2006年ブルゴーニュ

 フランス食品振興会が伝えたブルゴーニュワイン事務局の報告によると、今年は変転した天候が特徴で、7月の猛暑の後に8月のにわか雨が続いたが、9月は雨が少なく気温も穏やか。フランスの生産地で最も幸運に恵まれた場所の1つとなった。
 収穫日は早熟だった05年とほぼ同じ。ブドウは良く熟し、果実は成分構成がしっかりとし、果房間の風通しも良かった。「果皮はポリフェノールとアントシアニンに富み、収穫量は最終的にかなり抑えられた」とコート・ド・ニュイのネゴシアンは強調する。
 最初の試飲では、白はとても純粋で、果実味が豊か。赤はきれいな色をしていて、アロマは熟した赤い果実やスパイスを感じさせるという。