2006ボルドー

2006年はクラシックなヴィンテージになると、ボルドーワイン委員会が発表した。
 フランス食品振興会の報告によると、ブドウの色づきは7月の猛烈な暑さによって17日から24日の間にスタート。8月の降雨と冷涼な気候により、成熟がばらついが、アロマ成分の成熟は進んだ。9月上旬は暑く、日照に恵まれ、ブドウの成熟が進んだが、その後の雷雨が不安を残した。収穫公示日は、辛口白が9月4日、赤が9月15日、甘口が9月18日だった。06年のワインはクラッシックで、良い可能性を持つワインになると見られている。
 辛口白は品種の典型的なアロマがよく表れている。赤は果実の強烈なアロマと丸い味わいがあり、構造がしっかりしている。カベルネ・ソーヴィニヨンは特に成功したという。甘口白は豊かなアロマを放ち、収穫は9月中旬から10月中旬まで早めに終わった。