コンちゃんの…
<大島ツキンボ・ワールド>
これはリンクしている「ハマちゃんの掲示板」に連載されたコンちゃんの<ツキンボ>記述から生まれたコーナーです。
従ってこのコーナーの著作権はコンちゃんに帰属します。


大島ツキンボ・ポイント・ガイド

 ようこそ!いざ、大島のツキンボ・ポイント・ガイドです。
 我々のツキンボはビーチ・エントリーで入ります。師匠のSさんやJさんは八丈近くの外海でボート・エントリーでイソマグロをブスブス突いたことがあるそうですが、技量も度胸も持ち合わせないコンとハマは潮の穏やかな場所を選んで入ります。以下、コンのツキンボ・ポイントを紹介しましょう。
 岡田から時計まわりに入ったことのあるポイントとその時の印象を交えておぼろげな記憶のかぎり伝えます。訂正や加筆は随時行なって行きます。おっと、その前に、これから紹介するところは海水浴場と重なっているので我々のツキンボ心得を書いておきます。

ツキンボ心得
一、人の多いところではツキンボをしない。
ニ、銛先は海に入ってから装着する。
三、常に人が近付いてこないか注意する。
四、禁漁区ではアワビ、サザエ、トコブシ、イセエビは捕らない。
五、無理はぜったいにしない。

…以上自戒もこめて、遵守してください。

<岡田港>
 東京船が泊まるところは危ないので漁船の泊まっている崖側に入ったことがあります。もう15年くらい前なので様子が今とは違うと思います。ここは禁漁区なのでアワビ・サザエなど大型のものがちらほら見えました。漁協が栽培してるので決して手は出しませんでした。皆さんも守って下さい。
 その日は冬の曇りの日で海が濁っていて、崖の影になっているため視界がよくなかったです。借り物のウェットで入ったため、とにかく寒いことしか記憶にありません。1番目としては申し訳ないのですが魚もタカノハダイ・ニザダイくらいしか目に入りませんでした。その後、崖の崩落があったりして1度きりのエントリーとなりました。

<日の出浜>
 岡田港すぐそばの小さな海水浴場でここも禁漁区になっています。しばらく砂が続き岩が並んで顔を出してるところでいきなり水深10m位のドロップ・オフになってます。そこがツキンボ・ポイントです。
 ブダイ・オジサン・カワハギなどいますが魚影が濃いという感じではなかったです。夏場は海水浴客がいるのでツキンボは物騒な印象を与えるため控えましょう。一度、獲物を浅場で解体してたら数尾のトラウツボ・ウツボに囲まれて気持ち悪い思いをしました。
 トイレ・シャワーもあり、道具やウェットも洗えるのでgood。

<七見沢(ななみさわ)>
 ここはエントリーするのが大変で崖を50m以上下ります。行きはまだいいんですが帰りがつらい。へたにいいのを何尾か突いて重いウエイトを担いで崖を登るのは夏場なんか地獄です。近くに清水が流れ落ちてるところがあるのが救いです。
 ここではアイゴを突いたのとトコブシを採ろうと思って死にかけた記憶があります。アイゴは突いた瞬間、毒鰭をバッとひらいて、いかにもヤバそうな感じでした。そのときは毒魚とは知らなかったので手掴かみなんかしなくて本当に良かったです。知人が沖縄でこの稚魚(スクガラスになる)を釣ってうっかり掴んで手がグローブのようになりました。
 秋の浜から磯づたいに泳いでエントリーしたほうが楽なのを知りここからは2〜3回しか入りませんでした。

