ゲームの思い出

 

今回は隊長のゲームに関する思い出の話をしたいと思います。

でも思い出の名作とか記憶に残る秀作とかの話ってわけじゃありません。

だから「ゲームの思い出」。

選んだタイトルも、思いついた順に適当です。

ま、とりあえずいってみますか。

 

 

・インベーダーゲーム

昔のゲームと言って最初に思い出すのはやっぱりこいつ、インベーダーゲーム。

当時一世を風靡し、ゲーム喫茶なるものまで作り上げてしまった凄いゲームです。

 私が生まれて初めてプレイしたテレビゲームでもあります。

 そして私は“ゲームって面白い!”という思いを抱くことになるわけですが・・・

 こんなに長いこと抱きつづけるとはねえ・・・

 まあそれはさておき、当時小さな子供であり経済能力ゼロだった私が

 このゲームに対して思い出を抱くにはちょっとした理由があります。

 さて、ゲームを遊ぶお金を持たない子供が、思い出を作った方法とは・・・?

 実は私の親戚の家に、このゲームの筐体があったのです。

 なんと、当時10万円前後したゲームの筐体を購入してしまうとは!

 我がゲーム好きは血筋のなせる技であったか!?

 ・・・と言いたいところですが違います。

 実はそれは私のいとこの友人が購入したもので、いとこの家で少しの間預かっていたものだったのです。

 つまり私のゲーム好きは遺伝、というわけではないようです。

 しかしまあ、それが誰のものかなんてことは当時の私にはまったく関係なく、

 私はそれはもう狂ったように遊びつづけました

 貴重な幼児体験ですね・・・・・ってそりゃあゲーム好きに育つのも無理ないよなぁ。

 

・カセットビジョン

覚えてますか?カセットビジョン?

おそらく日本初のカートリッジ式ゲーム機だと思います。

私が初めて買った(買ってもらった)家庭用ゲーム機がこのカセットビジョンでした。

当時すでにゲームが大好きだった私は、こいつが発売されるやいなや両親におねだりしました。

それが家に届いた時はどれだけ嬉しかったことか・・・

しかし、わりと厳しかった我が家では目が悪くなるという理由から、ゲームを遊ぶ時間は規制されていました。

私がゲームの取り合いで兄貴の頭を本体で殴るという事件も原因の一つだったんですが・・・

まあ、そんなこともありながら、私は楽しくゲームで遊んでいました。

当時は新作の発売ペースも遅く、買ってもらえるのも年に2,3本。

それでも飽きもせず同じゲームを、毎日のように遊んでいた覚えがあります。

今思えば凄いことですよね。

ちなみにその後、ファミコンの購入とともに我が家からこいつは姿を消すことになります。

そして進化したゲーム達はさらに私を誘惑し、我が家にゲームは一日一時間制度をもたらすことになったのでした。

高橋名人の発言に先駆けて・・・やるな母。

またその原因の一端に、兄貴に投げつけたカセットが頭部を直撃!流血!という事件があったりもするんですが・・・

ごめんよ、兄さん。

 

・スペランカー

 ご存知、皆さん大好きなスペランカーです。

 このゲーム、当時はクソゲーだのなんだのと言われてまして、実際私もそう思ってました。

 身長より高いところから落ちただけで死ぬ、コウモリの糞に当たると死ぬ、酸素が切れて死ぬ、

 照明弾や爆風で死ぬ、と死ぬ要素がてんこ盛りなのが原因だったのでしょう。

 そしてさらには操作性の悪さ。

 エレベーターやはしごから飛び移るとき、穴を飛び越える時、下り坂を駆け下りる時(?)など、

 ちょっと操作をミスったら死ぬような場面が山ほどあるのです。

 でもね、ちょっと考えてみてください。

 これらは全て、ゲームを楽しむためのハードルなのであると。

 厳しい死亡条件も微妙な操作が必要な場面も、それを超えていく楽しさ、

超えられた時の快感を味わうために用意されたものなのです。

 そこにリアリティーは必要ありません。

 そう考えた時、このゲームは絶妙のバランス感覚を持っているといえるでしょう。

 ・・・なーんて、ここを見てる皆さんはとっくに解ってることですよね。

 ただ、最近のリアリティーのみを重視したゲームが氾濫しているなか、

 リアリティーを犠牲にした楽しさってのもあるんだよってことを考えて見たかったわけす。

 ところで・・・こんなとこあるの知ってました?

