7.24 Release 30周年第2弾Sg『夢の浮橋/風ゆらら』
〜さゆり倶楽部 NO.22夏号に掲載〜

予告通りアルバムから30周年シングルとして第2弾カット、7月24日リリースが決定。
注目の楽曲は『夢の浮橋』。
カップリングは目下全国展開でスポット中の金鳥蚊取り線香CFソング『風ゆらら』。
『転がる石』と『夢の浮橋』が相乗効果でダブルヒットが期待されます。

シングル化の要望に応えてついにリリース。さゆりさんの代表曲となる大ヒット予感一杯
さゆりさん真骨頂発揮の情念世界に比し、C/Wの何と爽やかなこと。巾の広さに感嘆です


 アルバムからのシングル・カットの狙いを太田プロデューサーはこう語っています。
「第1弾は意外性とインパクトのある楽曲。第2弾は石川さゆりさんらしさが最も発揮された核、十八番の楽曲。第3弾は来春リリ−ス予定で娯楽性、企画性、大衆性に富んだ楽曲を…と考えています。年内は『転がる石』と『夢の浮橋』両曲のプッシュ展開で2曲同時チャートインを目指します」
 『夢の浮橋』は3年前の99年、さゆりさん初の長期公演・新歌舞伎座4月公演で披露された「近松情話〜夢の浮橋」のテーマ曲で、その後は青山劇場はじめコンサートで歌われ続け、すでにさゆりさんの代表曲的存在になっていて、機を熟しての待望のシングル化と言えましょう。
 改めて聴きますと、その一音一音、気がたっぷりと入ったさゆりさん真骨頂発揮の情念歌唱で、グイグイと作品世界に引き込まれます。詞は誰もが指摘する通り“大人の世界”で〜す。死に向かう濃厚なエロティシズムとエクスタシーへ上り詰める緊迫感が満ち、この甘美な世界は他の誰が唄えましょうか。さゆりさんの独壇場ですね。また歌唱的にも汲めども尽きぬ深い味わいがいっぱいで、聴く度に“あぁ、ここでこんな風に唄っているんだ”と新たな味わい発見で何度も何度も聴きたくなって来ます。時に大人の濃厚な作品世界に酔い、時にその表現力満載の歌唱に酔うなど飽きずに楽しめます。
 一方カップリングは、そんな情念世界と対極にあるかのような、余りに爽やかな楽曲『風ゆらら』です。
「若いディレクターの意見を採用して新進作家を起用してみました。作詞は平井堅『楽園』の阿閉真琴さん、作曲は藤井フミヤさん他に曲を提供している日比野信午さん。金鳥CF映像の日本の夏、下町情緒の風鈴を念頭に創っていただいて、アルバム『さゆり』制作の合間にレコーディング。当初はストリングス・サウンドがメインでしたが、トラックダウン時にフォークギターとヴォーカルを前面に出すシンプルな仕上がりにしました。70、80年代の懐かしいフォークタッチが隠し味になっています」
 と太田プロデューサー。軽快なアップテンポ、風鈴が風にせわしく鳴るように、さゆりさんが弾むように恋をしているキラメキ、幸せ感を爽やかに唄っています。そこに居るのはきっと10代、20代の浴衣姿の女性。『夢の浮橋』の濃厚な情念と、この爽やかな『風ふらら』。さゆりさんの巾の広さに驚嘆されられます。
 第1弾『転がる石』もまだまだ露出回数が少なく、本格浸透するのはこれから。結果的に『夢の浮橋』との両プロモーション展開となりそうです。皆様、両曲のダブルヒット応援をよろしく!です。


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