<秋の浜>
 ダイバーの東のメッカで夏場には観光さんで賑わう重要なポイント。私のツキンボ・デビューの思い出深いところです。
 小さな堤防のようにのびてる岩場はコンクリで整備されていて左右にはしごが架けてありエントリーも楽なので何度も入ってます。西が荒れているときは間違いなくここを目指します。オール岩場で起伏に富んでいるのでダイバーがいくのは納得。ゴンズイ玉が見れたり、ソフトコーラルがある横のイソギンチャクにクマノミがいて、まさにファインディング・ニモ!入ってるだけで楽しい海です。珍しいところでウミグモも目撃しました。最初にカサゴを突いたのはここですが、1尾目はスカリも持ってなかったため潮だまりに置いていたのを小学生が「お魚さんを逃がしてあげるー」とかいって勝手に海にリリースされてブチきれたなんとも塩っぱいデビューの地。なんとか根性で2尾目を捜しに捜してやっとこ突いてその夜、煮付にして喰ったのが忘れることができなくてツキンボにハマりました。
 魚影が濃くてどんな人にもお薦めです。ツキンボ・ポイントは右端か左端のダイバーも海水浴客も来ないところです。真ん中はダイバーが多いんでなるべく避けましょう。陸には多い時には100人くらいのダイバーが河岸のマグロのようにゴロゴロしてますが海のなかではインストラクター1人につき5〜6人のダイバーが数組入っているだけでしかも底を這うようにロープがはられその目印に沿って深場に移動するので行動範囲は限られています。なので移動のさい真ん中を通ってもさほど問題はなかったです。もちろん人には注意してましたが。
 南側が切立っていて良い日除けになるので女性にも優しい環境です。トイレ・更衣室・シャワー・夏場に限り子供用プールもありの三ツ星ショア。

<メメズ浜>
 ここは遠い。まさにディスタント・ショア。ほとんど人の住まない東海岸のごろた石の海岸。「東京都・海のふるさと村」の浜だから観光さんが行くとはいえかたや「山のふるさと村」は何十万人と訪れるのと対照的にたぶん千人行くか行かないかの寂し気なところ。ゴールデンウィークでも物好きな外国人の観光さんが数組キャンプしてるくらい。
 ここではハコフグを突いて恐る恐る焼いて食べたことがあります。魚影は濃くはない記憶があるんですが、とにかく遠いので2〜3回入ったきりでは判断できないです。N館のサマーキャンプでモーニング・ビールをあおるハマという印象しかなく東京都が何故ここに都民の血税を注いだのかを含め大変ミステリアスなところです。日の出浜のところでふれたように家族連れがいるような場所はなるべく端っこを選んで入ります。

<筆島>
 島の南の景勝地。火山の火口に残った溶岩が冷え固まってそのまわりの山が海に洗われ一本の筆のような岩が突っ立ているので筆島。ここは左側がサーフ・ポイント、右側が岩場なのでツキンボとボディーボード両方車に積んでよく行きました。
 砂地ではカニや小さなヒラメがみられます。初めての大島訪問のときそのカニを捕まえて味噌汁にして食べました。ワタリガニに似ているんだけど両サイドが尖ってないカニでした。ネットで調べた限りではヒラツメガニに近い感じ。岩場にはメジナやカワハギがいます。海が干潮で穏やかだと岩場で潮干狩りができます。ただしブーツ着用がいいかも。大物を突いたことはないですが、右側が変化に富んでいて好きなポイントです。トイレ・シャワーあり。

<砂の浜(さのはま)>
 我が小屋から一番近くの海水浴場なのでよく行きました。ただ名の通り砂浜なので右奥のツキンボ・ポイントまでは歩きで行かなくてはなりません。夏は灼熱地獄を覚悟の上、砂浜を行進してください。魚はメジナやカワハギが多いかな。ここはツキンボより波乗りの方でよく入りました。
 島の南は潮が速く、2〜3度流されかけた記憶とワイプアウトのつらさが甦ります。トイレはありますが、シャワーは夏場のみなので、トイレの水道を借りることが多いです。そんなときハマ特製のホースの先にシャワー口をつけた「ハマえもん」の道具が役立ちます。もちろん使うときは大山のぶ代の声色で『どこでもシャワ−』といって使ったものでした。