 

・鳴きの竜

このゲームはPC98が主流だった頃に、ウルフチームが出した98用の麻雀ゲームです。

このゲームはとにかくイカサマが凄かった。

それもイカサマされるほう。

とにかく敵は全員イカサマ全開でかかってきます。

一度などは配牌から「東・東・東・東」と東を4連続で切って、5順目に「ツモ!四暗刻単騎!」。

おいおいどんな手だよ!ってリセットした覚えがあります。

まあ、それはさておきこのゲーム、アガった時にちょっと凝った仕掛けがありました。

役に応じてグラフィックが表示されるのです。

しかもそれがかなり和風でかっこいい、渋いグラフィックなのです。

たとえば「断公九、平和、三色」だとすると、

シャキーン!断公九(和風な庭園のような絵)

シャキーン!平和(竹林の絵)

シャキーン!三色(三匹の竜の絵)

みたいに切り替わっていくのです。

あ、“シャキーン!”は効果音です、文字は出ません(あたりまえ)。

当時そんなに演出に凝った麻雀ゲームは無く、これはいいなって思いました。

それはさておき、このゲームにはフリー対戦モードがありました。

好きな相手を選んで対戦できるモードです。

そこで私は無謀にも最強と思われる3人と対戦することにしました。

もちろんその中の一人は“鳴きの竜”。

主人公である竜との対戦、その打ち回しに期待しながら対局スタート。

それで結果はどうなったかと言いますと・・・

ボロクソにされました・・・しかしちょっと以外な、私と竜の二人沈み。

竜の奴は、自慢の鳴きも出ずにいいとこなしの展開です。

しかし忘れもしない南三局、ついに竜が動いたのです!

まずは西をポン!・・・・・私に戦慄が走ります!(つ、ついに動いた!)

次に東をポン!・・・・・(や、役はなんだ!?字牌は危ないか?)

そして私の切った二筒をロン!(し、しまった!!!)

頭の中が真っ白になる私、そして役の発表。

突然鳴り響くブシュシュシュシューーー!!!という聞いたことの無い低い音!

な、何事だ?!役満?!

そして画面に表示されたのは阿修羅のような絵と・・・・・チョンボの文字。

なんじゃそら?!

とにかく凄いゲームでしたよ。

 

・倉庫番

 シンプルイズベスト!

 言わずと知れたこのゲーム、好き嫌いは別にして名作であることには違いありません。

 今回お話をするのは、こいつのFCディスクシステム版のこと。

 その前に軽くルール説明。

 このゲームは限られた広さの倉庫の中で、荷物を指定の場所まで押して運ぶのが目的。

 ポイントは“押して運ぶ”というところで、荷物と自分の位置関係などを考えながら進めていくのが重要になってきます。

 一手ごとに変わる位置関係を考えながら進める、思考型のパズルゲームです。

 話を戻してFC版、もともとシンプルなルールなので特にルールには変更無し。

 しかしFC版には“アイテム”という要素がついていたのです。

 例えば「ロープ」、荷物を引っ張れます

 間違えて押してしまった荷物を引っ張り戻すために使う、というのではありません。

 そんなものは黙ってリトライを選べば済むことですから。

 要するにこいつは、「押すだけじゃクリア出来ない面を、引っ張って無理やりクリアする」ためにあるんです。

 まさにゲーム性台無し

 似たようなもので「オイル」、こいつを撒いておくと荷物が滑って2ついっぺんに運べます

 これも力ずくで面クリアするための、ゲーム性台無しアイテムです。

 つーか、人様の荷物をオイル溜まりの上に置くなよ

 そして極めつけは「コショウ」。

 こいつを荷物に振りかけると、荷物が怒って追いかけてきます!

 ・・・・・

 もはや、どうつっこんでいいものやら・・・

 とりあえず、人様の荷物にコショウぶっかけんな!つーか、なんで荷物にコショウかけてみようとか考えるんだよ!

 荷物も荷物だ、そんなもんで怒るな!っていうか、そんな物騒な荷物運ばせるな!

 と軽くつっこんでおいて・・・

 これはなんですか!?

 今までじっくり思考型パズルゲームだったのが、一瞬でアクションゲームに大変身ですよ?

 ゲーム性台無しどころか、ゲーム性激変!

 そんな方法で荷物運んだって、嬉しくもなんともありませんよ。

 まあ、いちおうアイテムを使わずに全面クリアできるようには作ってあります。

 しかし・・・こんなもんがあったら使いたくなっちゃうじゃないですか!

 なんていうか・・・他に救済措置を思いつかなかったんでしょうか?

 製作スタッフの親切心と大胆なセンスには脱帽ものです。

 素直に「ヒントくれる」っていうアイテムだけで良かったと思うんだけどなぁ・・・。

 

 

とまあ、とりあえずはこんな感じになりました。

なんかまとまりない文章になっちゃいましたね・・・。

今後も思いついたら書き加えたりしたいと思ってます。

それでは、またの更新をお待ちください。

それがあるとは限らないけど・・・。