名残雪さん
2001年1月13日
朝からPS2のバウンサーをやっていた。
と言うか、朝までインターネットをやっていて、その後バウンサーを始めたのである。
で、初めて約1時間後、パソコンは何もウインドウが開いてない状態でずっと放置、
とっくにスクリーンセーバー(ディスプレイの)が起動して画面は真っ暗の状態であった。
そして程よくゲームに熱中してきた頃合い、その事件は起こった!
しわがれた声:*%#$&さーん、*%#$&さーん
!!!!!
突然パソコンのスピーカーから声がしたのである。
こいつははっきり言ってぶったまげた。
驚いた私はディスプレイを見る・・・真っ暗だ、なにも映ってはいない。
まさかウイルスか?それともハッキング?
慌てた私は即座にマウスを動かし待機状態を解除する。
数秒後、画面に映し出されたのは放置前と変わらぬデスクトップ画面。
おかしい・・・ウイルスなら何か画面に現れるはずである、ハッキングもまたしかり。
・・・と言うか、回線が繋がっていないのでハッキングの線は無いであろう。
と言うことはやはりウイルスか、しかし何も兆候が無いというのがおかしい。
大体ウイルスなんぞに感染するような事をした覚えが無い。
それにこれほどの時間が経ってから起動するウイルスってのもどうかと思う。
ってことは・・・・・怪奇現象?
・・・・・
などと考えていると、またしてもスピーカーから声がしたのである!
しわがれ声:名残雪さーん、名残雪さーん、おはようございまーす。
?????
一応断っておくが、私は“名残雪(なごりゆき)さん”ではない。
しかし声の主はあきらかに“名残雪”なる人物を呼んでいるようである。
混乱していると、さらに声。
男の声:はーい、おはようございまーす。
今日はどちらまでですかー?
そんなん知るか、とつぶやく私。
少しずつ冷静さを取り戻しつつある。
どうも様子がおかしい、まるで長距離運送トラックの無線のような会話である。
って言うか、これ無線だろ?
そうである。
どうやら私のパソコン様に接続された高性能(当社比)スピーカーが、近くのトラックの無線をひろってしまったらしいのだ。
原理は良く解らない、しかしそういう現象が起こりえることは解る。
せっかくだから、ここでしわがれ声と名残雪の会話を記載しておくとする。
しわがれ:今日はうちは○○まででーす。
名残雪 :こちらは○○でーす、今日は新年会なんで2時くらいにはあがりまーす。
しわがれ:新年会ですかー。
名残雪 :午後から新年会でーす、蛍雪(←漢字は推測)さんや東京物語さんもきまーす。
それから声は遠ざかってゆき、じきに聞こえなくなった。
トラック自体が遠ざかって、電波を拾えない距離まで行ったのであろう。
こんなものを記載してどうなるのかとも思ったが、記載しないとどうにもならない気がして記載に踏み切った。
・・・・・にしても。
スピーカーで拾えてしまうほどの電波で会話していることの無法さはさておき、
“名残雪”に“蛍雪”に“東京物語”ですか。
トラッカーには詩人が・・・いや、羞恥回路のブッちぎれた奴が多いんだなとか思いました。
つーか“東京物語”ってのはなんだよ?ホントに名前なのか?村上君か?
ちなみに現在ネットでは当たり前になったハンドルネーム。
もともとはトラッカーが無線で使う無線用の名前のことで、それ故にハンドルネームと言うのだそうです。
ちょっとマメ知識でした。
なんとなくしまりが無いですが、このマメ知識をもって締めとします。
今回の教訓:ビックリした勢いだけで文章書いちゃ駄目ね