<第二砂の浜(だいにさのはま)>
 昔むかし男がある島の磯で潜っていると、貝採り漁師が近付いてきてツキンボを借しててくれと身ぶり手ぶりでお願いされたので貸してあげたそうじゃ。小さな砂地のところに銛先をむけたので男はなにすんじゃろうと思い見ていたところ貝採り漁師はそのまま砂地をぶっ刺したそうな。なんとそこには大きな大きなヒラメが隠れてたのじゃ。陸にあがってから話をすると
「ぬしのまわりを何度も泳ぎ回っているのに気付かないから見てられなくてオレが捕ったずら。」
 というではないか。大きなヒラメを目の前にした男は悔しくてサザエでももらえんものかと思い手をだして待ってたらそのまま貝採り漁師は立ち去っていったそうじゃ。おしまい。以上、実話日本昔話でした。和泉浜でおきた本当の話ですが、悔しくてSさんにこの話をしたところなら第二砂の浜がいいと教えてくれました。ヒラメのいるところはけっこう沖らしくていまだヒラメは突いてません。砂の浜ほどではありませんがここも歩きでエントリーします。左の岩場にメジナがいます。

<千波(せんば)>
 石鯛・メジナ狙いの釣り人のメッカ。我が小屋の下の磯で散歩がてら行けるのですが潜ったのは1回だけ。島の南西の千波崎の突端なので荒れていることが多いのです。メジナが多かったかな。ゴールデンウィーク最後の日の夕方に散歩したところ地元の漁師が家族でバーベキューを楽しんだ後がありました。その日は珍しくベタナギでいつもはゴーッと打ち寄せる波もチャプンというくらい。そんな日を漁師が逃すはずはありません。大型のイセエビの殻が大量にころがっていました。いるところにはいるんだな。そう思い指をくわえて小屋に戻りました。

<王の浜(おうのはま)>
 ここも1回だけのエントリー。入ろうとして準備していたところ野増の漁師が珍し気に近付いてきて「モロコがいるからがんばれよ」とからかわれました。結局突いたのはボラの小さいのヤツ。すぐに焼いて食べたんですが、磯臭くてあまりおいしくなかったです。近くの野増漁港のテトラにはイセエビがいるらしいですが迷路のようになっていて一度入って脱出できるのは数人だけという話をハマから聞いたことがあります。ここにも豪の者がおります。

<弘法浜(こうぼはま)>
 弘法大師の上陸の地。元町にある島一番の海水浴場。左の岩場はケタと呼ばれる人気サーフ・ポイント。夏場はさすがにツキンボは自粛。けどそんな時に限ってカワハギが浅場に何尾もいるんだな。浅瀬が続くので初心者にはいいかも。ここもほとんど波乗りと海水浴で入ったくらい。シューノケリングを楽しむのがここの流儀かな。カゴカキダイ・ツノダシを見て満足して下さい。夏場にかぎり更衣室・海水プールがあり家族でも楽しめます。シャワー・トイレ・駐車場完備。

<和泉浜(いずみはま)>
 第二砂の浜でも紹介した岩場のビーチ。昔、ハマの住んでいたところから一番近いツキンボ・ポイント。左側に温水が出ている所があり寒い時期にはタプソールを塗って入ったものです。タプソールとは温湿布用の塗り薬で水と反応してポカポカするので冬でも海に入る漁師が愛用してというのをハマがききつけて我々も使ってました。さすがに寄る年波には勝てず冬に入ることはなくなったけど。ちなみにタプソールを塗って熱い風呂に入ると飛び上がりますので御注意を。
 ここは島の下水が流れているらしく島の人はあまり潜らないせいか魚も貝も結構います。我々はヘタレなのでこういう穴場を潜ります。ブダイ・オジサン・カワハギ・ウマズラハギ・オニカサゴを突いたことがあります。ここではイシガキフグをよくみかけた気がします。いじめると膨らむのでそれみたさに何度もツキンボの先で小突いてみたんですが海の中で膨らんでるのはとうとう見れませんでした。タプソールがだんだん効かなくなってくると皆、温水が出てる所に集まりはじめウェットのまま海中温泉を楽しみ始めるのです。外が寒いと出るに出れなくなり、なにをしに海に入ったのか解らなくなります。
 朝日新聞に載った例の行方不明事件の場所はここ。何度も入った所なのでコワイ。着替えは道路沿いでフルチン覚悟。シャワー・トイレ完備。男便所の前に下水の蓋の鉄製取っ手があり、いつもつまずいてしまい痛さに大声をあげした。皆さん注意して下さい。

