2006 ロワール

06年ロワールはエレガントでバランスの良い年になりそうだ。 フランス食品振興会が伝えるロワールワイン委員会の報告によると、06年は3月と5月に雨が降り、6、7月は暑く乾燥したが、8月に気温が下がった。9月上旬はとても暑く乾燥していたが、14日の雷雨でうるおい、下旬は時に雨の降る温暖な天気だった。ブドウ畑の衛生状態は良好という。 アルコール醗酵を終えたキュヴェは、エレガントなアロマ、丸みとさわやかさのバランスの良さが特徴だという。白は強烈できれいなアロマ、熟しており、豊かでありながら繊細。赤は深いルビーから紫色で、強烈で複雑なアロマの中にきれいな果実味が表われている。タンニンと厚みのある味わいとのバランスが良く、良い構造を有するという。
 収穫開始はルイィが9月11日、プイィ・シュール・ロワールとカンシーが13日、サンセール、メネトゥー・サロンが15日だった。