2004 アルザス
2004年ヴィンテージは2003年の異常気象の後で、現実に戻ったという感じでしょう。どちらかというと雨が少ない温暖な冬でした。春まで乾燥がちだったので、生産者の中には水涸れを心配する者もいました。開花は6月の中旬で、すべての品種が見事に咲きました。7月は暑すぎず、8月は平年並みですが、前年に比べると涼しいくらいでした。9月は素晴らしい気候で、暑く乾燥することにより、ブドウは健全に成熟しました。収穫期に多少雨が降りましたが早いうちに収穫したブドウは特に健康で、外観はすばらしく良好であった。 、。 2002年はもちろん少なめで、2003年は旱魃のため収穫量が少なかったのです。2年続きで収穫量が少なかった前年までと比べると、2004年は十分な収穫量を確保できた。 ワインは果実味に富み、クリーンで、生き生きとした酸があります。2004年ヴィンテージはグリーンハーヴェストを施したか否かが素晴らしいワインになるかどうかのキーポイントとなりました。
 2004ヴィンテージではヴァンダンジュ・タルディヴとセレクション・グラン・ノーブルは作りません。なぜなら10月の降雨により作る機会を逸してしまい、生産できなかったからです。