<専大下(せんだいした)>
 昔、専修大学の寮の下、パームラインを越えて5〜6m位の急な崖を下ると、小さな入り江があります。そこが専大下。今はダイビング・ショップらしいけどたぶん島の人はそのまま呼ぶんじゃないかな?こんど聞いてみます。ここは本当によく潜った。入ってしばらく行くと左右に大きな岩が2つあって、その下、水深5〜6mのところに魚が隠れることのできる穴がそれぞれにあいている。隠れ場所があるのと潮通しがいいのとで魚影が濃い。
 カワハギ・ブダイはもちろんテングダイ・アオブダイ・テングハギ・ツバメウオ・ハマフエフキなど中型のものに会えます。テングハギ・ハマフエフキを突いたのはここ専大下。秘技2段突きを編み出したのは左の穴です。逆さになって穴に向かってブラインドで突いたところ1尾目はタカノハダイ2尾目はオジサンが同じ銛先についていたので驚きました。ただオジサンの腹を刺してしまい暴れたオジサンがはらわたを残して逃げ去ってしまい残念なことをしました。たまたま持っていた水中カメラで突いた瞬間をとらえたのが救いでしたが魚って内臓なくても泳げるんだーと妙に感心しました。南無。

<赤禿(あかっぱげ)>
 前にも書いたけど大島の地層のなかに特に赤い砂利の層があり元町発の定期船からでもよくわかる真っ赤っかにはげてみえる所がアカッパゲ。貝採りの漁師がよく入っている。ここは専大下から泳いで行ったくらい。生活のかかっている漁師をたてているのか、まわりにもっといいポイントがあるせいなのか、車をとめにくいからなのか、エントリーが楽じゃないからか、なぜ入らないのか自分でもよく判りません。魚はウマズラを突いたことがあります。

<万立(まんたて)>
 一人でツキンボしようと小屋を出発すると自然と向かうのはここ万立。実は一番好きな海岸はここなんです。なぜかというと相性がいいのかカワハギが必ずといっていいほど突けるから。一時ハマにそこまで突けるなら東京に持ち帰って売ったらどうかといわれたことがあるくらい。タコを手掴かみしたのもここ。ザブンと入ってすぐに見つけました。
 万立は小さな漁港になっていて波打ち際までコンクリで護岸されてます。ここほどエントリーしやすいところはないんじゃないかな。クルマは海まですぐの広い空き地にとめられるし、新しいトイレはあるし目隠しがあって着替えもし易いし、道具も水で流せるしつまずく鉄製の取っ手もないしといいこと尽くめ。夏場は海水浴場になるんだけど近所の人たちが子供を連れてくる程度どんなに混んでも15人くらいでほとんど島の人なのでツキンボを持ち出しても視線は気にならない。カワハギ・ブダイ・メジナがいます。
 右側に岩場が沖まで延びていてそれに沿って潜っていきます。岩場の先に釣り人がいたりするんだけど見当違いのところに糸を垂れていてそれじゃ釣れないよと思いながら突いた魚を見せたりすると大変嫌な顔をされます。真似はしないように。
 上の万立荘では昼・夜ともに食事と酒が楽しめます。Hのオヤジと呑んでへべれけになり素っポンポンでナイト海水浴を敢行したのもいい思い出。万立荘の客がゲラゲラ笑ってました。注意点はたまに漁船が猛スピードで突っ込んで来ることがあります。エンジン音がしたら端に逃げましょう。

