お酒の燗について

 お燗については、一くくりに熱燗などと表現する場合もあるが、調べてみるといろいろな表現の仕方があるようである。
30度前後の「日向燗」(ひなたかん)、36度より少し高めの「人肌燗」、42度〜43度の「ぬる燗」、45度前後の「上燗」、50度前後の「熱燗」、55〜60度の「とびきり燗」、60度以上の「煮きり燗」などである。
吟醸酒は人肌燗が適し、純米酒、本醸造酒はぬる燗、上燗が適する。普通酒は熱燗などがよい。

お燗の仕方であるが、湯煎がよい。沸騰させずに、水面がゆらいできたころ(60度くらい)で火を止める。ぬる燗なら、1〜2分たったあたりで引き出し、徳利の底を触ってみて、割と熱いなと感じるほどだそうです。2度漬けもまろやかになるそうだ。レンジなら、1合で1分程度。あとは適宜調整してみるといいでしょう。