマイチかも。たばこを吸う人が多くて、いいワインを飲む気にならなかったせいもあるかもしれない。ブショネを連発して、お店の人と気まずい雰囲気が漂う。2本変えてもらい、同じロットが全滅の可能性があるので、3本目は違うワインに変えてもらった。きちんと判断できるソムリエがいないので仕方がないのかもしれないが・・・。今回の旅はつくづくブショネが多い旅であった。

   
                                 フォアグラのテリーヌ   おいしいきのこスープ

   
エスカルゴ          ペンネパルミジャーノがけ                 煮込み

 
川かますのクネル

le Gourmandin(Beaune)  合計268ユーロ
@Cremant de Bougogne Lucian Jacob
ANuits-St-Georges 1'er Clos des Poirets St Georges Henri Gouges ×2本
BGevrey-Chambertin VV 2000 Charlopin


26日 
11時 ジョルジュ・ルーミエ クリストフ・ルーミエ氏が応対。苦みばしったいい男で日本女性にファンが多いというのもうなづける。


 
  クリストフルーミエ氏 photo by nishikata

2002 シャンボールミュジニー 2週間前瓶詰めしたばかり 若干不安定というがいいバランスでやさしい
2002 モレサンドニ1erクロドラビシエール マスキュラン・タニック
2002 シャンボールミュジニー1er 2週間前澱引き ボンヌマールの隣酸が強い ミネラル感がすごく、フローラル
2002 ボンヌマール 2週間前瓶詰め マスキュランでフリュイテ これはモレサンドニの力強さとシャンボールミュジニのやさしさという双方のいい面を併せ持っているからと説明され、なるほどと納得、そういえば両方にまたがっているんだと思った。
2003年の樽のワインの印象を聞くと酸が弱く感ずるということであった。酸が弱いのは大きな問題ではなく他のよい面が多いということ、若干捕さんしているとのこと、。2003年は10年以内に飲んで欲しいとの事
2001 シャンボールミュジニーヴィラージュ 2002年に比べると酸味若干バランす劣る
2001 モレサンドニクロドラビシエール リッチ感豊か
2001 シャルムシャンベルタン (実際はマゾワイエールシャンベルタンとのこと、シャルムを名乗れる)
 メタヤージュしているのでクリストフルーミエを名乗れるのだそう。クラッシクな造り。50%新樽。
 100%新たるにするとどうなるかとの質問をしたところ、ヴァニラで華やかになるが、葡萄のアロマが少なくなる樽の個性がつきすぎるのがきらいという回答であった。なお50%という場合、最初は新たるで熟成させ、その後スーティラージュした後古い樽に入れ、合計で50%と判断するというもの
2002 コルトンシャルルマーニュ 1月瓶詰め 今回の旅行仲間にCC好きな女性がおり、みんなでお願いしたところ、非常に貴重な白ワインを出してくれた。そんなには強くはなく優雅でよいバランス。4〜5年後飲みごろとのこと。2002年はムルソーやピュリニーよりもCCのほうが出来が良いとのこと。
2001 コルトンシャルルマーニュ 熟成香が出始めている。これを話したところ、これは白い花の香りだとのこと。温めたら甘みが出てくる
 最初30分だけという約束だったのであるが気がついたら1時間30分が経過しており、最後はエチケットへのサインや写真撮影にも応じてくれ、大歓待してもらってしまいました。話が興に乗ると長くなる典型でした。

午後はレンタカーを返し、一路パリへ。

TGVの中で昼食
@St-Romain '02(B) 'Combe Bazin' Chassorney
AChambolle-Musigny '00 Michel Gros

ホテルへチェックイン後、ワインバーめぐり。
まずはルグランへ。佐藤さんという女性がcavisteカーヴィストをしており、強烈な自信を持った方。店の品揃えには自負が伺える。ワインバーも併設されており、仕事の時間オーバーのまま相手をしていただきました。

Legraien  グルメジャーナル3月号でルグランが紹介されています。合計178ユーロ
@Marsannay '00 Jean Trapet(バイザグラスで。Cまで)
ARiesling '00 Zind Humbrecht 酸味が弱い
BSancerre '00 Gris Cota コタのグリ
CCornas V.V. '? Alain Voge とても優しくおいしい
DChambolle-Musigny 1'er 'les Amoureuses' '01 Georges Roumier (ボトルで) これも優しい


そのまま夕食はウイリーズバーへ。ここではラフォンを3本飲みました。ルーミエからあわせると2本は飲んで居そう。さらにラフォンの96モンラッシェまで飲んでしまおうかという話しになったのですが辞めときました。ここもゴーミヨの葡萄印がついている。パリでワインを飲むならここが最高だと思います(推定)。佐藤さんや他の方の紹介ということもあり、店長も信頼でき、とてもいい感じで飲めました。

Willi's Bar 合計508ユーロ
@Irouleguy '02 (B) Arretxea お店のおすすめの軽い白ワイン おいしい
AMeursault 'Clos de la Barre' '97 Comtes Lafon
BMeursault 1'er 'Perrieres' '97 Comtes Lafon
CMeursault 1'er 'Charmes' '96 Comtes Lafon


27日 午前中は買い物とポンピドーセンターで近現代美術の鑑賞。素晴らしい美術館で、行ってよかったという感じです。

 

ポンピドー展示の美しいバーチェアー
(撮影許可を受けています.。こんな椅子が欲しかったので・・・) 

午後は、ワインショップラヴィーニャで買い物アンド食事。合計268ユーロ。地下で買ったワインを2階のレストランで開けられるというもの。ヴォギエのブルゴーニュブランなどをバッセン。まだもう少しグランクリュにはなれないなと思う。しかし、数年後にはおいしくなっているだろうと思う。
Lavinia
@Bourgogne Blanc '01 Comte Georges de Vogue
AAlsace Pinot Noir '00 'le Chant des Oiseaux' Gerard Schueller


ミンチ肉のグリエとポテト 帆立のコキーユ      羊肉のグリエ     牛タンのソティと生ハム?
   

午後はお土産の買い物。難易度の高いお土産ばかりでパリ中を歩く。疲れた。
夜は、☆☆☆のタイユバンへ。すごいお酒を飲んでしまいました。これも後日。

Taillevent   一人ゲストが加わったので6人で合計1971ユーロ 
@Chanpagne extra Brut Jacqes Selosse
ACorton-Charlemagne '97 J.-F. Coche-Dury
BChambertin '97 Jean et Jean-Louis Trapet
CMusigny '88 Georges Roumier
DCh. Suduiraut '82 Sauternes
 
   
グジェール(アミューズ) なんかのスープ(アミューズ) リゾット(前菜)    リードヴォーと煮込み(メイン)

 
 シュデイローにマッチ   プティフール(デセールはいらない感じ)
するフロマージュ 
フルムダンベール
ロックフォールカルル
リヴァロ
ともう一つ。