<ケイカイ>
 ダイバーの西のメッカ。元町と岡田の境界で、これはキョウカイではなくケイカイ故の名称かも。お隣の野田浜で着替えてからクルマで移動。ただしダイビング・ショップのクルマでいっぱいの時も。海に降りる坂は砂利鋪装してあるが雨風で崩れ足元はいいとはいえない。我々は気にしないが、か細い女性ダイバーがタンクを背負ってヨロヨロと昇り降りする姿は体育会の特訓のよう。でも海に入ればそんなことも吹っ飛ぶでしょう。
 左側の浅瀬は初心者向けダイバーズのエントリーコース我々は正面からタイドプールでギアを装着して右側ドロップオフからエントリー。ダイバーはもちろん決められたエリアに潜っているので陸に100人いてもケイカイ右側はプライベート・ビーチ状態。ここは起伏に富んでおり、海から頭を出してる岩の向こうに5〜10m深の窪みがあり、また浅瀬になったかと思うと10m深の底に白っぽい砂地が拡がっていたりして楽しい。そんなのが幾重かあっていちばん奥の10〜15m深にダイバーがいる場合があるので注意。その砂地でアカエイを突き逃がしたことがあります。
 そこから野田浜方面にしばらく行くと大きな岩がゴロゴロしたところになりたまにエビアミが仕掛けられてたりする。生きたイセエビをこの眼でみたのはここだけ。もちろんリリースしましたよ。小さかったから。
 ブダイ・メジナ・カワハギ・タコ・イカ・ダツ・メバル稚魚・トビ稚魚・カンパチ稚魚など。ここは魚影が濃いなあ!まだいろいろいます。そういえば稚魚が多いのがここの特徴。たぶん海藻が多いので産卵の場所になってるんでしょう。海に浮いて獲物を探していると、流れ藻などに集まる習性のある稚魚たちがいつのまにか自分の後ろに1000尾くらい群れているのも珍しくはなかったもんな。ほんとにジンベイザメになった気分だよ。
 そういえば一回クラゲの海に入ったっけ。台風の影響でケイカイの入り江に吹き集められたのか、泳いでも泳いでもクラゲ・クラゲ・クラゲ。カブトクラゲにオビクラゲ・ウリクラゲ・チョウクラゲ・ツノクラゲとhttp://www3.ocn.ne.jp/~kmitoh/index.htmlを参照してみてね。海水よりもクラゲが多いんじゃないのかってくらいのクラゲの海。そのうち唯一露出している顔がピリピリしてきて陸にあがったけど。♪クラゲ・クラゲ・クラゲ、クラゲと泳ぐとー 顔が・顔が・顔が、顔が痛いよ〜ときたもんだ。ウリクラゲって繊毛運動で虹色に光って見えてキレイなんだよね。それが100万匹いるんだよ!その後一回もクラゲの海には入ったことがない。ちょっと残念。そうだタイドプールに戻る時こそっと入ればそのなかに大きなボラがいることがあります。すばしっこいからいつも突けないんだ。(この項、酔っぱらって書きました)

<野田浜(ぬたはま・のだはま)>
 さあ最後です。たしかここははじめてシュノーケリングをやったところ。親切な方がゴーグルを貸して下さりコン・ハマ・ドリで潜った最初の地。仕事を終えて飲みながらNHKニュースをつけててたら大島の海開きの話題でTV画面に野田浜にいるハマを観て飲んでた酒を吹き出した、罪作りな野田浜。ここはオールシーズン更衣室・シャワーがあり。トイレも新しくて広くて、大きな駐車場も鋪装されていて島で一番施設が充実しているところ。
 夏は海水浴場だけど、ここもアクセス悪いからかあまり人はいない。左側の岩場がツキンボ・ポイント。魚影は濃くない印象があります。私は正面でカワハギを突いたことがあります。右側にちょっと沖に出ると千葉まで流されると言われているのでここで着替えてケイカイにっていうのがパターン化していて何度も行ってる割りにあまり入らない可哀想な野田浜。ちょっとおセンチになって締めくくりたいと思います。

<碁石浜>
 島の人はあまり、碁石浜で潜りたがらない。なぜなら、昔から死体が流れ着く最後の浜が碁石浜と言われているから。そのことがほんとなのかウソなのかわからないけど野田浜の流れのきつい海流にもっていかれたら千葉に着くか碁石浜というわけ。
 ここの浜はアクセスが悪く、潜りの道具をもって降りるのに一苦労。そして、海の中は単調だけどメジナが多く一度だけツキンボを楽しんだことがあるでも、一度しか行かないのはここである時怪事件があったから。
 それはパジェロに乗った不倫の2人が岸壁の上に車を止め愛し合っていたらあまり夢中になり車のサイドブレーキを引いてないことに気づかず何十メートルの崖の上から車ごと落ちたことがあった。しかし、2人は奇跡的に無事で死ななかったけど。狭い島の中であらゆる風評がたっていた。これは作り話じゃなくてほんとにあった話、昔々のことだけど。なんか、あの高さから二人で落ちたパジェロを想像するとこわくて。(碁石浜の項のみハマちゃん記)



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